サガフロンティア2を名作へ伸し上げた4つの魅力とは!?

スクエア:1999-4-1

難易度:A

やりこみ度:B

クリア回数:4回

 

こんにちは、サガフロ2の主人公の1人、ギュスターヴ13世が好きなcoco13世です。

サガフロンティア2が発売した1999年は、グランツーリスモ2、アークザラッド3、バイオハザード3、ポケモン金銀といった有名作品の続編が、次々と発売された年であります。

当時のスクエアにおいても、ファイナルファンタジー8、聖剣伝説レジェントオブマナ、クロノクロスといった、主力作品の続編が発売されていました。

 

1999年は、ゲーム界において激動の年でしたが、サガフロ2は、ファミ通プラチナ殿堂入りソフトに選ばれております。

しかし、この殿堂入り評価は、スクエアのブランドによるものであり、本当の意味での評価ではありません。

 

サガフロ2は、これまでのサガシリーズから「あらゆる点」が変更されたことから、当初は低評価作品だったのです。

しかし、この「あらゆる点」が、徐々に頭角を現し、サガフロ2を名作へと伸し上げたのである。

 

そう!この「あらゆる点」が、サガフロ2の魅力に化けたのである!!

 

そんなわけで、この魅力に化けた「あらゆる点」について話していきます。

 

サガフロ2の魅力①:シナリオを最も重視

サガフロ2が、これまでのサガシリーズと決定的に違うのが、シナリオを重視していることである!

これまでのサガシリーズは、シナリオやキャラへの想いなど二の次!

 

醍醐味と言えば「戦闘」「自由」。そして、この2つから生み出された「やり込み」こそが、サガシリーズの代名詞だったのです!

 

ロマサガ2なんて、その代表作品である。

ロマサガ2において、キャラに感情移入する余裕はない!

いかにして、迫りくる強敵と、互角にやりあえるメンバーを育成できるかが、醍醐味であった!

 

しかし、サガフロ2では、これまで重視していた「自由」「戦闘」「シナリオ」に転換しました。

シナリオに転換したことにより、サガフロ2では、キャラへの感情移入が容易になった。

 

そして、想い入れのキャラによるドラマは、感動を呼び起こし、心に響く場面を、プレイヤーに提供してくれた。

 

ぶっちゃけ、ネタや悪ふざけを除く、名言・名場面をサガシリーズで抽出すれば、サガフロ2が上位独占です!

 

ここでは3つほど、名言・名場面を紹介しておこう!

 

 

否、紹介させてください。

 

1269年:南の砦で

サガフロ2南の砦で

何者かの策略により、ギュスターヴの陣営である南の砦が、無数のモンスターにより襲撃を受ける。

 

狙いは、自分と分かっていたギュスターヴは、自身と同じ術不能者であり、子分の存在であるフリンと、ギュスターヴのお守役であった、シルマール先生の愛弟子であるヴァンだけでも、逃がそうとする。

 

馬鹿者!お前(ヴァン)を死なせたりしたら、シルマール先生に申し訳が立たん。

それに、連中の狙いは俺だろう。

俺から離れれば、それだけチャンスもある。

 

当然ながら、ギュスターヴに心酔している2人は拒みます。

しかし、命令と言われ、フリンはギュスターヴの意志を優先し、拒むヴァンを連れて逃げ出す。

 

そして、2人はフリンの養子である、ダイク率いる軍と合流となる。

ヴァンをダイクに引き渡すと、フリンは想定外のことを言う。

 

命令は果たした。ギュス様の所へ戻る。

 

フリンは、助かる見込みのないギュスターヴの元へと、向かうのであった!

 

 

翌朝、ヴァンやダイクが戻ると、皆の姿はなく、「ギュスターヴの剣」のみが残っていたのであった・・・

サガフロ2ギュズターヴの剣

 

歴史上では、ギュスターヴ、フリン、そして、ギュスターヴの護衛をしていたヨハンは、ここで亡くなったことになっています(亡骸は未発見)

 

ここでの名場面は、ずばりギュスターヴとフリンの友情である!

