財務2級を一発合格する効果的な勉強方法とは!?

こんにちは、財務が一番得意なcoco13世です。

今日は、数ある銀行業務検定の中でも、得手不得意が最も別れる、銀行業務検定(財務2級)について解説していきます。

銀行業務検定の中でも税務2級・法務2級と並び、社内での評価に利用されやすい財務2級。

試験は年2回(6月、10月)で、毎回7,000人以上が受験している、人気資格でもあります。

しかし、ネット上を検索していても、財務2級に関しては勉強法や試験対策の情報が、非常に少ないです。

そんなわけで、僕自身が一発合格した効果的な勉強法を公開します。

なお、財務2級は土台(簿記、会計学、財務3級)の知識がないと、詰む可能性が高いので、どちらも有していない方は、まず財務3級の勉強から始めましょう。(過去問で6割以上は獲得できるようにしておきましょう。)

 

coco13世
この記事では短期間でギリギリ合格ラインを目指す勉強法でなく、中期間(1カ月~1カ月半)で高確率で合格圏内に入る勉強法を紹介するよ。

 

まずは、財務2級がどのような試験なのか、解説していきます。

銀行業務検定「財務2級」とは

 

銀行業務検定試験は主として銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象に、業務の遂行に必要な実務知識や技能・応用力についてその習得程度を測定することを目的とした、どなたにもご受験いただける公開の検定試験です。

現在、法務・財務・税務・外国為替・金融経済・証券・信託実務・法人融資渉外・個人融資渉外・窓口セールス・年金アドバイザー・営業店管理・融資管理・デリバティブ・投資信託・保険販売・金融リスクマネジメント・経営支援アドバイザー・預かり資産アドバイザー・金融商品取引・相続アドバイザー・事業承継アドバイザー・事業性評価等の23系統36種目の試験が実施されており、年間受験応募者数は約29万人を数えるに至っています。

 

財務は23系統の中でもメジャーであり、税務や法務と並ぶ3本柱として、多くの方が受験されます。

この3本柱は三択50問の4級、五択50問の3級、記述10問の2級と別れています。

2級の特徴としては、大半が記述部分であることです。(財務2級は全記述)

そのため4級・3級のように、答えを消去法で絞っていく戦法は取れません。

また、問われる内容の難易度も上がっており、半端な勉強だと太刀打ちはできません。(解答欄が埋めれない!!)

試験概要

 

出題形式 記述式 ―10題
科目構成 財務諸表・財務分析(非財務的要素を含む)
合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定)
試験時間 180分

 

出題割合は、財務諸表5割、財務分析5割です。

法務2級と違い、理論問題と計算問題は知っていないと、解答欄が空白となります。(法務2級の場合、六法持ち込み可のため知識が曖昧でもなんとかなります。)

しかし、解法や理論を正確に暗記すれば、各項目共に満点も、比較的狙いやすい試験でもあります。

また、時間は180分と長く感じますが、見直し時間を考慮すると、1問当たり15分と余裕はほとんどないです。

 

coco13世
この試験では、退室可能時間である試験後60分後に、諦め組が一気に退室して、残りの人の大半は最後まで粘っているよ。

 

合格状況

 

試験実施回 合格率 応募者数 受験者数 合格者数
2019年10月 23.14% 6,683人 5,133人 1,188人
2019年6月 31.75% 7,468人 5,887人 1,869人
2018年10月 25.45% 7,985人 6,133人 1,561人
2018年6月 19.93% 8,432人 6,683人 1,332人
2017年10月 37.17% 8,423人 6,417人 2,385人
2017年6月 31.63% 9,354人 7,521人 2,379人

 

合格率は2~3割程度ですが、かなり変動があります。

これは、問題形式が若干変更となると、対応できない受験生が、多く出てくるからです。

例えば、キャッシュフロー計算書の問題で、一番主となる営業キャッシュフローの問題に関しては完璧でも、ふと投資キャッシュフローの問題になると、一気にお手上げになる受験者が多いことが挙げられます。

