RPGゲームに出てきた印象的なドラゴン7体を紹介【能力や特徴も解説】

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RPGゲームに出てきた印象的なドラゴン7体を紹介【能力や特徴も解説】

RPGゲームで欠かせないモンスターと言えば、ドラゴンが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

ドラゴンはモンスターのなかでも強いイメージがあり、RPGゲームの魅力の1つでもあります。

本記事では2024年の辰年を記念して、RPGゲームに登場した中から印象的だったドラゴンを7体紹介します。

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ヴァルキリープロファイル:ブラッドヴェイン

主人公と対面するブラッドヴェイン

エニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたヴァルキリープロファイルは北欧神話をモチーフとした作品。

ヴァルキリープロファイルでは魂を冒とくする者や悪霊などと敵対することが多いですが、ドラゴンも多く登場し、ドラゴン系は雑魚敵・ボスともに圧倒的に強さでプレイヤーを苦しめてきます。

そんな圧倒的強さを誇るドラゴン系モンスターに立ち向かえるように、ドラゴンスレイヤーという漫画ベルセルクに登場しそうな武器も序盤から入手できます。

そんなドラゴンの中でも最も印象的だったのが、ラスダンで待ち構えているブラッドヴェイン。

ヴァルキリーの世界では、四つの世界をそれぞれ守護する四宝があります。

  • 神々の住まうアスガルドの神槍グングニル
  • 人間が住む地上ミッドガルドの竜珠ドラゴンオーブ
  • 妖精の世界アールヴヘイムの神弓シルヴァンボウ
  • 冥界ニブルヘイムの魔剣レヴァンテイン

四宝はイベントにも登場し、グングニルはヴァルハラの王であるオーディンが専用武器として所持しており、ドラゴンオーブは裏切り者のロキが使用し世界を崩壊させる力がありました。

ブラッドヴェインも四宝と関係が深く、なんと四宝の1つである魔剣レヴァンテインを腹のなかに呑みこんでおり、ロキがスルトにブラッドヴェインを紹介する際、四宝に匹敵する獣と評しています。

四宝を呑み込んだブラッドヴェイン

シナリオ設定からも今までのボスとの違いを感じますが、戦闘能力も桁違いで、ラスボス前の中ボスの立ち位置でありながら、苦戦度は明らかにラスボス以上です。

主人公ヴァルキリーも気合が入っているのか戦闘開始時に『魂を冒涜した罪は重い。其は聖の下に滅せよ!』と独特のカッコいいセリフを言い放ちます。

ブラッドヴェインは漫画バキに登場する地上最強の生物の肩書を持つ範馬裕次郎のボイス(声優は乃村健次さん)で「砕けろぉっ!」「脆いわ!」と殴りかかってきたり、「燃え尽きるがいい!」と燃え盛る炎を吐いてきます。

炎を吐くブラッドヴェイン

見た目パワー系にも関わらず魔法にも長けており(魔力はラスボス以上)、範馬裕次郎のボイスで「闇の深淵にて重苦に藻掻き蠢く雷よ、彼の者に驟雨の如く打ち付けよ!」と詠唱した後、全滅級の大魔法グラビティブレスを放ってきます。

大魔法を唱えるブラッドヴェイン

火力だけでも激ヤバなのに、ドラクエ2の中ボス・ラスボス同様に回復魔法も使用。

せっかく地道にダメージを与えて追い込んだのに、回復魔法で最大HPの80%を回復されプレイヤーを絶望に陥れてきます。

圧倒的強さと絶望を与えてくれたことから、今でもヴァルキリーの曲を聞くたびにブラッドヴェインが思い浮かびます。

ブレスオブファイア3:リュウ(主人公)

ブレスオブファイア3の変身ドラゴン

ブレスオブファイアは格闘ゲームのストⅡやホラーゲームのバイオハザードを世に出したカプコンの作品。

竜の一族がその強大な力で世界を滅ぼさんとしたという『竜大戦』とよばれる戦争から数百年後の話であり、竜をテーマとしています。(主人公の名もリュウ)