 

10代の頃のギュスターヴは、術不能者ゆえに国外追放されたことから、非常に荒れており、友人はどんどん遠ざかっていた。

 

手下として残ったのは1人だけ・・・

その1人こそが、ギュスターヴと同じく、術不能者であったフリンであった。

フリンは、どんなに乱暴をされても、同じ境遇であることを理由に、ギュスターヴの元を離れなかった。

 

ある日、フリンが野盗に誘拐されたとき、父の力を借りようとしたケルヴィンに対し、ギュスターヴは、このように言います!

 

フリンは俺が助ける。

あいつは俺の仲間だ。

トマス郷(ケルヴィンの父)の力は借りたくない。

 

結果として、ケルヴィンとギュズターヴの2人で、野盗に挑み、フリンを助けます。

このことから、10代の頃からギュスターヴとフリンは、強い友情で結ばれていたのだ。

 

その後も、多くのイベントを共にしており、ギュスターヴとフリンの友情は、より強く結束されていく。

ちなみに、ここでいう友情は、貴族であるケルヴィンのような「対等な友情」でなく「子分と親分」という友情である。

 

この友情は、10代から死ぬまで変わることはなかった!

 

ヴァンと共に、逃げ延びて、生き残ってほしいと願う、ギュスターヴの想い

 

死ぬと分かっていても、ギュスターヴと最期まで共に過ごしたい、フリンの想い

 

この2つの想いが、この「南の砦で」シナリオから、伝わってきました。

 

ギュスターヴは口では「ヴァンを死なせたくない。だからヴァンを連れ出して逃げろ」と、フリンに言っています。

 

しかし本心は、フリンが自分を置いて逃げることは、拒否すると分かっていたので「ヴァンを連れだして逃げろ」という口実を作ったわけです。

 

「南の砦で」は、メインキャラが亡くなる悲しいイベントであるが、2人の友情が確認できる、熱いイベントでもあります!

 

1227年:ギュスターヴ追放

サガフロ2ギュスターヴ追放とソフィア

 

アニマの力は無くとも、ギュスターヴは生きています。

私に宿り、私が育み、私が産み、私が乳を与え、私が育ててきました。

あなたにとっては、王家を継がせるためだけの存在でしょうが、私にとっては、命を分け合った大事な息子です。

捨てることなどできません。

 

王位継承とも言える「ファイアブランドの儀式」で、アニマがないことが判明したギュスターヴ。

 

術至上主義のこの世界では、王家がアニマを持っていないことなど、許されないことであり、父ギュスターヴ12世は母ソフィーに、ギュスターヴを追放すると言います。

 

それに対する、母ソフィーのセリフが、上記枠内の内容である。

 

ソフィーには、長男ギュスターヴ以外に、次男フィリップと長女マリーがいましたが、ギュスターヴの身を案じ、ギュスターヴと共に追放される、茨の道を歩むのであった。

 

王位継承しか考えていない父と違い、術不能者(この世界では異質な存在)を、1人の人間としてみなし、味方になってくれる母親の愛情が、ヒシヒシと伝わってくるイベントであった(*´Д`)

 

1239年:病床の母

 

サガフロ2病床の母

 

俺は、どんな顔をすればいいんだ。

悪さばかりして困らせて、俺のせいで追放されて、こんな異国の地で病に倒れ、苦労ばかりで、いい事なんか何も無くて、

まだ若いのに、寂しく死んでいくんだ。

そんな……それなのに……

俺はお母様に、どんな顔で会えばいいんだ。

泣けばいいのか、笑えばいいのか、どうしたらいいんだ、教えてくれケルヴィン。

……何も考えなくていいんだ。

ソフィー様に会って、泣きたくなったら泣け。

笑いたければ、微笑んでみせろ。

これまで二人で生きてきたんだろう。

ソフィー様を一人にしておいていいのか?

