詰むRPGとして有名なのがロマサガ2。
RPGの王道とも言えるドラクエシリーズで強いボスと遭遇したらどうするか?
真っ先に思い浮かぶのが、レベル(熟練度)上げではないだろうか?
続いて装備の購入で、数値の高いものを優先的に装備していけば、よほどの強敵でない限り撃破できるだろう。
ロマサガ2で強敵と遭遇したとき、ドラクエのような戦略を取ることは詰むリスクを抱え込みます。
そう、ロマサガ2においては、一般のRPGと同じような感じでプレイすると、落とし穴に落ちて出られなく(詰む)なるのです。
本記事ではロマサガ2でよくある7つの失敗をお伝えします。
ロマサガ2失敗①:逃げるコマンド連発
逃げはドラクエより逃げるリスクが少ないFFプレイヤーに多いのではないだろうか?
ロマサガ2はシンボルエンカウントのため、雑魚敵との戦闘は意図的にある程度は避けられるが、それでも数が多いので、接触してしまい戦闘になることはよくあります。
しかし、ロマサガ2では皇帝が行動不能でない限り、100%逃げることができるため、ついつい甘えて逃げ続けてしまう。
ここに大きな落とし穴が潜んでいるのです。
フリーシナリオであるロマサガ2は、普通のRPGと違い「戦闘回数」によって雑魚敵の強さが変わってくるからです。
勘違いしてはいけないのが『戦闘回数=勝利回数』ではないことです。
もう、お分かりですよね。
雑魚敵で逃げれば逃げるほど、戦闘回数が増えて雑魚敵が強くなっていくのです。
ドラクエ3で例えるなら、アリアハンでスライムや一角ウサギとの戦闘を逃げてるうちに、敵がさまよう鎧やホイミスライムに変わっていく感じね。
さらに戦闘を逃げ続けると、雑魚敵がやまたのおろち級に変わっていく恐ろしい現象が発生するよ。
- 雑魚敵が強い
- 手ごわいから逃げる
- さらに雑魚敵強くなる
- 勝てないから逃げる選択しかない
- 詰む
この地獄ループに気を付けましょう。
ロマサガ2失敗②:安易なレベル上げ
ロマサガ2のボスは強敵揃いです。
そんな強敵をねじ伏せるために、一般のRPGで真っ先に思い浮かぶのがレベル上げですが、ロマサガ2で安易なレベル上げは自殺行為です。
注意しないといけないのが、普段の雑魚敵との戦闘を一切逃げずにプレイしていても、装備や技が軟弱であれば徐々に太刀打ちできなくなること。
前述した通り、ロマサガ2では戦闘回数に比例して雑魚敵が強くなるからです。
ドラクエ3に例えるなら、レベルは30だけど装備が銅の剣と皮の鎧。回復呪文はホイミしか覚えていない状態でバラモスに挑むようなものだよ。
まあ、ある意味では勇者だね。
ロマサガ2では戦闘を重ねれば、技・術スキル、HPは上がりますが、それだけでは雑魚敵との戦力差は開く一方です。
装備、強力な技・術、陣形も増やしていかないと、詰むリスクが上がっていきます。
ロマサガ2でボス撃破のポイントは、ステータス上げでなく陣形やキャラ構成、敵の攻撃に適応した術や防具といった、戦略の部分が大きいのです。
ステータスアップを目的とした戦闘は終盤まで我慢しましょう。
ロマサガ2失敗③:武具開発を均等に行う
ロマサガ2では一般のRPGのように、武器や防具はイベントを進行しても強くなりません。
武具はお金を掛けて開発をしていくことで、3段階で強くなっていきます。
ドラクエ3で例えると以下の通り。
- 皮の鎧(初期)
- 鉄の鎧(1段階)
- 鋼の鎧(2段階)
- ドラゴンメイル(3段階)
当然ながら、段階が上がるごとに開発費用も高くなります。
また、一度開発したら次世代までは開発が行えません。
そして、開発で陥りやすのが、少数の武具に特化せず、15種類あるすべての武具を均等に開発していく行為です。
ロマサガ2においては、雑魚戦は敵・味方、どちらも高火力戦を前提としているため、均等に開発していると攻撃面では中盤辺りから火力不足に陥ります。
防具においても、中盤辺りから中途半端な装備だと即死はごく日常です。
ドラクエ3で例えるなら、全敵キャラ中最強の攻撃力を持つバラモスゾンビに、鋼の鎧クラスで挑むようなスリル満点の戦いになるよ。
ロマサガ2では真面目な話、バラモスゾンビ級の攻撃力を持った理不尽な雑魚キャラが後半よく出てくるよ。味方のHP最高値が999なのにダメージが4桁とかね・・・
開発においてアドバイスをするならば、武器はとにかく大剣を最優先!
余裕があるなら次に槍。
弓や小剣など開発不要!
