目指せ独学一発合格!FP2級の効果的な勉強方法とは!?




こんにちは、FP3級を無視していきなりFP2級に挑み一発合格したcoco13世です。

今日は年間12万人以上が応募する人気の国家資格「FP技能士2級」を独学で一発合格を目指す勉強法について語りたいと思います。

FP2級はFP1級とは違い、ネットの情報量や取扱教材数が非常に多いことから戸惑う方も多いと思います。

また受験料や教材費もそれなりに掛かるうえに、勤務先や家族からプレッシャーをかけられている話も良く聞きます。

そんなわけで、これから受験を考えている人、実際に勉強してる人、リベンジする人へ少しでも役立つ情報を提供していきます。

FP2級は範囲も広く簡単な試験ではないですが、的を得た勉強法を行えばFP3級未受験でも独学で一発合格を十分に狙える試験です。

FP2級の受験資格

FP2級は誰でも気軽に受けられる試験ではないです。受けるためには・・・・

①FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
②3級技能検定の合格者
③厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で実務経験1年以上厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
④日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者

①~④のどれかに該当することが条件となります。

ここでいう「実務」の範囲は広く金融機関の人間はもちろん、会計事務所や一般事業会社の金融、財務、経理担当者も含まれていますが、心配であれば電話で確認しましょう。

金融業界の方であればFP2級が1つの目標となりますので、FP3級に受験料や教材費を払うぐらいなら、2年間の実務経験を得た後にいきなりFP2級を受験した方が良いです。

また、その2年の間に「銀行業務検定税務3級」を勉強しておくとFP2級の勉強が捗ります。なぜならFP試験の4割程は税金が占めているからです。

タックスプラニングはもちろん、相続・贈与の税法、不動産の譲渡・特例、金融商品種別ごとの税制、保険や年金における税制など、どの分野でも「税」は出現するよ。

法改正後の受験を予定している方で近くに大きな本屋がある方は是非試験前に銀行業務検定税務3級のテキストの税制改正部分を読んでおきましょう。改正部分が分かりやすく記載されています。

難易度

おそらく受験者が最初に気にするのが、この難易度だと思います。

まずは最近の合格率を見てみましょう。

学科

FP技能士2級(金融財政事情研究会)

試験実施回 合格率 応募者数 受験者数 合格者数
2019年9月 20.97% 41,547人 31,371人 6,580人
2019年5月 20.88% 38,363人 28,241人 5,898人
2019年1月 31.11% 48,659人 36,174人 11,254人
2018年9月 21.45% 41,635人 31,808人 6,825人
2018年5月 28.24% 41,352人 31,074人 8,778人
2018年1月 28.53% 53,216人 39,614人 11,304人

合格率は20~30%程ですが、忘れていけないことが、その中にはリベンジ組や社労士・税理士といった専門職も混入していることです。

リベンジ組であれば前回の反省を活かし試験に臨んでくる方が多いです。

専門職であれば、その分野は満点を狙ってくるうえに、専門資格の試験勉強も経験しているため試験勉強慣れもしています。

このように書くと、かなり不安になりますが良い話もあります。

下記表のAFPの合格率の推移です。

AFP(日本FP協会)

試験実施回 合格率 応募者数 受験者数 合格者数
2019年9月 43.42% 25,806人 20,935人 9,090人
2019年5月 40.17% 23,428人 18,097人 7,269人
2019年1月 48.26% 28,564人 22,076人 10,654人
2018年9月 39.47% 24,177人 19,118人 7,545人
2018年5月 42.93% 22,195人 17,410人 7,474人
2018年1月 45.63% 27,082人 20,826人 9,502人

ここで着目してもらいたいのはFP技能士2級とAFPの学科試験は同一にも関わらずAFP合格率は高いことです。

日本FP協会経由でこの学科試験を申込みする場合は事前講習が必要となります。

また、きんざい(金融財政事情研究会)のFP技能士と違い、AFP・CFPは定期的に更新も義務づけされています。

そのためFP2級受験者よりAFP受験者の方が意欲が高い方が多いため、同じ試験にも関わらず合格率に差が出るのです。

それ以外にもFP技能士2級試験の場合は、自分の意志とは裏腹に勤務先からの圧力によって半強制的に応募させられている方が多いことも合格率低下の一因に挙げられます。

AFP受験者の合格率は40%程と高く、このデータから分かることは、効果的な勉強法と教材選びをすれば実技より難しい言われる学科試験でも独学一発合格は十分に狙えることです。

