ダイの大冒険アニメ33話は、ポップの師匠でありアバンの仲間でもあった大魔導士マトリフのバトルが1番の華でしょう。
しかし、個人的には華のバトル部分だけでなく、正攻法ではダイ達に勝てないと気づきながらも、卑怯な手を使うことに苦悩や迷いを見せるハドラーも気になりました。
少しネタバレになりますが、今回の戦いによってハドラーはある決意をすることになるため、その決意をする前の苦悩の描写が描かれている33話は、実も貴重かもしれませんね。
こんにちは!ダイの大冒険が大好きすぎて、これまで当サイトでダイの大冒険関連の記事を11個(A4レポート60枚相当)も生み出したcoco13世です。
アニメ感想記事の一覧はこちら
2019年12月にダイの大冒険の再アニメ化が決定し、2020年10月3日から放送開始となりました。
小学生の頃に視聴していたアニメの完全新作版を、小学生の子どもと一緒に視聴する日が訪れるなんて…
ダイの大冒険の大ファンとして、単にアニメを楽しむだけでなく、1人でも多く方に興味を持ってもらいたいです。
そんなわけで、内容や感想そして原作との変更点についてお伝えしていきます。
『新装彩録版』のサイズはジャンプコミックスの単行本版と同じですが、表紙が新たに書き下ろしされ、連載時のカラーページを再現収録しているため、単行本版や文庫版の上位互換と言えます。(内容は変わりません)
ダイの大冒険アニメ33話感想・見どころ
ダイの大冒険33話の見どころは2つ。
1つ目は、これまで実力がベールに包まれていたマトリフのバトルシーンです。
弟子であるポップがザボエラに殺される瞬間に助けに入るマトリフ。
そしてハドラーに対し「オレがあの世に送ってやるからアバンに謝ってきな」と言い放ち、ハドラーのベギラマを自分のベギラマで相殺。
ここでマトリフが凄い魔導士であったこと判明!
なんと片手でベギラマを使いつつ、空いたもう片方の手でポップの毒を治療すべくキアリーを使用!!
この2つの呪文の同時使用にはハドラーも驚きも隠せません。
これまでに同じ呪文を同時使用するフレイザードのフィンガーフレア・ボムズ(メラゾーマ×5)がありましたが、異なる呪文の同時使用はマトリフが初めてです。
余談ですが、物語終盤でポップがマトリフをマネして同時呪文を使いますが、あの長年生きた大魔王バーンですら「器用なことをするな小僧」というセリフを放ったことから、異なる呪文の同時使用は極めて高度なスキルであることが分かります。
ちょっと熱くなりすぎたので話を戻しますね。
ベギラマ同士ではラチが明かないと悟ったハドラーは、ベギラマの上位呪文であるベギラゴンで一気にカタをつけようとします。
しかし、さすがはマトリフ!
なんと、ハドラーがつい最近になって、ようやく習得した極大閃熱呪文『ベギラゴン』を使えたのです。
しかもハドラーのベギラゴンより魔力面で上回るため、ハドラーが押される事態に!
ハドラーが専売特許と思っていたベギラゴンをマトリフが使用したときは、さすが大魔導士マトリフ!ただのセクハラおじさんではなかったと思いましたね。
2つ目の見どころはハドラーの苦悩です。
今回の不意打ち作戦はハドラーの本意ではありません。
かつてはクロコダインを卑劣な策で誘惑した悪名高いザボエラが関係していました。
原作ではありませんでしたが、アニメではザボエラがハドラーに、正攻法にこだわる必要はないことを訴える場面も追加されていることから、後がないハドラーがやむを得ずザボエラの策に乗ったことがうかがえます。
そして、いざザボエラの卑劣な策を使うも、敵であるポップに
「見損なったぜハドラー」
「てめえは残酷だけど卑怯じゃなかった」
と言われ、感情を露にしたことから、ハドラー自身も苦悩していたことが分かります。
その後も自分より格下であるポップに
「男の戦いには勝ち負けより大事なものがあるんだってことをな!」
とガツンと言われ、反論できなくなるハドラー。
ハドラー自身も正攻法で突破したいが、実力ではダイたちに勝てないジレンマに悩まされていましたが、その悩みも33話でおしまい。
今回の敗北を得て、ハドラーは策でなく己が強くなることでダイ達を倒すことを決意し、ザボエラがひそかに研究していた超魔生物になることを決めたのです。
超魔生物を決意した理由の1つに、敵であるポップに『男の戦い』について語られたこともあるかもしれませんね。
