目指せ一発合格!税務2級の効果的な勉強方法とは!?




こんにちは、分析好きのcoco13世です。

今日は数ある銀行業務検定の中でも最難関と言われている銀行業務検定(税務2級)について解説していきたいと思います。

銀行業務検定の中でも財務2級・法務2級と並び社内での評価に利用されやすい税務2級。

試験は年一回ですが毎年6,000人以上が受験している人気資格でもあります。

しかしネット上を検索していても税務2級に関しては勉強法や試験対策の情報が非常に少ないです。

そんなわけで僕自身が一発合格した効果的な勉強法を公開します。

なお、税務2級は土台(FP2級や税務3級)の知識がないと詰む可能性が高いので、どちらも有していない方はまず税務3級の勉強から始めましょう。(過去問で6割以上は獲得できるようにしておきましょう。)

この記事では短期間でギリギリ合格ラインを目指す勉強法でなく、中期間(1カ月~1カ月半)で高確率で合格圏内に入る勉強法を紹介するよ。

まずは税務2級がどのような試験なのか解説していきます。

銀行業務検定「税務2級」とは

銀行業務検定試験は主として銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象に、業務の遂行に必要な実務知識や技能・応用力についてその習得程度を測定することを目的とした、どなたにもご受験いただける公開の検定試験です。
現在、法務・財務・税務・外国為替・金融経済・証券・信託実務・法人融資渉外・個人融資渉外・窓口セールス・年金アドバイザー・営業店管理・融資管理・デリバティブ・投資信託・保険販売・金融リスクマネジメント・経営支援アドバイザー・預かり資産アドバイザー・金融商品取引・相続アドバイザー・事業承継アドバイザー・事業性評価等の23系統36種目の試験が実施されており、年間受験応募者数は約29万人を数えるに至っています。

税務2級は23系統の中でもメジャーであり財務や法務と並ぶ3本柱として多くの方が受験されます。この3本柱は三択50問の4級、五択50問の3級、記述10問の2級と別れています。

2級の特徴としては、得点源のうち大半が記述部分であることです。

そのため4級・3級のように答えを消去法で絞っていく戦法は取れないうえに、難易度も高くなっています。

そのため半端な勉強では太刀打ちはできません。

試験概要

出題形式 (三答択一付)記述計算式 ―10題
(1題につき択一部分2点・記述計算部分8点の配点割合)
科目構成 所得税/相続税・贈与税/法人税 等
※ 試験問題に所得税、相続税、贈与税他の速算表を掲載
合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定)
試験時間 180分

出題割合は所得税4問、相続・贈与税4問、法人税2問です。

出題形式は各設問、3択と記述の理論問題と計算問題です。

法務2級と違い理論記述問題と計算問題は知っていないと解答欄が空白となります。(法務2級の場合、六法持ち込み可のため知識が曖昧でもなんとかなります。)

特に計算問題は知らないと適当に書くことすらできません。

また時間は180分と長く感じますが見直し時間を考慮すると1問当たり15分と余裕はほとんどないです。

この試験では退室可能時間である試験後60分に諦め組が一気に退室して、残りの人の大半は最後まで粘っているよ。

合格状況

試験実施回 合格率 応募者数 受験者数 合格者数
2019年3月 22.35% 6,560人 4,784人 1,069人
2018年3月 22.93% 8,386人 6,122人 1,404人
2017年3月 21.57% 8,832人 6,351人 1,370人
2016年3月 22.28% 8,733人 6,078人 1,354人
2015年3月 22.80% 9,254人 6,382人 1,455人

合格率は2割程度です。

そして税務3級と違い応募したにも関わらず当日受験されない方が3割程いるのが特徴です。

受験を放棄した3割の中にはおそらく過去問題集をさらりとやってみて、その難しさに心を折られた人も数多くいるはずです。

せっかく受験料6,480円も支払うのなら、棄権はせず一発合格を目指そう。

合格率は2割程度ですが、ここでお伝えする正しい勉強法で取り組めば合格点である60点は満たします。

目指す点数ですが、僕自身が受験した際に80点後半で受験者数の上位1%(60位以内)にランクインしていたことから、80点台は上位10%を切っていると思われます。

そのため合格を確実に狙うなら70点台目標で良いです。

使用する教材

過去6~7回の過去問ですが、税制が変更した問題は削除されています。

これは必ず購入してください。

これを買わずに受験するのはマリオでキノコを使わずに全クリアを目指すようなものです。

税務3級においては「90点以上の高得点を目指す方や本格的に知識を身に着けたい方はテキストを購入してください」とお伝えしましたが、2級においてはテキストも買っておきましょう。