竜は女神と眷属たちにより滅亡したと思われましたが、数体は今もなお生存しており、主人公もその一人。

大半の竜は滅ぼされているため、実際に戦うのは竜の村の長老(エルダードラゴン)の力試しと、序盤で一緒に旅したティーポのみ。

ティーポは兄貴分のレイと共に、記憶を失った主人公の世話をしてくれた孤児の少年でしたが、その正体はなんと主人公と同じ竜族でした。(本人も知らなかった)

序盤で主人公、レイ、ティーポはとある事件に巻き込まれ離散してしまい、終盤でティーポと再会しますが、ティーポはラスボスである女神に論され、主人公達と戦う宿命に。

主人公と敵対するティーポ

ブレスオブファイア3でドラゴンの印象が強いのは、竜族である主人公はジーン(竜の遺伝子)を組み合わせることで、ドラゴンに変身して戦うことができるからです。

竜族の力を解放

ドラゴン化した主人公はジーンの組み合わせ次第では、ダイの大冒険の竜の紋章覚醒と同様に、戦闘力が格段に上がります。

中盤では高い攻撃力と素早さを併せ持つウォリア型ドラゴンが強く、これまで支援に回ることもあった主人公が完全に攻撃特化に変わります。

また冒険のなかで主人公リュウは最強のドラゴンであるカイザードラゴンであることが判明し、ラスボス戦ではカイザードラゴンに変身した主人公が勝利のポイントになります。

カイザードラゴンであったリュウ

ただし、ドラゴン化すると毎ターンAPを消費してAPが底尽きると変身が解けるため、ドラゴン化のタイミングが重要になってきます。

ダイの大冒険の竜の紋章も、紋章解放中は時間経過で闘気を消耗してしまうほか、竜の紋章が出ている状態でしか繰り出せない技もあったので、リュウのドラゴン化とダイの竜の紋章解放はどことなく親近感があります。

主人公=ドラゴンの方程式だとブレスオブファイアが真っ先に思い浮かびます。

聖剣伝説2:神獣

聖剣伝説2の神獣

スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された聖剣伝説シリーズは、聖剣やマナの木がキーワードとなるファンタジーな世界観。

ファンタジーな世界観だからこそ、空想の生き物であるドラゴンも欠かさず登場しています。

聖剣伝説1では、ラスダンであるマナの神殿で待ち構える中ボスは全てドラゴンと特別扱いでした。

聖剣伝説3ではデュランとアンジェラ編のラスボスはドラゴンを束ねる竜帝であり、竜帝は古の都ペダンを滅ぼし張本人であったことから、デュランとアンジェラ以外の主人公でも竜帝の名前は出てきました。

また聖剣伝説シリーズの屈指の人気キャラであるリースは、闇クラスに行けばドラゴンマスターにクラスチェンジ可能でした。

ドラゴンマスターのリース

レジェンドオブマナでもドラゴンキラー編の締めで、竜帝ティアマトとの戦いが待っています。

そんな聖剣伝説シリーズのなかで最もドラゴンの思い出があるのが聖剣伝説2。

ぼったくり猫からプロテクターを買わずに突撃すると雑魚敵に蹂躙されると有名なマナの聖域では、6体の中ボスが待ち構えており、うち4体はドラゴンの名がついていることからドラゴンとの戦いとも言えます。

マナの聖域に出現するホワイトドラゴン

久々にプレイしたとき、マナの聖域でレベル上げ最中に誤ってドラゴンウォームのボスのエリアに入ってしまい、2時間以上の壮絶な戦いになったのが懐かしいです。(同じ境遇の人が多いのでは?)

2時間以上戦ったドラゴンウォーム

聖剣伝説2の中でも最も印象的だったドラゴンはラスボスである神獣。

神獣は有り余る強大な力に酔いしれ人類を罰するために神々が遣わした存在であり、大昔には神獣とマナの要塞の激突の余波により、世界中の文明が破壊尽くされた歴史があります。

タナトスによって再びマナの要塞の起動してしまい、マナの減少により暴走した神獣を倒すために主人公は戦います。

しかし、神獣の消滅は人間界と妖精界の分離を意味し、これまで冒険してきた妖精のポポイとの別れという究極の選択となることから、聖剣伝説2屈指の泣ける場面でもありました。

神獣を倒す代償はポポイとの永遠の別れ

神獣はこれまでのボスと違い、プリムとポポイの魔法でマナの剣を発動しないと勝てないイベント要素の強いボスですが、神獣の攻撃は強力なため最後まで油断のできないボスでした。

