バトル漫画ではあまりにも有名な板垣恵介の漫画作品「刃牙シリーズ」のうち、根強いファンが多い第2弾「バキ」(死刑囚編、擂台賽編 、神の子編)の名バトルシーンを本記事では紹介します。
- グラップラー刃牙 (地下闘技場編、幼年編、最大トーナメント編)計42巻
- バキ(死刑囚編、擂台賽編 、神の子編)計31巻
- 範馬刃牙 (シャドーファイティング、監獄編、ピクル編、列ボクシング編、最強親子喧嘩編)計37巻
- 刃牙道(宮本武蔵編、通称本部道)計22巻
- バキ道(二代目野見宿禰)計17巻
僕自身、刃牙シリーズは「バキ」の死刑囚編でデビューし、その後「グラップラー刃牙」へ移行したことから「バキ」への想いは強いです。
②~④は全巻保有しています。
バキの名バトル5位:烈VSドイル
出会ったら闘争開始!それが唯一のルールである死刑囚編。
闘技場メインの1弾と違い2弾では、学校、公園、遊園地と様々な場所で闘いが始まります。
烈とドイルにおいては、偶然にも買い物帰りのデパートのエレベーターで鉢合わせしてしまいます。
一般人がいることから、さすがのドイルもこの場で闘うことに躊躇する素振りを見せますが烈は違いました。
わたしは(この場で)かまわん!
ドイルは闘うことはせず、だからといってこのまま立ち去るわけにもいかなかったので烈をBarに誘い、一緒に酒を飲むことになります。
酒の場で烈が、先日の闘いでドイルが鎬昂昇との闘いで爆薬を使ったことを指摘。
「それは卑怯かな」そう問うドイルに対して烈は答えます。
わたしは一向にかまわん!
会話の後、ドイルはランプの火を用いて烈に不意打ちを仕掛けます。
しかし、次の瞬間、何かがドイルの目に刺さります。
ドイルの不意打ちに対して、烈がドイルの左目にナイフを投げつけたのです。
ドイルの不意打ちを機にBarで戦闘開始となります。
烈は先ほどのドイルの不意打ちと同じように、ランプの火を用いて火炎放射のように攻撃。
その後も服の中に仕込んであった無数のナイフをドイルに投げつけます。
さらに隠し持っていた青竜刀でドイルの背中を斬りつけます。
この闘いでは烈海王の実戦の強さを痛感しました。
ドイルに敗北した鎬昂昇は、素手での闘いでドイルを追い込みますが、油断してしまい爆薬により逆転。
この逆転劇について兄である鎬紅葉は、これは試合などという生易しいものではないと理解を示していました。
烈においては突然の闘いにも関わらず、武器の携帯など万全の状態であり、爆薬を含む不意の攻撃にも対応しています。
烈と言えば中国拳法による肉体的な強さが印象的でしたが、試合だけでなく日常の場のおける実戦による闘いも強いことが伝わってくるバトルでした。
今の私なら烈海王でも勝てる!と豪語していた鎬昂昇も、かませ犬の役割をしっかり果たしてくれました。
余談ですが、この闘いで決着と思いきや、とある行動により烈が瀕死のドイルを全力で助けるという超展開になります。
バキの名バトル4位:独歩VSドリアン
ドリアンは死刑囚の中で最も登場場面が多かったキャラです。
物語序盤、独歩に会うために神心会本部に乗り込み、その場にいた克己を不意打ちで仕留め、烈相手に火を吹きかけ姿を消します。
その後はバキや独歩含む死刑囚対抗メンバーと他の死刑囚とともに地下闘技場に集結。
地下闘技場での顔合わせ解散後、ドリアンは繁華街で独歩に声を掛け闘いに突入。
