賛否両論!サガフロンティア2の魅力を振り返ってみた!!




スクエア:1999-4-1

難易度:A

やりこみ度:B

クリア回数:3回以上

こんにちは、本作の主人公の1人ギュスターヴ13世が好きなcoco13世です。

今日は今から20年程前に発売したサガシリーズの8作目にあたる「サガフロンティア2」の魅力を中心に語りたいと思います。

サガフロンティアシリーズ第2弾でありますが雰囲気は前作とは大幅に変わっております。

サガフロンティア2が発売した1999年はグランツーリスモ2、アークザラッド3、バイオハザード3、ポケモン金銀といった有名作品の続編が次々と発売された年であります。当時のスクエアにおいてもファイナルファンタジー8、聖剣伝説レジェントオブマナ、クロノクロスといった主力作品の続編が発売されていたせいか、有名作品に埋もれた感はありました。

今振り返ってみると、世界が滅びると言われていた1999年はゲーム業界においてはまだまだ全盛期でした。

本作品においても1999年のファミ通プラチナ殿堂入りソフトに選ばれたことから当時においても一定の評価を得ていました。

本作品は前作とは大きく転換し舞台は中世となりましたが、様々な分野でフロンティア(開拓)精神を感じ取ることができました。

ストーリー

本作品の舞台はサンダイルという術至上主義の中世風の世界です。

シナリオは表舞台のギュスターヴ編と裏舞台のウィル編が用意されています。

表舞台、裏舞台とありますがストーリーは1つであり、一部のキャラは双方のシナリオに出てきたりします。また思わぬところでシナリオが交差したりします。

最終的にはシナリオは1つに収束してエンディングを迎えます。(すなわちラスボスはギュスターヴ編に縁のある者、ウィル編に縁のある者の双方で挑むこととなります。)

ギュスターヴ編

国家関係の戦いや政治がメインとなる表舞台のシナリオです。

表舞台のシナリオの特徴としてはシナリオの半分以上が戦闘がなく見るだけで終わることです。

戦闘がない分、人間ドラマや策略等が描かれています

ギュスターヴは王家として生まれたにも関わらず術が使えないために、厳格な父に国を追放され自虐的になるも母親ソフィーや友人フリン、ケルヴィンの支えによって成長し、やがて自ら国を興し覇者となっていく波乱万丈なストーリーです。

当時、術の力を阻害することから人々から避けられていた「鉄」に着目し、自分専用の武器を造り、また鋼鉄軍を編成して覇権を握ったことから鋼の13世とも呼ばれるようになります。

そんなギュスターヴも何者かの策略により命を落としますが、死後も後継者争いや混乱に乗じる者が現れ、物語は更に複雑化していきます。

ギュスターヴの死後は友人ケルヴィンやケルヴィンと結婚したギュスターヴの実妹のマリーの子や孫が活躍して、時には主人公として操作することもあります。

ウィル編

冒険がメインとなる裏舞台のシナリオです。

ギュスターヴ編と違い、こちらはRPGっぽくシナリオごとにダンジョン等が用意されています。またダンジョン探索の中で数多くのクヴェルを手に入れることもできます。

ウィルは15歳のときにディガー(遺跡発掘者)として旅立ちを決意。旅の中で両親の死の真相を知り、その要因となった意志あるクヴェル「エッグ」との戦いに身を投じていきます。

ウィルとエッグの因縁は1代で留まらず、子のリッチ、孫のジニーへと引き継がれていきます。(プレイヤーもウィル→リッチ→ジニーへと移行します。)

ウィルとは対照的な性格のリッチ。見かけによらず全系統の術の素質がある。

14歳で最終決戦に挑むジニー。若さゆえか成長度が高く、鍛えると全キャラ中最高峰となる。

ギュスターヴ編と違い、冒険を主としているためキャラごとの人間関係は深くありませんが、ウィルの時の仲間がリッチの時に現れたり、リッチの時に共に戦った仲間がジニーの時に現れたりします。

クヴェルとは先住文明の遺物で術の力の源となるアニマ(人や物に宿る魂や精霊のような存在)を現代では解明できない技術で無限に内包した道具のことです。
現代の技術では無限のアニマを内包するクヴェルを造ることができないため、代わりに有限のアニマを内包するツールが使われています。(有限のため使い切ると破損します。)
例えば炎のロッドは炎のアニマを宿っていますが、ツールであるため一定回数使用すると破損します。一方ギュスターヴ編の王位継承で使われているファイアブランドは炎のアニマを宿ったクヴェルであるため何度使用しても破損することはないです。
ちなみに破損というシステムはサガシリーズやロマサガ1の仕様です。