ちなみに2019年9月のきんざい主催の合格率は20%程と低いですが、日本FP協会主催の合格率を考慮すれば総合で29.96%となります。

実技

実技<個人資産相談業務>

試験実施回 合格率 応募者数 受験者数 合格者数
2019年9月 31.72% 22,156人 16,718人 5,304人
2019年5月 25.77% 22,000人 16,453人 4,241人
2019年1月 36.93% 28,392人 21,238人 7,844人
2018年9月 20.47% 23,152人 17,653人 3,614人
2018年5月 23.87% 21,645人 16,282人 3,887人
2018年1月 31.72% 26,689人 19,479人 6,180人

実技試験は学科試験と違い、きんざいと日本FP協会では試験は全く異なります。

また、きんざい実技試験においても試験は下記の通り4つ用意されていますが、ここでは定番の「個人資産相談業務」を基に説明します。

個人資産相談業務

中小事業主資産相談業務

生保顧客資産相談業務

損保顧客資産相談業務

巷では簡単と言われている実技試験ですが、合格率は30%を下回ることもあります。

また学科より実技の方が簡単と言われいますが、試験時期によっては学科合格率を下回っています。

しかしながら、実技試験は出題形式が安定していることから学科試験を十分に合格できる知識を有していれば実技試験はそこまで不安になることはありません。

毎回思うのが応募者数の20%超が試験放棄していることかな。応募期限から試験まで2カ月弱あり、その期間で一発合格は十分に狙える試験なので諦めずに頑張りましょう。

学科傾向

学科は2時間で四答択一式60問のマークシート形式です。

1問当たり2分で解く必要がありますが、時間が足りなくなる試験ではありません。

学科が難しいと感じる主な要因は、とにかく範囲が広いことや時事問題も出題されることです。

そのため、のめり込んで勉強してしまうと時間が足りなくなります。

FP2級はしっかり勉強すれば学科でも9割(54/60問)まではたどり着けますが、これ以上を狙うとなると膨大な勉強が求められるよ。

しかしながら過去問の類似問題も多いことから、対策としては一つ一つの知識を正確に覚え、一度でも解いたことのある問題は確実に解けるようにしておくことが重要です。

実技傾向(個人資産相談業務)

実技は1時間半で大問5つ(社会保障・金融商品・税金・不動産・相続)です。

1問当たり18分ですが、見直し時間を考慮すると時間に余裕がないため、問題を見てすぐに正しい解法を導けるかが決め手となります。

こちらは学科以上に過去問が効果的です。

なぜなら過去問と似た形式の問題が出題される傾向が非常に高いからです。

また穴埋め問題も出題されますが、こちらも学科勉強時に正確な知識を身に着けておけば、それなりに対応できます。

むしろ、実技試験で失点しやすいのがケアレスミスによる芋づる式減点です。

実技試験は問題が繋がっているため序盤で計算ミスすると終盤の回答にまで影響します。解法が正解でも計算ミスで点数を取りこぼすのはあまりにもったいないです。

そのため実技試験対策としては、形式に慣れること正確な知識を身に着けることに加えて計算問題に慣れておく必要があります。

実技は計算問題が多いから、勉強過程で計算問題を捨てた受験者にとっては学科よりハードルは高くなるよ。

おすすめ教材

教材は本屋にたくさん置かれていますが、購入するのはテキスト1冊と問題集1冊で十分です。

テキスト

問題集や過去問の解説だけでは、内容を体系的に理解するのが難しいためインプットとしてテキストは必須です。

総合的に見て、これを一番お勧めします。

利点は図や表やイラストの割合が多く頭に入りやすいことです。年金やデリバティブ、不動産譲渡の特例など複雑な内容を抱えるFP2級では分かりやすさは重要です。

欠点は各問題の重要度が分かりにくいことや、やや内容が薄いことです。そのため問題集の解説等で補う必要はあります。また独特のフォントで書かれているため人によっては集中できないかもしれません。

上記テキストが肌に合わない方は、きんざい出版のテキストがお勧めです。

利点は試験主催者であるきんざいが出版していることです。そのため試験内容がかなり網羅されています。また各問題の重要度も記載されているため、優先的に覚えることが分かります。

欠点は内容があまりかみ砕いて書かれていないことから、何も分らないところからスタートする分野だと戸惑うことや別の本やネットで調べる必要も出てくることです。そのため1の知識を2にするには最適かもしれませんが、0の知識を1にするには苦戦を強いられる場面が出てきます。

問題集

FP2級の問題集は多く取り扱われていますが、大半(きんざい含む)は過去問を精選した問題集です。

そのため問題集選びで重視するのが質(解説がしっかりしている)と、量(多くの問題が記載)が充実していることです。

総合的に見て、これを一番お勧めします。

利点は解説が非常に充実していること問題数が多いことです。FP2級合格のうえで欠かせないことが問題をひたすら解くというアウトプットです。そのアウトプットで困るのが、なぜこの問題のこの選択が合っている(間違っている)のか分らないことです。この問題集では各問題の正誤に関して個別解説があるためテキストで網羅されていない部分についても十分に補うことができます。