また、財務3級と違い応募したにも関わらず、当日受験されない方が、2割程いるのが特徴です。

受験を放棄した2割の中には、おそらく過去問題集をさらりとやってみて、その難しさに心を折られた人も、数多くいるはずです。

 

coco13世
せっかく受験料6,600円も支払うのなら、棄権はせず一発合格を目指そう。

 

実際、さらりと問題集を眺めると、かなり難しく感じますが、ここでお伝えする正しい勉強法で取り組めば、合格点である60点は満たします。

目指す点数ですが、財務2級は合格率の変動が激しいため、合格を確実に狙うなら、80点を目標としましょう。

財務2級のおすすめ教材

 

 

これは必ず購入してください。

これを買わずに受験するのは、初代バイオハザードで例えるなら、ナイフのみでクリアを目指すようなものです。

 

財務2級をいきなり受ける方や、財務3級合格後から間が空いている方は、財務2級の公式テキストより財務3級の過去問をお勧めします。

なぜなら、財務2級と3級の違いは、選択肢か記述かの違いだけであり、出題範囲はほぼ変わりません。

そのため、財務3級の過去問を完全に解けるようになれば、2級でも十分太刀打ちできます。(特に財務分析項目)

 

coco13世
公式テキストでは、各項目において例題の基本・応用問題が用意されているけど、あまり的を得ていないので、短期間で合格を狙う人向けではないよ。それより、その時間を過去問に充てた方が効率的だよ。

 

財務に関しては、インプット教材は、財務2級と3級の問題集の解説文で十分です。

 

買う前に、必ず受験する時期の問題集であるか確認してください!!

財務2級の勉強方法

財務2級の出題の特徴としては、数値を求める(損益分岐点比率等)問題と、説明を求める(財務分析の結果や理論問題等)に別れます。

数値を求める問題は、最終的な答えが合っていれば満点なので、その点は法務2級の記述問題と比較して、採点が分かりやすいです。

説明を求める問題も、財務分析で導いた数値を根拠として説明するため、同じく法務2級のような文章構成力は、求められません。

 

coco13世
財務2級では法務2級や税務2級と違い100点が存在するのは解答がシンプルだからだよ。

 

逆に言えば、理論問題の知識や、計算や分析の解法が曖昧だったりすると、点数は一気に落ちます。

財務2級は、2級科目の中で一番、知っていれば高得点、知らなければ低得点という方式が、成り立つ試験なのです。

合格率が不安定なのも、この方式のせいです。

 

coco13世
財務というと、計算が大半で理数系科目のようなイメージがあるけど、現実は暗記科目だよ。

 

では、ここから具体的な勉強手順を紹介します。

 

勉強手順

 

  1. 財務3級の過去問題集を解き、正確な計算式を身に着け、また曖昧な部分を把握しましょう。
  2. 財務3級の過去問題集の、間違えた問題と、曖昧な問題だけを解きましょう。
  3. 財務2級の過去問題集を、時間は気にせず、直近から解いていきましょう。
  4. 問題集の間違えた箇所のみ、再度見直しましょう。
  5. スピード重視で、財務3級問題集→財務2級問題集の順番で解きましょう。

財務3級の過去問題集を解き、正確な計算式を身に着け、また曖昧な部分を把握しましょう。

財務に関しては、とにかく多くの問題に触れ、一度でも触れた問題に関しては、確実に解けることが理想です。

そのため、まずは財務3級の問題集で、多くの問題に触れて、数値を求める問題に関しては、公式や計算式をしっかり暗記してください。

ここで、基本的な計算式(特に財務分析指標)を、しっかり身につけましょう。

間違えた部分は、なぜ間違えたか(知らなかった、勘違いしていた、失念していた等)、把握しておきましょう。

 

財務3級の過去問題集の、間違えた問題と、曖昧な問題だけを解きましょう。

重複しますが、財務2級では、知っていれば高得点、知らなければ低得点が、非常に顕著な試験なので、この大事なインプット作業を妥協してはいけません。

 

coco13世
選択の中に答えがある3級と違い、2級は消去法では答えは出ないよ。また、出だしの計算式を間違えると、芋づる式で残りの答えまで影響が大きく出るのが、2級の特徴だよ。

 

財務2級の過去問題集を、時間は気にせず、直近から解いていきましょう。

 

ここから、本格的なアウトプットの練習です。

特に理論問題の記述に関しては、模範解答に極力近い書き方を、真似てください。

理想は、そのまま丸暗記です。

1周目に関しては制限時間は設けず、今の自分の力量を試してみてください。(特に計算問題!!)