ダイの大冒険アニメ33話『ザボエラの奇策』の概要
ダイの大冒険33話は、マトリフとハドラーの2人が主役でした。
そして、マトリフが持参したアバンの書によって、各々が今やるべきことを考えるようになります。
ダイの大冒険アニメ33話のあらすじ
バーンから最後のチャンスを与えられたハドラーは、ザボエラと共に、自らダイ討伐に乗り出すことにする。
一方ダイたちは、次なる敵の襲来に備え、メルルの小屋でバランとの戦いで負った傷を癒していた。
ポップが小屋の外で一人見張りをしていると、彼の前に修業に出ていたはずのマァムが姿をあらわす。
久しぶりの再会を喜ぶポップ。
しかし、それは変身呪文(モシャス)で姿を変えたザボエラの罠だった。
ハドラーとザボエラの奇襲により、ポップは身体の自由を奪われ、小屋の中にいたダイたちも眠らされてしまう。
突如としてピンチに陥った一行だったが、そこにマトリフが現れ、ハドラーとザボエラを退けることに成功する。
危機を脱したダイたちに、マトリフは「アバンの書」を渡す。
それは、かつてアバンが後世のために残した手書きの本だった。
今は亡き師が遺した言葉に勇気づけられるアバンの使徒。
レオナもまた、その一説から自分自身のやるべきことを見出すのだった。
公式サイトより引用
アニメ第33話は原作13巻第114話”最後通告”の序盤から117話”それぞれの使命”までだよ。
ダイの大冒険アニメ33話の主な登場キャラ
>ダイ
公式サイトより引用
赤ん坊の頃、今は亡きアルキード王により異国の地に追放されるが、途中で船が難破してしまいデルムリン島に流れつき、モンスターである鬼面道士のブラスに育ててもらった。
魔王軍六軍団長の一人、竜騎将バランの息子であり、本名はディーノであることが判明。
竜の騎士の一族であり、額にドラゴンの紋章が出現すると驚異的に強くなる。
バランとの戦いのなかで、竜の紋章が額から右手に移動したことで必殺技の威力が増すようになったが、同時に耐えられる武器がない課題も浮き彫りになった。
>ポップ
公式サイトより引用
職業は魔法使い。
ダイの一番の友人であり、たとえダイが人間でなくても友情は変わらないと断言。
最初は臆病だったが強敵との戦いの中で勇敢になり、絶対に勝てない相手にも挑めるようになる。
バラン編では竜騎衆に単独で挑んだり、ダイや仲間を守るためにメガンテを使用したりと、口先だけでなく行動で示し、人間を強く憎むバランの心をも動かした。
ポップと言えば、精神面で最も成長を果たしたキャラの1人と言われているよ。
>マトリフ
公式サイトより引用
かつてアバンと共に魔王ハドラーに挑んだ勇者メンバーの一人。
人間界最強の魔導士とも言われ、本人も1分間のサシなら誰にも負けないと豪語している。
実力は本物で極大呪文であるベギラゴンを使用したり、一度に異なる呪文を使用したりできる。
一見横暴であるが、ダイたちのことを心配しており、ダイたちの道しるべとなる『アバンの書』を渡した。
>ハドラー
公式サイトより引用
魔王六軍団長を束ねる魔軍司令。
アバンを討伐するも、その後は失敗が続き大魔王バーンより勇者ダイ一行を倒す最後のチャンスを与えられた。
性格は残酷であるが、戦士としての誇りは高く、アバン討伐時もバルジ島でのダイ討伐作戦においても、先陣を切って真っ向から挑んでいた。
ゆえにザボエラの不意打ち策の受け入れに苦悩していた。
>ザボエラ
公式サイトより引用
魔王六軍団長の一人であり肩書は『妖魔司教』。
性格は卑劣で勝負とは強い者でなく最後まで生き残った者という信念を持っている。
そのため手柄を得るためなら、誰でも利用する傾向がある。
また戦闘力は高くないがベギラマやザラキの他、自らの身体から数多くの毒を生成することができる。
ダイの大冒険アニメ33話で登場した呪文・技
>キアリー
使用者:マトリフ
毒を治療する呪文。
通常は一瞬で治療できるが、毒の成分が複雑だと治療に時間がかかる。
>ベギラマ
使用者:ダイ、マトリフ、ハドラー、ザボエラ
【ギラ系】【閃熱】の中級呪文。
ドラクエ1から登場する攻撃呪文。
片手で使用できる強力な呪文であることから使い勝手が良い。
>ベギラゴン
使用者:マトリフ、ハドラー
【ギラ系】【閃熱】の上級呪文。
ゲームではダメージ面でイマイチな呪文であるが、ダイの大冒険ではイオナズンより上位扱いの呪文。