ポケモンシリーズ:カイリュー

ポケモンのカイリュー

任天堂から発売された国民的RPGと言えばポケットモンスター。

ポケモンは従来のRPGと違い、人間は戦わず代わりに各人が所持しているポケモンが戦います。

ポケモンは可愛さ重視であることから、RPG作品の中で最もキャラのぬいぐるみが流通している作品です。

ポケモンには複数のタイプが用意されていますが、一目置かれるのがドラゴンタイプのポケモン。

四天王の一角を担いチャンピオンであるワタルがドラゴン使いであり、ドラゴンタイプは御三家のくさ、みず、ほのおタイプの技を全て半減し、弱点も少なかったことから倒すのが大変でした。

四天王のワタル

ドラゴンタイプは劇場版でも、モブでなくメインとして登場している作品が多く、ドラゴン=強いのイメージが強いです。

ドラゴンが主役の劇場作品
  • 水の都の護神 ラティアスとラティオス
  • ディアルガVSパルキアVSダークライ
  • ビクティニと黒き英雄ゼクロム
  • キュレムVS聖剣士ケルディオ
劇場版のキュレム

そんなドラゴンタイプのなかでも、とくに印象的なドラゴンポケモンと言えばカイリュー。

カイリューは初代から登場しており、カッコよさと可愛さを兼ね揃えています。

アニメにおいても強いポケモンとして扱われていますが、傲慢さや凶暴さはなく、郵便配達役を務めていることもあります。

郵便役を務めるカイリュー

攻撃力はトップクラスで他のステータスも高めであり、ドラゴンタイプ以外の技の習得率も高かったことから、最強メンバーにカイリューを入れていたプレイヤーも多かったはずです。

初期のポケモンGOにおいても、カイリューはCPが高く、カイリューのみでジム占拠の光景をよく見かけました。

ぬいぐるみもカイリューの進化前であるミニリュウ、ハクリュウとともに人気が高いです。

ロマンシングサガ3:レッドドラゴンとアビスナーガ

ロマサガ3のアビスナーガ

ロマサガシリーズはスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたフリーシナリオで難易度高めのコア作品。

戦闘に特化した作品であることから、非常に多くの敵が登場し、ドラゴンも強力な敵として登場します。

ミンサガのアルベルト編では序章でレッドドラゴンの襲撃を受け、ディアナ相手に圧倒的な戦力差を見せつけられます。

ディアナとレッドドラゴン

ラスダンの1つである最終試練では10体のボスと戦いますが、最後の締めは最も強いゴールドドラゴンで、文字通り最終試練となります。

ロマサガ2でも6種類のドラゴン(火竜、氷竜、水竜、雷竜、黒竜、金竜)が登場し、ロマサガ2ならではの超火力で皇帝率いるメンバーを蹂躙してきます。

サガフロでもラスボスに挑む前の登竜門的な存在である地竜がボスとして生命科学研究所にいるほか、雑魚敵のお供として雷竜、火竜、黒竜が登場し、最高ランクの雑魚敵以上の強さを誇ることから、ドラゴン系と遭遇したときは常に最高火力で挑んでいました。

そんなロマサガシリーズの中でも、ロマサガ3のドラゴンがとくに印象的でした。

ロマサガ3ではボスとして複数のドラゴンが登場しますが、実質ラスダンである黄京にも2体のドラゴンが登場します。

黄京突入してすぐに対面するドラゴンルーラー(赤)は、これまでのボスとは桁違いの強さを誇っており、四魔貴族(影)をギリギリで倒せた力量で挑むと瞬殺されます。

火炎を吐くレッドドラゴン

ロマサガ3初プレイ時には、何度もドラゴンルーラー(赤)の火炎の餌食になりました。

黄京の城の頂上で戦うアビスナーガは満月の城というインスタ映えする風景のなか戦います。

アビスナーガとの決戦の場

人間たちが住む世界の最後のボスだけあって攻撃は多彩。

ワンピース読者の目線で見ると、アビスナーガとカイドウ戦がどことなく似ている感じがします。(カイドウ戦も和の城の頂上で満月が出ている)