サガフロンティア2の魅力とは・・

魅力その1・・・心に響く場面が多い

これまでのサガシリーズと決定的に違うのがシナリオを重視しており、キャラへの感情移入を狙っていることです。

これまでのサガシリーズはシナリオやキャラへの想いより、戦闘、やりこみ、自由度を重視していました。ロマサガ2なんてその代表作品ですよね。(ロマサガ2においてはキャラに感情移入する余裕はありません。いかにしてラスボスと互角にやりあえるメンバーを鍛え上げることができるかが最大の目的です。)

本作は今まで重視したものを転換したことにより、キャラへの想い入れができるようになりました。またそんな想い入れあるキャラによるドラマは感動を呼び起こしてくれます。

ネタや悪ふざけを除く名言、名場面をサガシリーズで抽出するとおそらくサガフロ2が上位を占めるでしょう。

ここでは3つほど名言、名場面を紹介します。

1269年:南の砦で

何者かの策略によりギュスターヴの陣営である南の砦が無数のモンスターにより襲撃を受けます。

狙いは自分と分かっていたギュスターヴは自身と同じ術不能者であり子分の存在であるフリンとギュスターヴのお守役であったシルマール先生の愛弟子であるヴァンだけでも逃がそうとします。

馬鹿者!お前(ヴァン)を死なせたりしたら、シルマール先生に申し訳が立たん。
それに、連中の狙いは俺だろう。俺から離れれば、それだけチャンスもある。
当然ながらギュスターヴに心酔している2人は拒みますが、命令と言われフリンはギュスターヴの意志を優先し拒むヴァンを連れて逃げ出します

そして2人はフリンの養子であるダイク率いる軍と合流します。

しかしフリンはヴァンをダイクに引き渡すと「命令は果たした。ギュス様の所へ戻る。」と言い、助かる見込みのないギュスターヴの元へと向かってしまいます。

翌朝、ヴァンやダイクが戻ると、皆の姿はなくギュスターヴの剣のみが残っていました。

歴史上ではギュスターヴ、フリン、そしてギュスターヴの護衛をしていたヨハンはここで亡くなったことになっています(亡骸は未発見)

ここでの名場面はギュスターヴとフリンの友情でしょう。

10代の頃のギュスターヴは術不能者のうえ国外追放されたことから荒れており、友人はどんどん遠ざかっていきましたが、1人だけ手下として残っている者がいました。

それはギュスターヴと同じく術不能であるフリンでした。フリンはどんなに乱暴をされても同じ境遇であることを理由にギュスターヴの元を離れません。

ある日、フリンが野盗に誘拐されたとき、父の力を借りようとしたケルヴィンに対し、「フリンは俺が助ける。あいつは俺の仲間だ。トマス郷(ケルヴィンの父)の力は借りたくない。」と言い、ケルヴィンと2人で野盗に挑むなど10代の頃からギュスターヴとフリンは強い友情で結ばれていました。

その後も多くのイベントを共にしており、2人の友情はより強く結束されていきます。ここでいう友情は貴族であるケルヴィンのような対等な友情でなく、子分と親分という友情です。

この友情は10代から死ぬまで変わることなく、ヴァンと共に逃げ延びて生き残ってほしいギュスターヴの想いと、死ぬと分かっていてもギュスターヴと最期まで共に過ごしたいフリンの想いが、このシナリオからは伝わってきました。

これは僕の推測ですが、ギュスターヴは口では「ヴァンを死なせたくない。だからフリンにヴァンを連れ出して逃げろ」と言ぅていますが、本心はフリンが自分を置いて逃げることは拒否すると分かっていたので「ヴァンを連れて逃げろ」という口実を作ったのだと思われます。

余談ですがこの「南の砦で」のシナリオは人気が高くyoutubeでも最上位に挙がってきます。

1227年:ギュスターヴ追放

アニマの力は無くとも、ギュスターヴは生きています
私に宿り、私が育み、私が産み、私が乳を与え、私が育ててきました
あなたにとっては王家を継がせるためだけのそんざいでしょうが、
私にとっては命を分け合った大事な息子です。 捨てることなどできません