 

母ソフィーが危篤状態にも関わらず、姿を見せないギュスターヴ。

ケルヴィンは、ギュスターヴに立ち会うように説得する。

上記のセリフは、ケルヴィンの説得に対するギュスターヴの想いと、ケルヴィンのアドバイスである。

 

自分が術不能者であるばかりに、王妃であった母親を不幸にしたという、自責の念に駆られるギュスターヴ。

 

そして、そんな弱みを見せられる、数少ない友人ケルヴィン。

 

2人の友情が伝わってくる場面でもある。

 

この話以降も、ケルヴィンに弱みを見せることがあるギュスターヴ。

そんなギュスターヴに敬意を払っているケルヴィン。

 

2人の信頼と友情関係は本物であり、ギュスターヴ亡き後のケルヴィンは、ギュズターヴの意志を引き継ぎ、奮闘したりと、本物語において重要な役割を果たす。

 

ギュスターヴとケルヴィンの友情も、フリン同様、本物語では欠かすことはできない!

 

 

coco13世
サガフロ2のシナリオに興味を持たれた方は、攻略本であるアルティマニアを片手にプレイすると、1行で書かれたセリフの裏を読み取ることができ、シナリオを、より楽しめるはずです!

 

coco13世
シナリオ重視のサガフロ2の魅力を、100%引き出すためには、この攻略本(専門書)は必須!まだ、プレイされていない方は、先にこの本を読んでからプレイしてもいいかも。

 

サガフロ2の魅力②:新たな戦闘スタイルの導入

サガシリーズの絶対的な魅力といえば、独自の戦闘システムである。

もちろん、サガフロ2も例外ではない!

サガフロ2では、シナリオでも重視されている「アニマ」と、一騎打ちの「デュエル」が、新システムとして導入されている。

 

アニマ

サガフロ2ファイアブランドとアニマ

 

アニマとは、術の源となる力のことで、生命や物に宿る魂、精霊のような存在。

 

サガフロ2では、このアニマという存在が、シナリオにも戦闘にも、すごく絡んでくる!

 

アニマは大きく「水」「樹」「火」「石」「音」「獣」に分けられる。

例えば、HPを回復する「生命の水」は、「水」と「樹」のアニマが根源となるため、双方のアニマを引き出せる環境でないと、使うことはできない。

 

アニマを引き出すために必要な「物」は2つある。

1つ目は「ファイアブランド」「氷の槍」など、無限のアニマを内包した「クヴェル」。

2つ目は「木刀」「石斧」など、人がクヴェルを真似て作成した「ツール」

氷の槍を装備すれば「水」のアニマを、木刀を装備すれば「樹」のアニマを、引き出すことが可能となり、「生命の水」という「樹」と「水」の合成術を使えるようになる。

 

また、アニマは「物」以外に「地形」によっても、引き出すことができる。

例えば、石切り場のダンジョンあれば「石」のアニマを、氷のダンジョンであれば「水」のアニマを、「クヴェル」や「ツール」に頼らずに引き出すことができる。

 

サガフロ2において「クヴェル」は、無限のアニマを内包していることから、耐久性も無限であり、何度使用しても壊れることはない。

しかし「ツール」は、使用回数に制限があり、最終的には壊れる仕様である。

 

そのため、戦闘においても、単に武器や防具の性能だけでなく、耐久度や、引き出せるアニマの種類を考慮したうえで、装備を考える必要が出てくる。

 

そして、アニマを語るうえで欠かせないのが「鉄」という存在である!

 

「鉄」は、アニマの流れを阻害するため、術至上主義の世界では、忌み嫌われている存在である。

しかし、戦闘においては「鉄」製の武具は大いに活躍する。

 

「鉄」製の武具の利点・欠点は、以下の通りである。

一般の武具と比べて、攻撃力や防御力は高い。

アニマの流れを阻害するため、敵からの術による攻撃は軽減される。

耐久性は無限であり、壊れる心配はない。

アニマの流れを阻害するため、最大JP値(FF・ドラクエでいうMP)が大きく減る。

また、ターンごとの回復JP値も減る。

 

僕自身、ラスボス戦では、術をあまり使わないキャラは、鉄製の武具で固めました。

全員が、術にこだわる必要はない!

