こんにちは、夏より冬が好きなcoco13世です。
以前、嵐山でトロッコに乗って景色を見ていたときに、印象的だった光景がありました。
それはトロッコから見える「保津川を下る舟」です。
舟の乗客はテンションが高く、電車に乗っている我々にも手を振ってきます。
いつか乗ってみたい反面・・・
夏は暑くて行く気が失せる
花見と紅葉の時期は混雑しているから行く気が失せる!
冬は営業していない!?
そんな思い込みでしたが、HPを見てみると・・・、
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L2″ icon=”hukidashi/face.png” name=””]冬も運行しているじゃん!![/speech_bubble]
一方・・・、
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L2″ icon=”hukidashi/face.png” name=””]寒いし、濡れるのでは?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L2″ icon=”hukidashi/face.png” name=””]師走の年末連休は混雑しているのかな?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L2″ icon=”hukidashi/face.png” name=””]揺れ具合はどうかな?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L2″ icon=”hukidashi/face.png” name=””]乗船時間が1時間半~2時間って退屈じゃない!?[/speech_bubble]
そんな不安もありました。
しかしながら師走の最終営業日に、持ち前の行動力を活かし、下品な友人2人を巻き込み、京都まで車で向かい、冬シーズンの保津川下りを体験してきました。
その中で役立った情報を公開していきます。
保津川乗船場へのアクセス(1年共通)
乗船場までの主なアクセス方法は、以下の3つとなります。
- 車
- 嵯峨野トロッコ
- JR山陰本線
僕自身は、保津川乗船場まで車で行き、帰路は電車でしたので、そのルートを紹介します。
車をどこに停めるのか
車の場合は、駐車料金の心配や、川下りを往路か帰路にするか、選択が求められます。
結論から述べると、乗船場まで車で行き、電車を帰る方法がオススメです。
理由は、乗船場の駐車料金が終日無料であること。
そのため嵐山の有料駐車場に車を停めて、電車(トロッコまたはJR)で乗船場より向かうより、乗船場に車を停めて、帰路を電車にした方が安く済みます。
また気になる駐車台数も、80台と余裕があります。
橋の手前右側が第一駐車場、奥が第二駐車場。
年末連休初日の朝9時20分ぐらいに、乗船場に到着。
道中の高速道路も、京都縦貫自動車道「篠IC」を降りた後も空いていました。
早かったせいか施設内には、関係者以外の人は、ほとんどいませんでした。
駐車場もガラガラでしたね。
施設2階入り口の前方左手に、受付があります。
一応売店はありますが、コンビニの方が品揃えは良いです。
出航時間まで、付近をうろついて良いと言われましたが、近くには何もないので覚悟しましょう(^^)/
外で保津川を見るぐらいしか、やることがありません!
電車の乗り降り場所
帰路は嵐山から電車です。
JRもトロッコも、駅は一緒の位置にあります。
トロッコは何度か乗ったことがあったので、今回は時間節約と暖かさを優先してJRを選択。
トロッコだと終点まで25分かかるところ、JRだと僅か9分。
料金もトロッコ630円に対し、JRは200円と割安です。
ただしJRは、早さと引き換えに、大半はトンネルであることから、景色は諦めた方が良い!