王位継承とも言えるファイアブランドの儀式でアニマがないことが判明したギュスターヴ。

術至上主義のこの世界では、王家がアニマを持っていないことなど許されないことであり、父ギュスターヴ12世は母ソフィーにギュスターヴを追放すると言います。

それに対する母ソフィーのセリフがこれです。

ソフィーには長男ギュスターヴ以外に次男フィリップと長女マリーがいましたが、ギュスターヴの身を案じ、ギュスターヴと共に追放される茨の道を歩みます。

王位継承しか考えていない父と違い術不能者(この世界では異質な存在)を1人の人間としてみなし味方になってくれる母親の愛情が伝わってきました。

1239年:病床の母

ギュスターヴ:
俺は、どんな顔をすればいいんだ。悪さばかりして困らせて、俺のせいで追放されて、
こんな異国の地で病に倒れ、苦労ばかりでいい事なんか何も無くて、
まだ若いのに、寂しく死んでいくんだ。そんな……それなのに……
俺はお母様にどんな顔で会えばいいんだ。
泣けばいいのか、笑えばいいのか、どうしたらいいんだ、教えてくれケルヴィン。
ケルヴィン:
……何も考えなくていいんだ。ソフィー様に会って、泣きたくなったら泣け。
笑いたければ微笑んでみせろ。これまで二人で生きてきたんだろう。
ソフィー様を一人にしておいていいのか?
母ソフィーが危篤状態にも関わらず姿を見せないギュスターヴ。

ケルヴィンはギュスターヴに立ち会うように説得します。

これに対するギュスターヴの想いと、ケルヴィンの対応のやりとりです。

自分が術不能者であるばかりに王妃であった母親を不幸にしたという自責の念に駆られるギュスターヴ。そしてそんな弱みを見せられる数少ない友人ケルヴィンの友情が伝わってくる場面です。

以降も時折ケルヴィンに弱みを見せることがあるギュスターヴですが、ケルヴィンもギュスターヴに敬意を払っておりギュスターヴ亡き後、彼が残した意志を引き継ぎ奮闘したりと本物語において重要な役割を果たします。

ギュスターヴとケルヴィンの友情もフリン同様、本物語では欠かすことはできません。

魅力その2・・・独自の戦闘スタイル

サガシリーズの絶対的な魅力といえば独自の戦闘システムです。

もちろん本作品も例外ではございません。

本作品ではシナリオでも重視されている「アニマ」と一騎打ちの「デュエル」についてまずは述べていきます。

アニマ

術の源となる力のことで生命や物に宿る魂、精霊のような存在。

アニマには大きく「水、樹、火、石、音、獣」に分けられ、例えばHPを回復する「生命の水」は水と樹のアニマが根源となるため、双方のアニマを引き出せる環境でないと使えることができません。

アニマを引き出すためには、無限のアニマを内包したクヴェル(ファイアブランド、氷の槍等)、人がクヴェルを真似て作成したツール(木刀、石斧)が必要となり、氷の槍を装備すれば水のアニマを、木刀を装備すれば樹のアニマを引き出すことができ、「生命の水」という樹と水の合成術を使うことができます。

また地形によっては専用装備がなくともアニマを引き出すことができます。(石切り場なら石、氷のダンジョンなら水等)

本作品ではクヴェルは耐久性が∞であるため何度使用しても壊れることはありませんが、ツールは使用回数に制限があり最終的には壊れます。

そのため、戦闘においても単に武器や防具の性能だけでなく、耐久度や引き出すアニマを考慮したうえで装備を考える必要が出てきます。

そしてアニマを語るうえで欠かせないのが「鉄」という存在です。

鉄はアニマの流れを阻害するため術至上主義の世界では忌み嫌われている存在です。

しかし、戦闘においては鉄製の武具は活躍してくれます。それは鉄を装備することにより最大JP(FFドラクエでいうMP)が大きく減る短所はありますが、一般の武具と比べ攻撃力、防御力は高く、また敵からの術の攻撃も軽減します。そして鉄製の武器の耐久性は∞ですので壊れる心配もありません。

僕自身も最終メンバーでは術をあまり使わないキャラは鉄製の武具で固めラスボスに挑みました。全員が術にこだわる必要はありません。

ギュスターヴはこの「鉄」に目をつけ、鉄製の装備を身に着けた鋼鉄軍を編成して戦争に圧勝しました。攻守に優れ術を軽減する鉄製の武具を装備した兵の前では、術使いは歯が立ちません。

逆に偽ギュスターヴが鋼鉄兵を率いて攻め込んだ「サウスマウンドトップの戦い」は鋼鉄兵を相手に、こちらはツールを装備した軟弱な歩兵や弓兵で戦わなければならず、本作品はもちろん数あるゲームの中でも難関と評されています。