片手剣や斧はシナリオを進めていくうちに宝箱から、それなりの武器が入手できるから後回しで良し。
強い武器と先制攻撃が行える陣形”ラピットストリーム”があれば、雑魚戦で詰む心配はなくなります。
強い雑魚敵と戦っていれば、ある程度の技も閃いていきます。
防具は服と兜を優先!
盾、ガーター、帽子は開発不要!
腕防具や足防具も販売品は実用性が低いものの、全身防具であるスーツは使い勝手が良いので、スーツ開発要件となる兜・足・腕・重鎧は、開発を行っておこう。
全身スーツ、服、アクセサリーの組み合わせは効果が高いです。
ロマサガ2失敗④:防具を数値という性能だけで決める
RPG素人に多いのが、防具を決める際に数値だけで決めること。
ロマサガ2で防具を数値だけで決めるのは危険です。
ロマサガ2の防具の数値は「斬属性」に対する数値であるも、敵の物理攻撃は「斬属性」以外に「打属性」「射属性」もあるからです。
また、物理攻撃以外にも「炎」「冷」「雷」「状」といった特殊攻撃も敵はよく使うため、単純に「斬属性」の性能を表す数値だけで判断すると痛い目にあいます。
敵が斬属性の攻撃を一切してこなければ、数値を意識した装備など全く意味をなさないです。
ドラクエ3においても、炎や氷の息攻撃しかしてこない敵であれば、防御力60のオーガシールドより、息攻撃を軽減する防御力32のドラゴンシールドの方が、防具としての性能は高いよね。
ロマサガ2において敵は多彩な属性攻撃で攻めてくるため、見た目の数値より敵の属性に合った装備が重要となってきます。
とくに長期戦となるボス戦において、防具選びは戦略の重要な「要(かなめ)」となります。
鬼畜なラスボスは全属性の攻撃をしてくるため、見た目の数値より、あらゆる属性を軽減できる防具を組み合わせる勝利条件となります。
ロマサガ2失敗⑤:術を疎かにする。
普段のRPGで戦士系キャラを優先しているプレイヤーは、ロマサガ2で同じようにプレイするとラスボス戦で詰みます。
ロマサガ2の術はスキルレベルを上げることにより、より強力な術を習得できる仕様になっています。
全員がスキルレベルを上げなくても、1人がスキルレベルを一定値まで上げれば、全員がより高度な術を使えるようになります。
しかし、数ある術のうち、半分以上は役立たずなうえに、どの術も一定レベルまで上げないと使える術が少ないため、どうしても序盤から中盤は術より技重視になります。
そして、ついつい魔導士系のキャラより、戦士系のキャラを中心としたメンバー構成になります。
その気持ちはよく分かりますが、どんな場合でも1人は術使いを入れておくのが、詰まないポイントです。
ロマサガ2では実用的な補助術がいくつかあり、ボスは有用な術を習得していることを前提とした強さ設定であることから、術を疎かにしているとボス戦で詰むからです。
雑魚敵クラスならば強力な技を連発して殺られる前に殺れますが、ボス戦(特にラスボス!)ではそうはいきません。
ロマサガ2の難易度は術の習得度合によって大きく変わるよ。
ボス戦ではHP、技レベルといったステータスより、特定の術を習得しているかの方が重要な要素となります。
せっかくなので有用な術を5つお伝えします。
味方1人のHP全回復+状態異常回復。
水と地の合成術。
魔力値や水術レベルに関係なく全回復のため、戦士系でも差し支えなく使える。
後半は敵も全般的に高火力のため、味方も戦闘不能が当たり前のロマサガ2では必須の術。
水の術は役立たずが多く水術のレベルを上げるのは大変ですが、エリクサー習得が見返りと思えば、頑張る価値は十分にあります。
あらゆる攻撃を一定確率で回避。
地の術。
主に物理攻撃全般を一定確率で回避するため、七英雄戦(特にノエル、ダンターグ、ラスボス)も含め非常に有効。
地術は金剛力、アースヒール、ストーンシャワー等、天術同様に使える術が多いので積極的に活用しましょう。
戦闘不能に陥っても自動で全回復する。
火の術。
敵も高火力なロマサガ2において戦闘不能は当たり前。
一度、回復や防御に回ると一気に押されて全滅するので、敵の怒涛の攻撃が始まる前にリヴァイヴァを使っておくと、いざというときに攻撃を最優先できます。
ロマサガ2のボスはHPが少なくなると、怒涛の攻撃を仕掛けてくる不届き者が多いので、最後の追い込み時に役立ちます。
火術は麻痺効果があるフレイムウィップがコスパが良いので、魔導士系には積極的に使わせてレベルを上げていきましょう。
敵全体に防御力無視の全体攻撃
天の術。
ドラクエでいうイオナズン。
その強さは絶大で、単体の高ランク技に匹敵するダメージを敵全体に与え、後半の雑魚キャラはもちろんラスボスにも太刀打ちできる。
この術があれば、装備が軟弱でも雑魚戦はなんとかなります。
天術はライトボールを連発していれば、そこまで苦労しなくても天術のレベルは上がっていきます。