 

シナリオにおいては、ギュスターヴが「鉄」に着目します!

 

術不能者のギュスターヴにとって「鉄」装備時の欠点は特にないからである!

 

ギュスターヴは、自分専用の武器を造ります。

また、「鉄」製武具を装備した、鋼鉄軍を編成します。

そして、鋼鉄軍の力で覇権を握ったことから、「鋼の13世」とも呼ばれるようになります。

 

攻守に優れ、アニマによる術を軽減してしまう鋼鉄軍の前では、術使いは歯が立ちません。

 

逆に、偽ギュスターヴが、鋼鉄兵を率いて攻め込んだ「サウスマウンドトップの戦い」は、鋼鉄兵を相手に、ツールを装備した、軟弱な歩兵や弓兵で戦わなければならず、サガフロ2はもちろん、数あるゲームの中でも難関と評されている。

 

歴史に例えるなら、鋼鉄兵は、織田信長の鉄砲隊のような、革新的かつ強力な存在であった!

 

デュエル

サガフロ2デュエル

 

サガフロ2では、敵との戦闘時に、RPG王道である「パーティー戦闘」の他に、一部の敵においては「味方代表VS敵代表」という「デュエル」を、戦闘形式として選ぶこともできる。

 

デュエル時には、4つのコマンドの組み合わせにより、技や術を使うことができる。

 

例えば「集中、樹、水、防御」というコマンドを入力すると、集中で精神力を高めた後、「生命の水(樹+水)」が発動。その後、防御となる。

また、術だけでなく、技もコマンド入力で「ためる、ためる、ためる、けさ斬り」で「ベアクラッシュ」という、強力な剣技が使えたりもする。

 

注意すべき点は、正しいコマンドを入力しても、技や術が、必ず発動するわけではないこと!

既に閃いた技、学習後の術は、発動率が高まる仕様。

 

デュエルの利点・欠点は、以下の通りである。

技や術を使うときに、必要となるWPやJPの消費ポイントを抑えれることできる。

剣技「ベアクラッシュ」であれば、パーティー戦闘であればWP消費「10」だが、デュエルならWP消費「1」である。

デュエルの方が、一般的に技を閃きやすく、術も学習しやすい。

運も絡むが、コマンドを知っていれば、序盤でも高ランク技も修得可能である。

長いダンジョン等で、WPやJPを温存しておきたいとき、デュエルは便利!

 

技の閃きにおいても、例えば、槍技最高峰の「無双三段」はパーティー戦闘の場合、「極楽連衝」から閃くことになるが、デュエルの「けん制、払う、払う、突く」の方が閃きやすい。

また、デュエルであれば、下位互換技の「極楽連衝」を閃いていなくても「無双三段」を閃くことができる。

 

一騎打ちのため、相性の悪い敵だと敗け=全滅リスクが高まる。

戦闘終了後、デュエルのメンバーしか成長しない。

デュエルは戦闘が長引きやすく、装備品(ツール)の消耗は激しくなりがち。

一番の欠点は、やはり全滅リスク。

 

年齢

 

サガフロ2ウィル(老人)

 

サガフロ2では「アニマ」「デュエル」の他に、もう1つ、面白い要素が導入されている。

この面白い要素とは「年齢」である。

サガフロ2では、ステータス画面で、年齢を確認することができる。

 

そして、この年齢は、ステータスに大きく影響する。

一般的に、若いうちは、最大HPやWPやLP(ライフポイント)は多い。

しかし、老いと共に、これらのステータスは落ちていく。

そのため、15歳から86歳まで、現役で戦闘に参加するウィルは、この「年齢」に大きく影響され、最終決戦でメンバーに参加したとき、その弱体化に驚いたプレイヤーも多かったはず!