歴史に例えるなら鋼鉄兵は織田信長の鉄砲隊のような革新的かつ強力な存在でした。

デュエル

本作品では敵との戦闘時にRPG王道の味方複数VS敵複数の戦闘の他に、一部の敵においては味方代表VS敵代表というデュエルという戦闘形式を選ぶこともできます。

デュエル時には最大4つのコマンドの組み合わせにより、技や術を使うことができます。

例えば「集中、樹、水、防御」というコマンドを入力すると集中で精神力を高めた後で生命の水(樹+水)を発動して、その後防御体性となります。

また術だけでなく技もコマンド入力で「ためる、ためる、ためる、けさ斬り」でベアクラッシュという強力な剣技が使えたりします。

注意しないといけないのが正しいコマンドを入力しても技や術が必ず発動するわけではありません。(閃き、学習後は発動率が高まります。)

デュエルの長所は2つあり1つはデュエルでは技や術を使うときに必要となるWPやJPを消費ポイントが抑えれることです。そのため長いダンジョン等で温存しておきたいときにデュエルは便利です。

2つめが通常のパーティーでの戦闘よりデュエルの方が一般的に技を閃きやすく、また術も学習しやすいことです。例えば槍技最高峰の「無双三段」は「極楽連衝」から閃くことがありますが、デュエルの「けん制、払う、払う、突く」の方が閃きやすいです。デュエルであれば極楽連衝を覚えてなくても無双三段を閃くことができるのです。

逆にデュエルの短所は1つで、ずばり一騎打ちのため相性の悪い敵だと敗け=全滅リスクが高まることです。

年齢

最終決戦では86歳のウィル

本作品ではステータス画面で年齢を確認することができます。そしてこの年齢はステータスに大きく影響します。

一般的に若いうちは最大HPやWPやLP(ライフポイント)は多いですが老いと共にこれらのステータスは落ちていきます。そのため15歳から86歳まで現役で戦闘に参加するウィルは、この年齢に大きく影響され、最終決戦でメンバーに参加したとき、その弱体化に驚いたプレイヤーも多かったはずです。

あれだけ鍛えたのに、あの最大HPはやばいと思ったプレイヤーは僕だけでないはず・・・。

老いの長所は1つだけあり、最大JPだけは比例して増えていくところです。

年齢というリアルな数値をゲームに取り入れた仕組みはおもしろかったです。

時間軸を取り入れた本作品だからこそ、うまく取り入れることができたのだと思います。

魅力その3・・・水彩画グラフィック

本作品が発売された1999年は各ゲーム会社が現実に近い映像(3D)に力を入れていました。そのため当時のファミ通等のゲーム雑誌でも映像は評価の1つとなっていました。

FFシリーズは映像においても最先端でした。FF7に度肝をぬかれたプレイヤーは多かったはずですし、同時期に発売されたFF8は更に進化した映像でした。

前作のサガフロもFF7のような3D映像を意識していたのですが、なんと本作品は2D水彩画という異色な存在でした。

しかし2Dの水彩画がSFCの古き良き時代の映像を思い出させ、また全体的に落ち着いた本作品では結果的に当たりだったと思われます。

魅力その4・・・ギュスターヴという存在

本作品の主人公は誰か?

最初から最終決戦まで戦闘に参加するウィル。

最終的にプレイヤーが操作するウィルの孫ジニー

ウィル編の宿敵であるエッグにファイアブランドとギュスターヴの剣の二刀流で挑む正統なる後継者グスタフ

どれも主人公に相応しいと思いますが、本作品のキャッチフレーズの1つが

「主人公の死。そこから本当の物語が始まる。」

であることから主人公はやはりギュスターヴということです。

本作品で高評価を受けた要因の要はこのギュスターヴという存在のおかげといっても過言ではございません。

ここではそんなギュスターヴに影響を受けた主要キャラを紹介していきたいと思います。

暗殺者ヨハン

ヨハンはサソリという組織に身を置く暗殺者。

サソリの暗殺者は周囲のアニマに溶け込むことができるため誰も気づきません。

ヨハンは対象者以外にも手を出すサソリに失望し組織を抜けるが、追手に粛清されそうになりますが、間一髪のところでギュスターヴに救われる。

しかし組織によるサソリの毒に蝕まわれていたヨハンはギュスターヴの陣営が襲撃された際、少しでも長くギュスターヴが生き延びるよう、最後まで戦いギュスターヴやフリンと共に亡くなります。