 

coco13世
1周目は苦戦して当たり前だから、正答率は全く気にしないでね。

 

問題集の間違えた箇所のみ、再度見直しましょう。

 

試験合格の課題は、手順③で解けなかった問題を、如何に理解して解けるようにするかです。

特に、平均点が5点以上の問題はサービス問題なので、絶対解けるように注力しましょう。

逆に、2点未満の問題は奇問なので、大まかに理解する程度で大丈夫です。

手順③で間違えた問題は、付箋を貼り、解けるようになるまで、毎日こなしてください。(スキマ時間に取り組むのも効果的です。)

特に、理論問題や頻繁に出てくる計算式は、条件反射で記述できるようにしましょう。

当日は、1問当たり15分程で解答しないといけないため、基礎問題や頻度の高い問題は、すぐに手が動くようにならないといけません。

手順④あたりからは、勉強のスピードも上がってくるので、勉強計画の見直しも行ってください。

 

coco13世
時間がない場合でも、最低限ここまでやっておけば、それなりに点は得られるはずです。

スピード重視で、財務3級問題集→財務2級問題集の順番で解きましょう。

問題を解くにあたり、本番の練習も兼ねて、実際に記述して解きましょう。

また、手順⑤では制限時間を設け、3級問題は1問1~2分、2級問題は1問15分(見直し時間含む)を、目途としましょう。

手順⑤の狙いは、理解できていなかった問題、判断に迷った問題、ミスした問題の確認です。

特にミス問題は、解けなかった問題と違い、頭の中だけで解くと、表面化されないことがあります。

ここで間違えた問題は、必ず原因を追究してください。

財務2級では、1つの計算ミスによる失点割合が、税務2級より大きいので、ミスを甘くみてはいけません。

同じ個所をミスしているのであれば、癖の可能性もありますので、別紙のメモ張に記載して、試験当日に必ず目を通してください。

勉強時のミスを、本番でも繰り返すのは、愚の骨頂です!

試験に落ちる人ほど、ミスに対する認識が甘いです!!

 

coco13世
本番は、時間との戦いでもあるから、ミスしやすい箇所を、必ず意識しておこう。それと3級と違い、頭の中で描いた解法を、書き出して見直しまでしようと思うと、1問18分はあっという間だよ。

 

財務2級の試験攻略のポイント

ここからは、合格率を少しでも上げるためのテクニックを、紹介します。

サービス問題を取りこぼさない。

財務2級では、10問各10点ですが、各問の難易度はムラがあります。

しかし、財務2級の各問の難易度については、過去問をしっかり取り組めば、設問を見た瞬間に、ある程度判定できます。

まずは最後まで解ける問題を、ミスなく確実に解きましょう。

前述した通り、財務2級では最後の答えが合っていれば、満点が得られやすい試験なので、サービス問題で確実に点数を積み重ねましょう。

 

coco13世
財務2級は、各設問の難易度の落差が激しいので、試験に関する知識と併せて、問題の難易度を見極める力も重要だよ。

 

奇抜な問題が多い問4は後回しにする。

財務2級で、高得点を狙うための鬼門が、「問4」です。

過去の問題を見ていても、ファイナンスリース会計、連結決算の修正仕訳といった、日商簿記2級でもお目にかかれない問題が、出題されています。

そのため問4に関しては、よほど自信がない限り、後回しにしましょう。

試験は60点合格なので、問4が0点でも、他でカバーすれば十分に合格できますし、法務2級と違い、中途半端に挑んでも、出だしの解法を間違えれば、部分点すら期待できません。