なぜなら2級のテキストはアウトプット重視になっているので基礎部分からしっかり見直しが図れ、どの部分が弱点か可視化できます。

また2級は範囲も広いうえに、細かい部分まで問われることもあるため過去問の解説だけでは心細いです。

テキストは2,500円程しますが、一発合格を勝ち取るため買っておきましょう。ケチって試験に落ちると、その倍以上の受験代金6,480円の損失となるよ。

注意:買う前に必ず受験する時期の問題集であるか確認してください!!

勉強方法

3級は出題傾向を分析して頻度の高い問題を優先的に取り組めば合格圏内に入れますが、2級では正直その戦略はリスクが高いです。

なぜなら設問は10問しかないため、頻度の低い問題が出題されたときに撃沈します。

また出題範囲が広いくせに、細かい部分まで問われるため各設問で満点はなかなか難しいものです。

贈与の出題範囲は広いのに1問しか出題されないよ。それにも関わらず本試験では各種特例贈与について細かく問われるよ。

そのため税務2級に合格するために効果的な勉強法は、基礎をしっかり固め本試験では基本問題で点数の取りこぼしを極力防ぐことです。

そのうえで得意分野では応用力を養うことが重要です。

前述した通り80点後半なんて上位1%しか占めていないことから、満点を狙う試験ではなく、基本問題で確実に点数を稼ぎ、その積み重ねで合格する試験です。

では、ここから具体的な勉強方法を紹介します。

勉強手順

手順①
テキストの例題を解き、フローの問題に慣れつつ、曖昧な部分を把握しましょう。

2級のテキストはインプットとアウトプットを兼ねているため、3級と違いテキストでまず勉強していきます。

税務3級の知識があれば、インプットする内容はそこまで多くないはずです。

そのため2級の勉強はアウトプットが主体となります。

手順①は書く練習も含むため頭の中で解くのでなく必ず記述してください。

1周目は全然解けないのは、フロー(一連の流れ)の問題に慣れていないことと、知識が断片的であるため気にしなくて良いです。

フローに関しては手順①と手順③を一通り行えば身に着きますので心配不要です。

間違えた部分はなぜ間違えたか(知らなかった、勘違いしていた、失念していた等)把握しておきましょう。

手順②
テキストの問題を再度解きましょう。

テキストの例題を1周目で間違えた箇所を意識しながら再度解きましょう。

ただし手順②では間違えた箇所を理解しているかを確認することが重視しているため、手順①と違い記述は最低限で大丈夫です。

解けなかった箇所についても、この時点ではあまり神経質にならず自分の弱点を知れてよかった程度の気持ちで大丈夫です。

手順③
問題集を1回ごとに制限時間20分で解いていきましょう。

手順③は試験の形式に慣れるための勉強です。

試験では1問当たりの制限平均時間は18分と短めであるため、時間に追われながら解くことになります。

そのため過去問においては時間も意識して解きましょう。

また手順①同様に必ず記述して一通り解いてから答え合わせしてください。(途中で解答を見ると、どこが解けていなかったかはっきり判定できません。分かった気でいるのが一番危険です。)

解けなかった問題はテキストでしっかり見直してましょう。

また解けた問題においても断片的な部分や曖昧な部分はテキストで見直し、点と点を線で結び付けましょう。

3級は「点」で問われるのに対し2級は「線」を問われますので、より多くの知識を線で結ぶことが重要です。

手順③が税務2級の勉強法の要となるよ。

手順④
テキストと問題集の間違えた箇所のみ再度見直しましょう。

試験合格の課題は手順②③で抽出された問題を如何に理解して解けるようにするかです。

特に平均点が5点以上の問題は基本問題なので絶対解けるように注力しましょう。

逆に2点未満の問題は奇問なので大まかに理解する程度で大丈夫です。

手順②③で間違えた問題は問題集とテキストに付箋を貼り、解けるようになるまで毎日こなしてください。(スキマ時間に取り組むのも効果的です。)