 

あれだけ鍛えたのに、あの最大HPは、やばいと思ったプレイヤーは僕だけでないはず・・・

 

老いの長所は1つだけあり、最大JPだけは年齢に比例して、増えていくところである。

年齢というリアルな数値を、ゲームに取り入れた仕組みはおもしろかった(^^♪

 

時間軸を取り入れたサガフロ2だからこそ、うまく取り入れることができた仕組みでした!

 

サガフロ2の魅力③:水彩画を採用

 

サガフロ2、美しい水墨画、氷原

サガフロ2が発売された1999年は、各ゲーム会社が、現実に近い映像(3D)に力を入れていた。

そのため、当時のファミ通等のゲーム雑誌でも、映像は、評価の1つとなっていた。

 

FFシリーズは、映像においても最先端であった。

FF7に度肝をぬかれたプレイヤーは多かったはずですし、同時期に発売されたFF8は、更に進化した映像であった。

FF8ムービー映像

前作のサガフロ1も3D映像を意識していた。

しかし、サガフロ2は、そんな映像の流行とは一線を画す。

 

サガフロ2の映像は、2D水彩画という異色な存在で勝負に出た!

 

しかし、2Dの水彩画は、SFCの古き良き時代の映像を思い出させ、また、全体的に落ち着いたサガフロ2では、結果的に当たりであった!

サガフロ2、美しい水墨画、虹

 

サガフロ2の魅力④:ギュスターヴという魅力溢れるキャラの確立

サガフロ2、壮年ギュスターヴ

 

サガフロ2の主人公は誰か?

FF6と同様に、最初から最後までプレイヤーが操作するキャラが、異なる作品では、よく挙がるテーマの1つである。

 

最初から最終決戦まで戦闘に参加するウィル?

最終的にプレイヤーが操作するウィルの孫ジニー??

ウィル編の宿敵であるエッグに、「ファイアブランド」と「ギュスターヴの剣」の二刀流で挑む、正統なる後継者グスタフ???

 

どれも主人公に相応しい。

しかし、本作品のキャッチフレーズを思い浮かべると、答えが出る!

 

主人公の死。そこから本当の物語が始まる。

 

このキャッチフレーズから、主人公はギュスターヴである!

 

サガフロ2で、高評価を受けた大きなポイントは、ギュスターヴという存在ではないかと思うほど、ギュスターヴはプレイヤーを惹きつけるキャラです!!

 

ギュスターヴは、王家として生まれたにも関わらず、術が使えないために、厳格な父に国を追放され、自虐的になる。

しかし、母親ソフィーや友人フリン、ケルヴィンの支えによって成長し、やがて自ら国を興し覇者となっていく、波乱万丈なストーリーであった。

また、ギュスターヴの死後も、後継者争いや混乱に乗じる者が現れ、ストーリーは更に複雑化していった。

 

ギュスターヴは残念ながら、物語の最中に死んでしまいますが、生前も死後も、様々な人物に影響を与えていることを、プレイしていると気づきます!

 

ここでは、ギュスターヴの影響を受けた、主要キャラを紹介しておこう。

ヨハン

 

サガフロ2、南の砦でのヨハン

 

ヨハンは、サソリという組織に身を置く暗殺者。

サソリの暗殺者は、周囲のアニマに溶け込むことができるため、誰も気づくことができない。

ヨハンは、対象者以外にも手を出すサソリに失望し、組織を抜けるが、追手に粛清されそうになる。

 

しかし、間一髪のところで、ギュスターヴに救われる。

術不能者であるギュスターヴの前では、周囲のアニマに溶け込む技は通用しなかったのだ。

これには、追手の暗殺者も驚愕!