試験は180分で10問のため、1問あたり18分の配分となりますが、問4を放棄すれば、1問当たり2分多く確保でき、その2分を見直し時間に充て、ミスをなくした方が、期待値は高まります。

受験の目的は全問解くことでなく、合格することです。

 

分析指標は体系的に覚えておくこと。

昔、研修の際に講師に、

 

2分で20項目の財務指標を記述してください。

 

と言われたことがありました。

そして、20項目記述できた人には、ある共通点がありました。

その共通点とは、各指標を体系的に、記述していたことです。

 

例えば、収益性指標ならば

基本となる「資本利益率」を先頭にして

その代表的指標である

総資本営業利益率(ROA)

総資本経常利益率

自己資本利益率(ROE)

 

更に資本利益率は、売上高○○利益率(○○利益/売上高)×◎◎資本回転率(売上高/◎◎資本)に、分解することができます。

○○には売上総、営業、経常、当期が、当てはまりますし、それに付随して、売上に対する人件費を判定する売上高人件費率なども出てきます。

財務分析で出てくる指標というのは、単独でなく、他の指標と繋がっているのです。

そのため、財務指標は単独で覚えるのでなく、体系的に身に着けておくと、当日の試験でもド忘れや迷うリスクは、減りますし、分析の記述解答においても、理にかなった文章が構成できます。

 

余談ですが、ここで挙げた「資本利益率」は、財務指標の中でも、極めて重要な指標であり、実務でも使い勝手が良いです。

理由は、この指標はBS項目の資本とPL項目の利益で構成させているため、1つの指標で決算書全体の判定ができるからです

「資本利益率」が、業界の黒字指標を下回っていれば、保有資産に対して売上が出ていない(BSの問題)、売上に対して必要以上の経費が発生していること(PLの問題)が想定されます。

保有資産に対して、売上が出ていないことは、回転率の指標で分かります。

売上に対して、必要以上の経費が発生していることは、売上高○○利益率の指標で分かります。

 

coco13世
資本利益率は、投下資本(設備機械等)が必要となる製造業は低く、逆に投下資本があまり多くない、小売りや飲食業などでは、高くなる傾向があるよ。

 

財務3級の問題集も注力しておくこと。

財務2級のテキストを利用しない場合は、3級の過去問と、しっかり向き合いましょう。

なぜなら、財務2級の過去問題5回のうち、1回程度の出題頻度の問題に関しては、財務2級の過去問だけでは、取りこぼす可能性があるからです。

しかし、財務3級では、毎回50問と数多く出題されるため、2級過去問の取りこぼし項目も、十分カバーできます。

そのため、試験当日に、2級の過去問で全く出題されていなかった項目が出題されても、基本問題であれば、十分に太刀打ちできます。

 

coco13世
財務2級の問題集で、過去5回の出題項目を見てみると、過去5回のうち1回しか出題されていない項目が、意外に多いことが分かるよ。

 

財務2級の勉強法まとめ

銀行業務検定においては、「問題集3周」することが合格への最短ルートであると言われていますが、財務2級において確実に合格圏に入るためには、「2級問題集と3級問題集」の組み合わせが効果的です。

ネット上では、2級問題集だけで十分という声もありますが、確実に合格圏内に入るためには懸念が残ります。

財務2級は年2回受験できますが、受験料が高いうえに、合格率の変動が激しいため、一発合格を狙うなら、合格率20%弱の試験難易度を想定しなければいけません。

また、銀行業務検定2級は実務で活かす意味合いよりも、社内での評価に利用されやすい意味合いの方が特に強い試験であることから、とにかく「合格」することが重要な試験です。(金融機関の人事の昇進昇格の条件の1つに銀行業務検定の取得が取りこまれています。特に2級は利用されやすいです。)

せっかく貴重なお金と時間を費やすなら、ここでお伝えした効果的な勉強法を参考にして「一発合格」を目指してください。

 

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