欠点は解説の大半が文章であるため、物事を体系的に理解するには、やや不向きな点です。そのため体系的に理解できていない問題に関してはテキストで補う必要が出てきます。

問題数は360問以上あるので完璧にやっておけば、当日にこの問題集から1割しか出題されなくても合格点に達するよ。

続いてお勧めなのがテキスト同様に滝澤ななみさんの問題集です。

利点は解説が表やイラスト形式になっているので分かりやすいことです。また、きんざいの問題集と比較して解説は丁寧に書かれています。

欠点は解説の表などがテキストと同じ点が多いことです。そのため本来ならばテキストで網羅できなかった部分を問題集が補うのですが、テキストと問題集を滝澤ななみさんで揃えてしまうと、その役割は半減します。(きんざいテキスト+本問題集であれば相乗効果を発揮できます。)

きんざいの問題集(学科・実技)について

ネット上ではきんざいの問題集がお勧めされていますが、個人的には優先順位は低いです。

きんざいの問題集(学科)も他の問題集と同様に過去問から精選された問題が記載されているだけで、解説面でやや物足りないです。(択一問題においては個別に合ってる理由や間違っている理由が記載されていない場合が多い)

また実技問題集については結論から述べるとFP1級を目指している方時間に相当余裕がある方試験合格よりFPの知識を網羅することが狙いである方以外は購入する必要はありません。

なぜなら、この実技問題集は1つの分野に対して多くの問題が記載されているのに対し、本試験ではある程度出題形式が定まっているからです。

そのため、この実技問題集を取組むぐらいなら形式に慣れるために過去問の実技試験を反復することや学科問題集の反復やテキストの熟読などで正確な知識を身に着ける方が断然に時間対効果が良いです。

実技試験は形式慣れしておくことと、学科の勉強の延長線で合格ライン(6割)に十分達します。

勉強法

勉強法およびスケジュールとしては下記の通りとなります。

①計画を練る

②テキストを読み(インプット)、問題を解く(アウトプット)

③勉強した分野ごとに再度テキストを読む

④1分野ごとに問題(学科と実技)を解く

⑤間違えた問題、曖昧な問題のみ解く

⑥問題集(実技問題含む)を反復

⑦過去問直近6回分に目を通す

①計画を練る

まずは試験日から逆算して勉強時間の計画を練りましょう。

勉強時間は各受験者のこれまでの知識がかなり影響するので、一概に言えませんが、土台が何もなければ200時間は確保しておきたいところです。

時間の見当がつかなければ、1分野を一通り勉強してみると時間の感覚がつかめます。

FPは6分野ありますが、順番を気にする必要はありません。興味のある・専門知識はある分野からどんどん進めていきましょう。

また実技試験で最も受験者数が多い「個人資産相談業務」を選択するのであれば保険分野は出題されないので、後回しで良いです。

FP2級は範囲が広いから勉強時間を調整できるなら短期集中がお勧めだよ。幅広い知識を長期間キープは大変だからね。

②テキストを読み(インプット)、問題を解く(アウトプット)

一番時間が掛かるのが②です。

ただし時間をあまりに掛けすぎると③以降の勉強が疎かになるうえに6分野を1周して最初の分野に戻ったときの忘却率が高まるリスクがあるので、あまり没頭してはいけません。

FP2級の勉強失敗例が②に時間を割きすぎて④以降に時間が確保できないことです。

時間配分の目安としては全勉強時間の50%に収まるようにするとよいでしょう。

具体的な勉強法としては、少しテキストを読んだら(インプット)、すぐに該当を問題を解く(アウトプット)ことです。

そして、このインプットとアウトプットは極力同日に行ってください。1日経つとせっかくインプットしても一部が失われます。

例えば不動産分野なら譲渡の税制(買換え、交換等)をテキストで熟読したら、すぐに問題に取り掛かってください。解けなければテキストを見ても大丈夫です。

この勉強法を行う利点としては下記の3つが挙げられます。

①テキストで記載されてることが、どのような形式で出題されるのか早い段階で知れる

②インプットしたつもりが実はできていなかった部分が判明する

③テキスト熟読では点であった知識が、問題を解くことにより点と点が線で結びつき理解度が高まる

例えば相続時精算課税制度について、受贈者は「20歳以上の子」と暗記するだけでは失点する可能性が高いです。

なぜなら試験では、年齢がいくつかよりいつ時点で20歳なのか問われる可能性の方が高いです。他にも代襲相続人である場合は適用されるのか問われることもあります。

そのため正しくは「贈与を受けた年の1月1日において20歳以上の子である推定相続人(代襲相続人及び孫を含む)」と覚える必要があります。

しかしながらテキストを読んでいるだけでは、そこまで正確に覚えきれていない可能性が高いですが、問題集を解くことによって「この内容については細かく覚える必要があるのだ」と認識できます。