回復術であるムーンライトヒールもあるため、天術は積極的に使っていきましょう。
敵単体に全術中、最高峰の威力で攻撃。
天と火の合成術。
ドラクエでいうメラゾーマ。
魔力25(最高値)の軍師コウメイが使うと、5,000以上のダメージをたたき出す最強の術。
天術はギャラクシィ、火術はリヴァイヴァと、それぞれ最終目標があるので、必ずクリムゾンフレアは開発しておくこと。
ロマサガ2失敗⑥:武具・術・技が不完全なまま最終皇帝を迎えてしまう。
本作品の特徴の1つとして「年代ジャンプ」というシステムがあります。
一定のイベントをこなすと「○○年後」と時が一気に進みます。
年代ジャンプを迎えると、メンバーも総入れ替えとなり、メリットや注意点が出てきます。
メリット①
前世代で開発した武具が汎用化して、無限に手に入れることができます。
前世代で高いお金を払って開発した武具は、開発した時代では試作品1つしか手に入れることができませんが、年代ジャンプすることにより、汎用化され店に置かれるようになります。
ロマサガ2では汎用化=無料の概念だよ。
すなわち、開発した武具を汎用化させるには年代ジャンプが必須であるため、年代ジャンプができなくなる最終皇帝になるまでに、武具開発は終わらせておく必要があります。
最終皇帝で武具開発を行っても試作品1つしか手に入らず、不安定な装備のまま、ラスボスに挑むことになります。
救済措置として後半のダンジョンからは強力な武具は入手できます。数に限りはありますが・・
メリット②
武具同様、合成術も前世代で開発費用を払ったものが、次世代で使えるようになります。
すなわち、最終皇帝になってから術合成に開発しても無駄に終わります。
最も使える合成術である、エリクサー、クリムゾンフレアは必ず開発しておきましょう。
メリット③
前時代で閃いた技は、次世代では技道場に登録され、誰でも使えるようになります。
ロマサガ2はキャラごとに閃き特性があるため、特性(素質)がない者がいくら頑張っても絶対に技を閃くことはないです。
しかし、前世代までに閃いた技は技道場に登録され、次世代では特性に関係なくメンバー全員が修得できるため、強力な技は最終皇帝を迎える前に閃いておく必要があります。
とくにラスボス戦を最終皇帝の体術で戦う場合、体術最高峰の「千手観音」は、最終皇帝に閃き適正がないことから、最終皇帝が使う予定がある場合は事前に修得しておく必要があります。
結論は年代ジャンプができなくなる最終皇帝までに全てを万全にしておくことです。
理想は進め方は以下の通り。
- 七英雄4体撃破
- メンバー徹底育成および開発
- 人魚イベントで強制年代ジャンプ
- 七英雄5体目撃破
- 最終皇帝
一般的に七英雄5体撃破で最終皇帝に年代ジャンプします。
最終皇帝になってからは育成はせず、メンバーのLPに留意しながら、ひたすらイベントをこなしていきましょう。
年代ジャンプは分かりにくいけど、開発者側は十分理解したうえで敵の強さも設定しているから、必ず理解しておきましょう。
ロマサガ2失敗⑦:ラストで中ボスの七英雄撃破後にセーブ。
ロマサガ2の有名な詰みポイント。
ラストダンジョンで、中ボスである七英雄撃破後はアバロンに戻ることはもちろん、雑魚敵と戦うこともできないため対策が限られます。
本記事でお伝えした①~⑥は、1つ失敗しても他で挽回はできますが、ここの詰みはかなり厳しいです。
挑む直前に「この先は引き返せないぞ」と、わざわざ主人公が話してくれるので、くれぐれも上書きセーブは控えましょう。
まとめ:ロマサガ2は落とし穴が多い作品
ロマサガ2は一般のRPGとは違い、敷居が高くプレイヤーを選びます。
また、戦略要素が強く、RPGよりはシミュレーション感覚で挑むゲームです。
シミュレーションゲームにおいて、何の戦略もなく目の前にいる敵を撃破しているだけでは詰みますよね。
そして、ロマサガ2の残酷なところが、ラスボスの存在自体が「最も詰む存在」に、なっているところです。
戦略が誤っていても中ボスなら運次第で勝てますが、多彩な攻撃を仕掛けられ長期戦となるラスボスにおいては、今までの戦略の成果が見事に判定されます。
そこで「不可」と判定されたプレイヤーは、詰んで最初からやり直しですが、本記事でお伝えしたポイントをしっかり押さえておけば、最後の最後で最初からやり直しという失敗は避けられます。
是非、ポイントをしっかり押さえて、控えめに言ってRPG最強クラスのラスボスである「七英雄」を撃破し感動のエンディングを迎えましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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