手順④あたりからは勉強のスピードも上がってくるので、勉強計画の見直しもしてみてください。

時間がない場合でも最低限、ここまでやっておけば、それなりに点は得られるはずです。

手順⑤
スピード重視でテキスト→問題集の順番で解きましょう。

問題を解くにあたり頭の中で解くのでなく手順①③同様に記述してください。

手順⑤の狙いは、理解できていなかった問題、判断に迷った問題、ミスした問題の確認です。

特にミス問題は解けなかった問題と違い頭の中だけで解くと表面化されないことがあります。

ここで間違えた問題(迷い、ミス含む)は必ず原因を追究してください。

僕自身も

贈与計算における基礎控除110万円の失念

減価償却費の月割計算部分の失念

そんなミスがありました。

この試験では解ける問題で確実に得点を積み重ねて合格する試験なので、ミスを甘くみてはいけません。

手順⑤で間違えたり迷う問題は試験本番でも繰り返す可能性があるので、問題集の余白部分に箇条書で良いので記載して、試験当日に会場に着いたら必ず目を通すようにしてください。

試験に落ちる人ほど手順⑤の間違いに対する認識が甘いです!

本番は時間との戦いでもあるから、ミスしやすい箇所を必ず意識しておこう。3級と違い十分な見直し時間を捻出するのは難しいよ。

手順⑥
テキスト・問題集に記載されている税制改正点に目を通しましょう。

改正点は試験に出題される可能性が高いです。

また改正点は問題集においても削除されているため、アウトプットの練習はできないためインプットをしっかり行う必要があります。

FPから税務2級を受けられる方へ

FP受験からそのまま税務2級を受験する方は多いと思われます。(特にFP1月受験者)

ここではFPから税務2級を受験される方の気になる点をお伝えします。

Q1:試験範囲は重複するか。

かなり重複します。

FPの知識が鮮明であれば、基本部分は十分カバーできます。

Q2:出題形式は似ているか。

これは全く異なります。

また税務2級の特徴としてはFPと違いスポットでなくフローを問われます。

FPでフロー形式の勉強をするのは午後試験の出題部分のみです。

そのためFP保有者であっても税務2級の問題集をいきなり取り組むと、なかなか解けないのは必然です。

Q3:どちらが難しいか。

これは難しい質問ですが、税務2級の方が深く問われる問題が多いと思われます。

例えばFPの所得税においてはFPは不動産所得の青色申告適用の要件を問うのに対し、税務2級ではフローの中で事業的規模でない不動産所得と事業所得(損失)があるとき、65万円か10万円どちらを適用するか、またどちらの所得から優先的に控除するかを問いてきます。

また法人税においても金銭債権に関する問題はFPではほとんど触れてなかったです。

余談ですが僕自身も1月にFPを受験して、そのまま税務2級を受験しました。

知識としてはFP1級においてタックスプラニング8割、不動産10割、相続7割の結果で、2週間程勉強して税務2級を受験しましたが9割の壁を越えられなかったことから、税務2級は簡単な試験ではないと思います。

まとめ

銀行業務検定においては「問題集3周」することが合格への最短ルートであると言われていますが、税務2級において確実に合格圏に入るためには「テキストと問題集」の組み合わせが効果的です。

ネット上では問題集だけで十分という声もありますが、確実に合格圏内に入るためには懸念が残ります。(税法を十分理解している人を除く。)

税務2級は年1回しか受験できず受験料も高いうえに、法務・財務と比べ改正も多いことから数年不合格が続くと新たに教材を買わないといけなくなります。

また銀行業務検定2級は実務で活かす意味合いよりも社内での評価に利用されやすい意味合いの方が特に強い試験であることから、とにかく「合格」することが重要な試験です。(金融機関の人事の昇進昇格の条件の1つに銀行業務検定の取得が取りこまれています。特に2級は利用されやすいです。)

どうせ貴重なお金と時間を費やすなら、ここでお伝えした効果的な勉強法を参考にして「一発合格」を目指してください。

追記:FP2級や1級の受験を考えている方は先に税務2級を受けることを強くオススメします。僕自身、税務2級を後回ししたことを反省点の1つとして挙げています。




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