「馬鹿な、なぜ気づかれた!、完全にアニマを消しているのに!」

 

ヨハンにとってアニマとは、暗殺のための道具でしかなかった。

だからこそ、アニマを感じないギュスターヴに対し、興味と安らぎを感じたのだ。

 

作中でもヨハンは「興味が湧いた。それ以上に、この人の声に従うのが心地よかった」とギュスターヴを評している。

 

厄介事にも関わらず、自分を助けてくれたことに、恩義を感じたヨハンは、以後、ギュスターヴと共に行動することになる。

 

しかし、組織によるサソリの毒に蝕まわれていたヨハンは、着々と死に向かっていた・・・

 

2人の出会いから9年後。

 

ギュスターヴの陣営が襲撃された際、ヨハンは死に場所を決める。

ギュスターヴが少しでも長く生き延びるように、ヨハンは護衛を買って出たのだ。

ギュスターヴも、ヨハンの決意を知ってか、陣営に残ることに対し、意向確認するも反対しなかった。

 

そして、別れの際に「また、会おう」と、これまでの感謝の言葉も送ります。

ちなみに、ここでいう「また、会おう」は「生きて」また会おうでなく、「来世で」「あの世で」また会おうという意味ね(‘◇’)ゞ

 

迫りくる大量のモンスターに、これまで身に着けた暗殺術で、単身立ち向かうヨハン。

 

しかし、サソリの毒により、戦闘の都度、LPを失っていくヨハン(>_<)

もはや、戦える状況ではなかったが、それは本人が一番良く分かっていた。

 

ヨハンは、サソリの暗殺者であったにも関わらず、ギュスターヴと出会ったことにより、最期は人を守る立場として逝ったのだ!

 

ギュスターヴのカリスマ性に惹かれ、最期までギュスターヴのために戦ったヨハンは、出番こそ少なかったですが、記憶に残るキャラであった。

 

エッグ

サガフロ2エッグとリッチ

 

本作品のラスボスであり、ナイツ家の宿敵でもある。

特徴なのが、意志あるクヴェルで、人に寄生する。(持つと手放せなくなる!)

エッグは、強いアニマを持つ人間と融合し、世界を秘密裏に支配しようとするが、ウィルや息子のリッチに、何度も邪魔をされる。

 

人類にとっての強さとは、個人の強さではないことを、ウィルとの戦いで学習したエッグは、戦乱の中、組織を編成ようとします。

 

そして、組織を率いる個(リーダー)の力として、目をつけたのが、なんと、ギュスターヴの存在であった!

 

世間では、ギュスターヴ亡き後も、ギュスターヴの再来を渇望する者が多かった。

サガフロ2偽ギュスターヴ誕生1

そのため、ギュスターヴに成りすましたエッグ(偽ギュスターヴ)の元には、不満分子を持つ、多くの人間が集まり、最終的には、諸侯を脅かす程の存在になる。

 

偽ギュスターヴ軍の強さの秘訣が鋼鉄軍であり、ギュスターヴ以降、初めて鋼鉄軍を実践で用いたのが、皮肉にも人間でなく、人類の敵であるエッグだったのだ!

 

結果として、ギュスターヴという存在を利用した、エッグの思惑は大成功であった。

ただの寄せ集め手段だと、舐めてかかったケルヴィンの愚息チャールズは、偽ギュスターヴ軍との戦いで敗死(゚∀゚)

 

しかし、チャールズの息子であり、ギュスターヴの血筋を持ったデーヴィド率いる連合軍の前に、偽ギュスターヴ軍は敗北。

 

この連合軍と偽ギュスターヴ軍との戦いこそが、サガフロ2の難関と評される「サウスマウンドトップの戦い」である。

 

偽ギュスターヴ軍は、マジで強かった(゚∀゚)

だって、まともに戦うと一方的に蹂躙されるもん( ゚Д゚)

 

その後、エッグは逃走するも、ナイツ家の血筋を持つウィルやジニー、そしてギュスターヴの血筋を持つ、グスタフの前に敗れるのであった。

 

アニマを全く持たない、本来ありえないはずの性質を持ったギュスターヴ。

一方、アニマの象徴とも言える、進化したクヴェル、エッグ。

 

双方は対局の位置にあり、本来ならば交わることがなかったものの、ギュスターヴが残した影響力により、皮肉にも交わることになったのだ。

 

1300年の「ギュスターヴ(偽)出現」イベントは、エッグがギュスターヴを認めたと言っても過言でない、出来事でもあったのだ!