ベギラマと違い両手を使用する必要がある。
ハドラーがアバン討伐の褒美として大魔王バーンより授かった呪文である。
ダイの大冒険アニメ33話の原作との変更点・カットシーン
原作を読み返しながらアニメを視聴して判明した変更点・カットシーンは以下の通り。
- ザボエラがハドラーに正攻法にこだわる必要はないと訴える場面が追加。
- ハドラーがポップに見損なったと言われた際、原作以上に激昂する描写が追加。
- 原作ではマトリフの呪文でザボエラの腕が切断されるが、アニメでは腕が焼かれるに変更。
- ザボエラがベギラマでハドラーで加勢した際。「どうじゃ我ら魔族の力を見たかあ!」とセリフがカット。
- テランを去る際に、ダイが竜の神殿を一目見て、バランを思い出す場面が追加。
- 「今は亡きアバンの教えが王女レオナをゆり動かした」「そして追い詰められたハドラーも何かを目論んでいる」といったナレーションが全面カット。
大きな変更点はザボエラがハドラーに正攻法がすべてでないと訴える場面の追加。
見どころ・感想でも解説しましたが、今回の不意打ち策はハドラーの本意ではないことを、製作者側も強調したかったのでしょう。
またハドラーの苦悩する場面もアニメでは原作以上に強く描かれていました。
ダイの大冒険アニメ33話のネットの口コミ・感想
完全2回行動ですね。ハドラーもびっくりでした。
バラン戦ではヒュンケルにも危機一髪のところ救われていましたね。
ポップがアバンの宿敵でるハドラーに対し一定の評価をしていたのは意外でしたね。
ガチのマトリフはカッコいいし強いです。
33話は物語としての派手さはありませんが、歯車は大きく動き出しました。
昭和から平成初期のようなボケシーンも健在です。
コロナ禍の状況で刺さる名言でしたね。
ダイの大冒険アニメ33話感想まとめ
33話はバラン編とロモス武術大会編の間ってことで話は進みませんでしたが、アバンの書やハドラーの敗北により歯車が大きく動くきっかけになりました。
次回はいよいよジョブチェンジしたマァムの登場です。
エンディングシーンから分かる通り、黒タイツ仕様は遺憾の一言に尽きますが、それでもニューコスチュームのマァムをリアルな動きを見れることが今から楽しみです。
- 初回31日間は無料で視聴でき600ポイント付与される
- 動画視聴だけでなく漫画・雑誌・書籍も楽しめる
- 倍速機能も同時視聴もダウンロードも可能
- 最大4つのアカウント作成が可能
- 料金は月額2,189円だけど毎月1200ポイントが付与
- 購入ポイント還元はクレジット払いで40%とお得
- 総配信数もアニメ配信数も業界1位
- 過去作品だけでなく最新作品のトレンドにも対応
- アダルト作品も5万本が見放題と充実
『ないエンタメがない』がキャッチフレーズのU-NEXTは、多くのジャンルで業界1位の配信数を誇っており、アニメ部門においてもDアニメを抜き業界1位となっています。
31日間の無料お試し期間があるので、期間内に気になるアニメや映画・ドラマを全て視聴すればお金は一切かかりません。
動画視聴の機能面でも、他のサービスと比べて高い機能を誇っているため使い勝手で不自由は感じません。
動画配信サービスだけでなく、漫画・書籍・雑誌も扱っているため、複数社のサービス利用に煩わしさを感じる方におすすめです。
男性陣の場合、アダルト作品が見放題だけで5万本ある点も見逃せません。
料金は2,189円と高く感じますが、毎月1,200ポイント(1ポイント1円)が付与されるため、実質負担は1,000円を下回ります。
クレジット払いで購入すれば支払い額の40%が32日後にポイント付与される点も大きく、例えばダイの大冒険を全22巻購入すれば、5,975ポイント(679円×22巻×40%)がポイント還元されるため、ポイント払いで『ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』を入手することもできます。
U-NEXTはオールマイティ―なサービスなので、電子書籍も動画視聴を定期的に楽しむのであればコスパは高いです。
U-NEXTの無料登録手順
- U-NEXTのTOPページにある「まずは31日間無料体験」を選択
- 個人情報を入力
- 支払情報を入力
- 登録完了したらホームボタンをクリック