これ、今回の旅行で新たに発見したこと(^^)v
JR亀岡駅から乗船場まで、徒歩で10分程度です。
JR亀岡駅北口から一本道なので、迷うことはないです。
駅構内にも、北口までのナビがあるので安心です。
また駅ロータリーは広いので、歩くのが大変と思われる方は、運転手が車を取りに行って、迎えに戻る選択肢も取れます。
トロッコ利用時の注意点
往路や帰路に、トロッコを検討されている方は、以下のことに注意してください。
- 水曜日は原則運休
- 便は1時間に1本
- 駅から乗船場は遠い
①水曜日は原則運休
平日に企画している方は注意しましょう。
例外的に、夏休みや花見や紅葉時期などのハイシーズンは、水曜日も運行しています。
またハイシーズンは、水曜日も営業している他に、臨時便も用意されます。
②便は1時間に1本
原則は朝9時台~16時台で、1時間に1本です。
始発のトロッコで乗船場に向かい、10時の便に乗ると、お昼に(嵯峨)嵐山に着くので、計画が立てやすいです。
運休日や便については、HPを参照してください。
③駅から乗船場は遠い
トロッコ亀岡駅から乗船場までは、徒歩ルートで2.5㌔程ありますので、歩くのはちょっと大変です。
しかしながら乗船場までは、以下の通り、様々な交通集団が用意されていますので、時間や料金と相談しましょう。
僕らが舟に乗っていた時は、馬車を1組見ました。
タクシー
時間は10分程度、距離は3㌔程となります。
JR
JR馬堀駅まで距離は500m程、JR馬堀駅から亀岡駅まで時間は3分、料金は150円です。
亀岡駅からの徒歩時間を加味すると、最も時間が掛かります。
バス
京阪京都交通が、駅から乗船場までの連結バスを出しています。
連結バスのため、バス出発時刻はトロッコ亀岡駅の到着時間から、10分後となっています。
時間は10分程度、料金はクーポン付で330円です。
なおクーポン付チケットは、トロッコ嵯峨駅かトロッコ嵐山駅の窓口で、事前に購入しておく必要があります。
詳しい内容はHPで確認しておきましょう。
馬車
最も趣のある乗り物です。
こちらもバス同様に、トロッコ電車と乗船の連結の役割を果たしています。
時間は25分程度、料金は1,200円です。
詳しい内容は、HPで確認しておきましょう。
冬の保津川下りの特徴
ここからは、冬ならではの特徴について、注意点と体験を中心に述べていきます。
①舟仕様が変化する
ちょっと見にくいですが、上記写真は冬以外の保津川下りの舟仕様です。
さすがにこの仕様で川下りは、風邪をひきます!
そんなわけで、冬仕様が用意されています。
船内はストーブで事前に暖めてくれます。
写真のように、アクリル板の窓とビニール屋根が、風・冷気・水しぶきから守ってくれます。
靴を脱いで、赤い絨毯に横3人並んで座る形式です。
靴は預かってくれるので、スペースを取るブーツなどでも問題ありません。
僕たちは3人グループだったのか、
一番乗りだったのか、
僕の日頃の行いが素晴らしかったのか、
一番前の席に座ることができました(^^)/
船酔いと濡れることを防ぐため、真ん中に座りました。
しかし、揺れや乗り物酔いの心配は、特に大丈夫でした。
HPでは、妊婦や小さい子どもも、自己責任でOKと謳っています。
実際に年少未満の親子ずれも見かけました。
また前列に座る場合、正面からの水しぶきで、濡れることは想定しておく必要があります。
なぜなら、横はアクリル板の窓があるのに対し、正面は何もありません。
したがって流れが急なところだと、正面から水が飛んできます。
心配であれば、バスタオルと替えの靴下があると良いと思います。
嵐山付近に近づくと、乗客の同意の元、下の写真のように、屋根を取って立ち見となります(^^)/
ただビニール屋根がなくなると、外気と気温が同じになるので、アウターは欠かせません。
ここで改めて、アクリル板の窓とビニール屋根が、寒さから守ってくれていたことを実感します!
この日の天気は晴れのち曇り、最低気温3度、最高気温9度の午前中でした。
しかし船内は暖かく、カイロや手袋は不要でした。
余談ですが、上記写真のように、アクリル板の中にしか人が乗れないことから、冬仕様の舟は定員16名と、それ以外と比較して2/3となります。(冬以外は定員24名)
意外と寒くない(普段と同じ防寒具で良し)
もしもに備え、多少の濡れの準備はしておく
定員はやや少ない
②舟の便は少なくなる
舟の時刻表は、時期によって大きく3つに分かれます。
3月10日~11月30日(通常)
月〜金 | 9:00 | 10:00 | 11:00 | 12:00 | 13:00 | 14:00 | 15:30 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
土・日・祝日 | 不定期運行 ※15:30 最終船 |
12月1日~12月8日(紅葉)
月〜金 | 9:00 | 10:00 | 11:00 | 12:00 | 13:00 | 14:30 |
---|---|---|---|---|---|---|
土・日・祝日 | 不定期運行 *14:30最終船 |
12月9日~3月9日(冬)
定期時間 | 10:00 | 11:30 | 13:00 | 14:30 |
---|
冬は少ないのが、一目瞭然です!