 

サガフロ2偽ギュスターヴ誕生2

そして、エッグがギュスターヴの存在と交わったことにより、ギュスターヴ編とウィル編も、本格的に交わることになったのだ。

 

デーヴィド

サガフロ2デーヴィド演説

 

ケルヴィンとギュスターヴの妹マリーの長男がチャールズ。

そのチャールズの息子がデーヴィドである。

主要戦闘キャラのグスタフとは、従弟の関係でもある。

 

デーヴィドは、各諸侯の連携と「鉄と術の混成軍」という、新たな発想を用いて、偽ギュスターヴ軍を撃破する。

 

その後の和平条約でスピーチをしますが、その内容を読むと、ギュスターヴの影響を受けていることが分かる。

せっかくなので、スピーチを紹介しよう。

皆さん、我々はようやく、ここにたどり着きました。

世界中の人々が集い、平和のために力を結集したのです。

しかし、ここに到るまでには、多くの汗と涙が流され、多くのアニマが失われました。

この尊い犠牲を忘れてはなりません。

そしてまた、この平和は、多くの先人達の労苦に負うものでもあります。

特に、このハン・ノヴァを建設したギュスターヴ公は、鉄と技術で新しい時代をもたらしました。

皆さんの中には、ギュスターヴ公はそれまでの秩序を破壊し、戦いと混乱を招いたと、お思いの方もあるでしょう。

しかし、ギュスターヴ公が我々に教えてくれたのは、人間は自分の意思で、自分の思うものに成れるのだということです。

人がいかにあるかは、生まれやアニマで決まるのではないと、身を持って示されたのです。

また、ギュスターヴ公の周りでは多くの人々が、公を支えました。

ギュスターヴ公のような人物でさえ、友を、信頼できる仲間を必要とするのです。

我々ならば、なおさら協力が必要なのです。

スピーチ内容の半分がギュスターヴ(゚∀゚)

デーヴィドは、ギュスターヴの生き様を高く評価しています!

だからこそ、未来を見据え、諸侯を味方に引き入れ、連合軍を形成するという、具体的な行動に移せたのです。

 

ギュスターヴが、新しい時代のうねりを、巻き起こした者だとしたら、デーヴィドは、新しい時代のうねりを終息させ、戦乱の世に終止符を打った者であります。

 

ギュスターヴの影響を強く受けていたからこそ、父チャールズが偽ギュスターヴ軍に敗れた際にも、悲観せず、自分の意思で行動を起こし、人類に勝利をもたらしたのである(^^)v

 

人類に勝利をもたらしたのは「サウスマウンドトップの戦い」を制した、プレイヤーと言う意見もあるかもしれないが、ユニット軍の用意や、8ターン耐えれば勝利となる状況に置けたのは、デーヴィドの手腕である。

 

もし、父チャールズが軍師ならば、偽ギュスターヴ軍のユニット数は1.5倍、勝利条件は「敵ユニット全滅」であっただろう(‘Д’)

 

おわりに

サガフロ2は、これまでのサガシリーズの最大の魅力であった「自由」や「戦闘」より「シナリオ」に重視したため、今までのサガシリーズとは、大きく異なる結果となりました。

 

しかし、様々な分野でフロンティア(開拓)精神を、感じ取ることができた作品でした。

そして、最重視した「シナリオ」は、1つの大河ドラマとしてみても、高評価を得ています。

 

僕自身も、当時は、そこまでシナリオの良さに気づけませんでした。

しかしながら、時を経て振り返ると、サガフロ2のシナリオは、今までのゲームの中でも上位にランクインします(^^)

 

サガフロ2はギュスターヴ同様に、最初は低評価でしたが、徐々に評価が上がっていった「伸し上がり作品」でもあります。

 

長文ながら最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

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