1ラウンド目は独歩が先制攻撃するも、ドリアンは隠し持っていたピアノ線(厳密には頑丈なアラミ繊維)で独歩の左手首を切断。
独歩は切断された手でドリアンを殴りそのまま姿を消します。
この独歩が姿を消す場面は「ハゲがいねェぞッ」で有名です。
次にドリアンが姿を現すのは、なんと死刑囚対抗メンバーが集まる徳川邸。
ガソリンとライターを持って徳川邸に現れますが、リベンジにきた克己に火をつけられ、さらには加藤に耳を切断されます。
それでも、ダメージはそれほど受けておらず、独歩の手を切断したように、克己と加藤もピアノ線で切断しようとしますが、独歩の手刀でピアノ線を切断。
ドリアン自慢のピアノ線を独歩は素手で切断したことから、2ラウンドは独歩が優位な状況に。
さすがのドリアンも今の状態で全員を相手にするのは分が悪いと判断し、なんと口から手りゅう弾を吐き出し徳川邸を爆破。
爆破後は、かつて戦争で利用していた東京地下街の基地に身を隠し、徳川邸で加藤に切断された耳を治していたところ、徳川邸爆破後からドリアンの後をこっそり追っていた加藤と対面。
先の徳川邸では有利に立っていた加藤でしたが、ここでドリアンが中国拳法の使い手であることが判明。
火やアルミ線などの武器だけでなく、素手での闘いでも化物級の強さを発揮するドリアン。
最後は催眠術で加藤を嵌めて終わらせます。
その後も加藤の敵討ちで集まった神心会門下生に格の違いを見せつけ、今度は遊園地で加藤の同期の末堂と対面。
ドリアンの誘いで動くジェットコースターでの闘いとなり、末堂を頭脳戦で終わらせます。
末堂を倒し高笑いするドリアンの前に烈、独歩、克己が登場。
ここでは、リベンジ戦を兼ねて、独歩がドリアンとの闘いに名乗り出て3ラウンド目へ突入。
また、ドリアンが烈と同じく中国拳法の「海王」の肩書きをもっていることが判明します。
1・2ラウンド目と違い完全決着を望んでいることから、独歩の「空手」とドリアンの「中国拳法」が全力でぶつかる闘いとなります。
1ラウンド目で切断された独歩の左手に回復しています。
中国拳法に加え武器や催眠術による攻撃も仕掛けるドリアンですが、独歩はあらゆる攻撃を対処し、ドリアンに確実にダメージを与えていきます。
この2人の白熱した闘いが非常に熱い!
敗北を求め日本に上陸したドリアンも「こうすれば良かったとか、あれを使用した勝てたとか、一点の疑問の入る余地もなく、曇りもなく、真の敗北を与えてくれるのでは!?」と独歩に期待してしまいます。
バキの名バトル3位:オリバVS龍書文
郭海皇の提案で中国人メンバーVS日米メンバーが勃発!
中国人メンバーVS日米メンバー1戦目となるのがオリバVS龍(ロン)書文
オリバはバキシリーズ初登場となりますが他に類を見ない筋肉キャラ。
オリバの強さは本物であり、死刑囚シコルスキーを一撃で倒して捕まえており、範馬勇次郎も一目置いてるキャラです。
また、オリバはアリゾナ刑務所の受刑者でありながら、自由に出入りできることから「ミスターアン・チェイン」の肩書きも持っています。
龍(ロン)書文は15歳から19歳まで全台湾擂台賽にて連続優勝。
その後も素人の喧嘩自慢、レスラー、ムエタイ、拳法のプロが集う黒社会の非公式試合で、25年間無敗のキャリア(生涯無敗)を持つ拳法家。
龍書文の強さは中国拳法最強の郭海皇も認めており、範馬勇次郎ですら龍書文の名を聞いたとき、「凶人書文かッッッ」と口走っています。
そんな強キャラ2人の闘いは熱い!