川下りの所要時間は1時間半~2時間です。
そのため11月下旬だと、最終便で嵐山に着くころには暗くなるでしょう。
また船頭さん曰く、ハイシーズンの土日は、朝から船員総出で受け入れるみたいです。
そのため予約なしの場合は、トロッコの始発組が到着する、10時より前に向かった方が良いみたいです!
混雑していると、昼には船頭さんたちが、出払ってしまうみたいです(>_<)
なお混雑状況ですが、桜や紅葉の時期以外は、予約なしでも問題ないとの回答。
年末だったので、朝の便に本当に乗れるのか心配でしたが、冬は混雑しないとの回答。
結論は、ハイシーズン以外は大丈夫(^^)
具体的な情報は公式HPで確認しておきましょう。
③1・2月はトロッコ運休
保津川下りは、1月・2月も営業しています。
しかし、トロッコは完全に運休です!
そのため車で向かう場合、往路または帰路はJRとなります。
舟からの景色の1つとして、トロッコ電車も入ります!
したがって、トロッコ電車を舟から見れないのは、ややもったいない感じはあります。
人生初の保津川下りを経てわかったこと
①船頭のトークが抜群
船員さんは3人おり、2人は前方と後方で、舟の進路を確保します。
残り1人が乗客と対面となり、オールで漕ぎながら、景色の説明をしてくれます。
景色の説明以外にも、全然関係ない話や冗談めいた話も多く、積極的に笑いを取ってきます。
ツッコミも、なかなか強烈です!
そのため、運行時間1時間半~2時間の川下りも、退屈しませんでした。
途中交代した船頭さんは、特にトーク力に優れ、冗談めいた話を、英語や中国語でも披露していました。
船内には中国人のグループと欧米人のグループも混ざっていました。
②あまり揺れない
前日の朝に雨が降ったのですが、あまり揺れませんでした。
船内では、真ん中席だと掴まる物がないので、あまる揺れても困りますが・・・
しかし過信は禁物です。
揺れる場所は、事前に船頭さんから告知があります。
告知があると皆、スマホで写真やムービーを撮っていました。
③飲食は持ち込みOK
結論から言うと、カッパえびせんやカントリーマァムを持ち込んで正解でした(^^♪
小腹は空きます。
揺れで食べにくいとかは、感じなかったです。
匂いがないものであれば、食べていても周りに迷惑は掛かりません。
和のお菓子を持参すると、趣が出ると思います。
当たり前ですが、運行中はトイレに行けないので、飲み物の過剰摂取には注意しましょう。
④サービスタイムがある
船頭さんとのトークの中で、
今日の船員は僕たち3人と、一番前に座っている友人
そう冗談で言われていたのですが、嵐山付近に近づくと、
なんと友人が、本当にオール漕ぎを任されます(゚∀゚)
突然の指名にびっくりする友人に対し、
最初に言ったよね。90分間何を見てきたのだ!
厳しいツッコミがきました!!
漕ぐコツはあるみたいで、最初は友人が漕ぐ舟の速度は、並行して泳ぐ子カモより遅い速度でした。
しかしコツをつかんだ後半は、親カモよりやや速くなりました(^^♪
また友人の他に、立候補制で若い女の子と男の子が体験していました。
若い女の子の時は、おっさんの友人と違い、船員が後ろに付き添って、しっかり教えていました(^^)
他にも、嵐山付近で、カモに餌をあげる機会もありました。
したがって、何か食べ物を用意しておくと、カモが寄ってきて、カモにも乗客にも人気になれます。
僕たちは、持ち込みのカントリーマァムで、人気になりました(^^)v
おわりに
川下りと聞くと夏のイメージがありますが、冬でも十分に楽しめることが証明できました。
また保津川下りは、日本だけでなく世界的にも知名度が高く、外国旅行者にも人気があります。
ハイシーズン以外は、事前予約なしでも乗船できることも、船員情報から判明しました。
嵐山に寄るときは、選択肢の1つとして、世界的に人気な「保津川下り」を、是非体験してみてください。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。