アニマとは正反対の存在であるギュスターヴに興味を持ち、またギュスターヴのカリスマ性に惹かれ最期までギュスターヴのために戦った、出番こそは少なかったですが記憶に残るキャラでした。

エッグ

本作品のラスボスでナイツ家の宿敵。意志あるクヴェル。

強いアニマを持つ人間と融合し世界を秘密裏に支配しようとするが、ウィルや息子のリッチに何度も邪魔をされる。

人類にとっての強さとは個人の強さではないことをウィルとの戦いで学習したエッグは戦乱の中、組織を編成します。そして組織を率いる個の力として目をつけたのが、なんとギュスターヴの存在です。

世間ではギュスターヴ亡き後もギュスターヴの再来を渇望する者が多くギュスターヴに成りすましたエッグ(偽ギュスターヴ)の元には不満分子を持つ多くの人間が集まり、最終的には諸侯を脅かす程の存在になります。

偽ギュスターヴ軍の強さの秘訣の1つが鋼鉄軍でありギュスターヴ以降、初めて鋼鉄軍を実践で用いたのが皮肉にも人間でなく人類の敵であるエッグでした。

結果としてギュスターヴという存在を利用したエッグの思惑は大成功であったが、ギュスターヴの血筋を持ったデーヴィド率いる連合軍の前に敗北。その後逃走するも、ナイツ家の血筋を持つウィルやジニー、そして同じくギュスターヴの血筋を持つグスタフの前に敗れるのであった。

ギュスターヴ亡き後も世間ではギュスターヴのような人物を求めていた。

デーヴィド

ケルヴィンとギュスターヴの妹マリーの長男チャールズの息子。次男フィリップ3世の息子グスタフとは従弟の関係。

デーヴィドは各諸侯の連携と「鉄と術の混成軍」という新たな発想を用いて偽ギュスターヴ軍を撃破します。

その後の和平条約のスピーチの内容でギュスターヴの話が出てきます。

皆さん、我々はようやく、ここにたどり着きました。
世界中の人々が集い平和のために力を結集したのです。
しかし、ここに到るまでには多くの汗と涙が流され、多くのアニマが失われました。
この尊い犠牲を忘れてはなりません。そしてまた、この平和は多くの先人達の労苦に負うものでもあります。
特に、このハン・ノヴァを建設したギュスターヴ公は鉄と技術で新しい時代をもたらしました。
皆さんの中には、ギュスターヴ公はそれまでの秩序を破壊し、
戦いと混乱を招いたとお思いの方もあるでしょう。
しかし、ギュスターヴ公が我々に教えてくれたのは人間は自分の意思で、
自分の思うものに成れるのだということです。
人がいかにあるかは、生まれやアニマで決まるのではないと、身を持って示されたのです。また、ギュスターヴ公の周りでは多くの人々が、公を支えました。
ギュスターヴ公のような人物でさえ、友を、信頼できる仲間を必要とするのです。
我々ならば、なおさら協力が必要なのです。
デーヴィドはギュスターヴの生きざまを高く評価していたからこそ、未来を見据え諸侯を味方に引き入れ連合軍を形成し、偽ギュスターヴ軍を撃退します。

ギュスターヴ13世という1人の男が巻き起こした新しい時代のうねりを終息させ、戦乱の世に終止符を打ったデーヴィドのこの演説は感動ものでしたね。

偽ギュスターヴ率いるサウスマウンドトップの戦いがトラウマ級の難易度のせいか余計に感動します(笑)

最後に

これまでのサガシリーズの最大の魅力であった「自由」や「戦闘」より「シナリオ」に重視したため、本作品は今までのサガシリーズとは大きく異なる結果となりました。

しかし重視した「シナリオ」は1つの大河ドラマとしてみても高評価を得ています。

僕は当時そこまでシナリオの良さを感じませんでしたが、時を経て振り返ると、サガフロ2のシナリオは今までのゲームの中でも上位にランクインします。

実際、本作品はギュスターヴ同様に最初は低評価でしたが徐々に評価が上がっていった作品でもあります。

本作品のシナリオに興味を持たれた方は是非攻略本であるアルティマニアを片手にプレイするとより1行で書かれたシナリオの裏を読み取ることができ、シナリオの重厚度に感動すると思います。

シナリオ重視のサガフロ2の魅力を100%引き出すためにはこの攻略本(専門書)は必須!まだプレイされていない方は先にこの本を読んでからプレイしてもいいかも。