試合開始後、龍書文はオリバの無造作に振り下ろした圧倒的パワーの攻撃を、片手で受け止めます。
そして、貫き手で弾丸をも通さないと自負するオリバの鋼鉄の腹筋を貫きます。
その後も「居合い」というポケットに手を入れた特殊な闘いにより、オリバは手も足も出ません。
しかしながら、オリバは自慢の耐久力で、龍書文の連撃を受けながら強烈な一撃を決めます。
一瞬ダウンする龍書文ですが再び立ち上がり、ここからは本気モードでオリバに連撃を仕掛けます。
相変わらず手も足もでないオリバは防御を捨て、真っ向から龍書文の頭を掴み顔面頭突き。
反撃する龍書文にさらに顔面頭突き。
2度の顔面頭突きで意識を失いつつも攻撃を止めない龍書文に対して三度目の顔面頭突きで決着となります。
決着時に龍書文は意識を失っていましたが、それでも「居合」スタイルは崩さなかったことから、オリバはスマートな野郎と高く評価していました。
登場以来、無双の強さを誇っていたオリバでしたが、序盤は手も足も出ず、実力的にも均衡していた闘いであったことから何度読んでも楽しめます。
バキの名バトル2位:勇次郎VS郭海皇
擂台賽編の最終戦。
このバトルの見どころは、まったく相反する流儀を貫く最高峰の2人が闘うこと。
刃牙や烈海王ですら試合中に驚きを隠せないことが多々起きる、非常に高度な闘いです。
勇次郎はバキシリーズにおけるジョーカーキャラで「地上最強の生物」の肩書を持っています。
対する郭海皇は140歳と超高齢ですが、実力で中国憲法最強の存在です。
あまり他人を評価しない勇次郎も郭海皇を「中国拳法そのものだ」と高く評価しています。
また郭海皇は勇次郎を格下扱いする発言をします。
「武が力に挑むのでない、力が武に挑むのじゃ、おまえがわしに挑むのじゃ」
この闘いは「武」が郭海皇、「力」が勇次郎であり、郭海皇の高度な武術「消力」により、勇次郎の力による攻撃を無効化。
郭海皇は攻めにおいてもバケモノ級の威力の技で攻めてきます。
他の相手なら手も足も出ず負けそうですが、相手は地上最強の生物である範馬勇次郎。
なんと勇次郎も真似たのかすでに持っていたかは不明ですが、郭海皇の攻めの「消力」による打撃を守りの「消力」によって無効化します。
しかし、勇次郎は自分の流儀でないと言い放ち「消力」は使わないと断言し、「闘争とは力の解放だ」と言い放ち、言葉通り圧倒的な暴力で郭海皇に攻撃を仕掛けます。
郭海皇も「技術こそが闘争の構成物質そのもの」と自分に言い聞かせ、勇次郎に攻撃を仕掛けます。
究極の「暴力」と究極の「武」の闘いが非常に熱い!
これまで勇次郎の闘い相手は、最凶死刑囚を含め大半が瞬殺されていたことから、勇次郎の本格的な闘いの場が見れる郭海皇との究極の闘いは非常に面白味があります。。
最後はまさかの展開で決着となるりますが、試合後のステージに立った勇次郎はどこか満足気でありました。
その場に現れた郭海皇も「範馬海皇」と呼ぶなど、勇次郎の実力を認めた評価した結果に終わりました。
バキの名バトル1位:花山VSスペック
スペックは最凶死刑囚の1人で、死刑囚の中では最も野性味に溢れ豪快かつ残虐なキャラ。
狂気じみた一面もあります。
刃牙と初対面時には不良から取り上げた拳銃を自分の頬に撃ったり、握手と見せかけて切断した人の手首を渡し驚く刃牙に攻撃を仕掛ける場面もありました。
戦闘においても、同じ最凶死刑囚である柳やドリアンのような武道の心得はなく、驚異的な身体能力を活かした闘いをします。
また、ダーティーな闘いも得意で凶器攻撃、不意打ち、だまし討ちも当たり前。
そんな凶悪スペックを迎え撃つのが花山薫です。
序盤はスペックの凶器攻撃の連続ですが、花山が本格的に構えるとスペックも凶器を捨て花山と同じ構えをします。
スペック曰く、凶器の使用はむしろ相手を気遣っているとのこと!