また再度テキストを読んだときに「この部分の知識が不足していたから問題が解けなかった」と反省することもできます。

テキスト熟読だけで物事を正確に覚えるのは意外と難しいことだよ。

③勉強した分野ごとに再度テキストに目を通す

6分野を順に勉強していくと最後の分野が終わった頃には、最初に勉強した分野の何割かは忘れています。

そのため、テキストや問題集を見て当時の記憶を少しでも取り戻しましょう。

勉強時間としては、あまり時間を割かず1分野を1~3時間程度で構いません。

通勤途中や休憩などのスキマ時間で取組しても大丈夫です。

④1分野ごとに問題(学科と実技)を解く

ここからはアウトプット主体の勉強となります。

1分野ごと解き終わったら、分からなかった点はもちろん、曖昧な点についてもしっかりテキストで確認しておきましょう。

また実技問題にも触れることで問題を体系的に解くことにも慣れていきましょう。

例えば問5の相続税に関する問題において学科では各段階について個別で問われますが、実技では各相続財産(第一段階)から個別の相続税(第三段階)まで問われるため、各段階の流れをしっかり理解していないと解けません。(問1の年金問題も同様です。)

ここで気をつけておきたいのが曖昧な点やケアレスミス問題です。

A:以上なのか超なのか、○○から○○年(例:土地建物の分離長期譲渡は、譲渡の年の1月1日において所有期間5年

B:計算漏れ(例:贈与計算時の基礎控除110万の計算漏れ)

C:似た語句(総所得と課税所得、内部通算と損益通算、所得控除と税額控除)

D:控除や減額等の計算時期(例:一時所得や長期譲渡所得は損益通算に1/2)

E:小数点は切り捨てから切り上げか四捨五入か(特に計算過程で発生した場合)

F:単位は円、百円、千円、万円のどれか

Aの場合、単純に「土地建物は5年経ったら長期分離譲渡所得となる」と覚えてしまうと、誤った解答に誘導されます。

FP2級の試験は知識を正確に取得しているか試される試験でもあるため、これらの一歩踏み込んだ問題は学科も実技も一定数出題されています。

また午後のミスとして多いのが上記のE・Fです。

ミス対策のためにも実技問題の計算問題は正しい解法が思い浮かぶ状態でも、必ず計算過程を全て紙に書いて解くようにしましょう。

実技問題の計算ミスは継続練習すれば防ぐことはできます。

ミスした問題も全く解けない問題も配点は変わりません。

せっかく苦労して勉強した内容をミスで取りこぼすのは愚の骨頂です。

間違えた問題、曖昧な問題のみ解く

FP2級では過去問からの出題率が非常に高いため、試験当日に問題集の類似問題が出たら確実に得点できるようにしておく必要があります。

また問題集に掲載されている問題は過去問の中から精選された問題であり、奇問は含まれていないので、間違えた問題は放置しないで、1つ1つ理解・知識習得していきましょう。

問題集(実技問題含む)を反復

⑦を見越したうえで時間の許す限り、問題を解いていきましょう。

納得のできない問題や計算が理解できない問題は最後の手段として丸暗記しても良いです

なお試験本番では学科は2時間、実技1時間半と長時間に渡るため、集中力も養っておく必要があります。

したがって、問題集を解くときは最低1時間半は休憩なして解き続けてください。理想は1分野(学科および実技)を全て解き終わって答え合わせが終えたら休憩タイムです。

過去問直近6回分に目を通す

⑦は見落としがちですが、FP2級は過去問からの頻度が高いことから過去問直近6回分は是非取組しておきましょう。(法改正から間もない問題は問題集だけでは補填できません。)

時間に余裕がない方は実技試験だけでも取組しておきましょう。(新たな知識を得ることよりも実技の出題形式に少しでも耐性を身に着けるためです。)

FP2級過去問道場はこちらへ

過去問だけでは心配な方は本屋で予想問題集に目を通しておくと良いでしょう。

終わりに

FP2級は金融機関に従事する方にとっては登竜門となる試験ですが、ここで紹介した効果的な勉強をすれば独学でもFP3級未受験でも十分合格できる試験です。

FPは法改正に影響しやすい試験であり、合格に長引くと教材を再度揃える必要も出てくるうえに、きんざいに毎回受験料を納めるのも癪なので、ここで紹介した勉強法を参考にして一発で学科と実技を合格してくれたら幸いです。

長文ながら最後まで読んでいただきありがとうございました。




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