スペックの素手での闘いの前に、スペックの攻撃力と防御力が異常であるエピソードが入ります。
攻撃面においては「無呼吸連打」という超高速ラッシュ(相手が倒れ骸と化するまで、終わらない攻撃)が紹介。
スペックは「無呼吸連打」を、なんと自由の女神に試し、素手で基礎部分を破壊してしまう威力を誇っています。
防御面においては、特別機動隊による「鉄鋼弾」の集中砲火にあっても、全くダメージを受けていないことが紹介。
半端な攻撃ではスペックにダメージは与えられないことが伝わってきます。
そのスペックが花山に超火力の「無呼吸連打」を繰り出します。
しかし、花山もまた打たれ強さは別格であり、スペックの「無呼吸連打」を受けながらも、大振りのパンチを放ちます。
「鉄鋼弾」の集中砲火ですらノーダメージで笑顔のスペックでしたが、花山のパンチを喰らったスペックの感想が・・・
「な・・・なんてパンチだ・・・」
花山のパンチ一発の威力に驚愕します。
そこからは花山の強烈なパンチが数回繰り出されますが、ダメージに耐えきれなくなったスペックが、なんと花山の口に銃弾を入れて破裂させます。
しかし、銃弾が口内で破裂して顔面が一部崩壊しても花山の攻撃は止まらず、花山の全力パンチでスペックを吹っ飛ばし第1ラウンドが終了。
気を失ったスペックは花山に警察署に連れていかれ引き渡されます。
第2ラウンドの舞台は夜の公園から警察署入口に変わります。
気を失ったスペックが復活。
花山を乗せた車を横転させ、横転した車から出てくる花山を警棒で滅多打ちにします。
花山は怒り、スペックに殴りかかろうとしますが、スペックは警官から事前に奪った銃で花山の膝を撃ちます。
さらには動けなくなった花山の頬も銃で撃ち抜き、空手の試し割りのトリックをアスファルトと花山の頭で行ったりと無茶苦茶です。
花山とスペックの闘いを見ていたドライバーは後日談として下記のようなセリフを残します。
「そりゃアンタ、ああなっちまうと普通は勝負ありだわ」
「ふううはね」
「だけどこれは花山薫のハナシでしょ」
これだけの攻撃を受けても花山の闘争心は失っていませんでした。
スペックに隙をついて花山が馬乗りになり、今度は花山が空手の試し割りのトリックをアスファルトとスペックの頭で行います。
危機を感じたスペックは閃光弾で馬乗り状態を逃れ、最後はスペックが最も信頼している己の肉体を駆使して裸締めで花山を倒そうとします。
裸締めは完全に決まるも、花山の専売特許技「握撃」によってスペックの腕が握りつぶされます。
その後もスペックが花山に攻撃を仕掛けますが花山を倒すことはできず、最後は花山に喉仏を潰されて完全決着となります。
この闘いの一番の見どころは文字通りの死闘!
また、闘争と闘争の本格的なぶつかり合いとなったことから、刃牙シリーズの中でも上位にランクインする名戦闘と言えます。
スペックは死刑囚編では一番最初に退場となりますが、最も刃牙ファンの期待に応える闘いを見せてくれました。(後の4人の決着は微妙。)
第2ラウンドでは花山のセリフは一切なく、闘いの純度が非常に高かったのも高評価の1つでした。
バキ【死刑囚/擂台賽/神の子編】名バトル5選まとめ
刃牙シリーズの第二弾である「バキ」は、前作のグラップラー刃牙の最大トーナメントのメンバーが闘技場以外で闘うことになりますが、最大トーナメントとの違い、素手以外の闘いが多かったことから、闘いに新鮮さが感じ取れます。
また、ダーティーな闘いの中でも、最後は肉体のぶつかり合いというところがバキの面白さであり惹かれる部分でもあります。
本記事で紹介した以外にも名バトルはいくつかありますので、まだ刃牙シリーズに踏み込んでいない方は是非、一番人気であるシリーズ2弾「バキ」を読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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