ロマサガ3では実質的なラスダンにドラゴンをボスとして配置していたり、各種イベントの締めとしてドラゴンが登場したりと、ドラゴンとの遭遇率が高かった印象です。

ファイナルファンタジー7:バハムート

FF7のバハムート

三大RPGの1つでもあるファイナルファンターシリーズにおいてもドラゴンは欠かせない存在です。

多くのナンバリング作品でボス、雑魚敵としてドラゴンが登場しますが、印象的なのは敵ではなく、味方が召喚して敵にダメージを与えるバハムート。

バハムートはFF3の召喚獣として登場以来、多くのナンバリング作品で登場します。

バハムートが放つメガフレアは基礎威力が高いうえに、魔法防御力無視であることから使い勝手が良く、雑魚戦でもボス戦でも活躍の場が多かったです。

また、バハムートは他の召喚獣と違い重要なポジションについていることも多く、主人公達の力量を試すために戦う場面もありました。

主人公たちの力量を試すバハムート

FF6以降はジハード、ナイツオブラウンド、エデンなど、バハムート以上の強さを誇る召喚獣も登場しましたが、1つの作品のみの登場でありイフリート、タイタン、リヴァイアサンなど定番の召喚獣の中ではバハムートが常に上位に君臨しています。

多くのナンバリング作品に出てくるバハムートですが、最も印象的だったのはバハムートだけでなく『改』『零式』も登場したFF7。

3枚ディスクから構成されるFF7において、ディスク①の終盤でバハムートを入手できたことから、今回はバハムートは中程度の召喚獣かなと思いきや、ディスク②突入後にまさかのバハムート改が登場し、FF5のツインタニアの切り札ともいえるギガフレアを使用。

ギガフレアを使用するバハムート改

さらにディスク②の終盤ではバハムート零式まで登場。

バハムート零式に関しては、ヒュージマテリアのイベントに失敗すると二度と取ることができない取返しのつかない要素であったため、1周目プレイでは取り逃した人も多かったのでは。(僕は取り逃しました)

バハムート零式はギガフレアの上位互換であるテラフレアを使用し、召喚映像を見ると宇宙からのサテライトキャノンみたいな感じです。

テラフレアを使用するバハムート零式

バハムートだけで3体も登場したことから、ナンバリング作品のなかでも最もバハムートに対する愛情を感じました。

戦闘面においても、中盤以降のボスの対象が単体のみであることが少ないことから強力な全体攻撃が重宝し、なおかつ一度の戦闘で召喚できる回数が決まっていたことから、バハムート改・零式入手後もバハムートが活躍する場面が多かったです。

ドラゴンクエスト1:竜王

ドラクエ1の変身後の竜王

『ドラゴン』『RPG』の2つのワードで絶対に欠かせない作品と言えば、エニックス(現スクウェア・エニックス)から発売したファイナルファンタジーと双璧をなすドラゴンクエスト。

ドラゴンクエストはタイトルの通りドラゴンが物語に欠かせない役割を担っています。

味方サイドで思い浮かぶのがドラクエ4・5で登場するマスタードラゴン。

ドラゴンがメンバーに加入することもあり、ドラクエ5のグレイトドラゴンやドラクエ6のドランゴは耐久面では主人公たち人間キャラを凌駕する強さでした。(ドラクエ4のドランはノーコメント)

雑魚敵として登場する場合もドラゴンはやはり強く、ドラクエ3の悟りの書を入手できるガルナの塔に出現するスカイドラゴン、ドラクエ4の海鳴りのほこらに出現するドラゴンライダーやスタンシアラ周辺の出現するアイスコンドルには全滅した思い出があります。

中ボスとして登場する場合も、ドラクエ7の闇のドラゴンやドラクエ11の邪竜ネドラのように強すぎるゆえに封印されていたドラゴンや、ドラクエ3のやまたのおろちのように町を実質的に支配していたドラゴンが登場します。

ドラクエ11のネドラ

そんな印象的なドラゴンのなかでも一番と言えばドラクエ1に登場する竜王。

変身前の竜王

ドラクエナンバリング作品のなかでもドラゴンがラスボスなのは竜王だけ。

ドラクエの歴代ラスボスと一般モンスターたち

第一形態は魔導士と詐欺師を足して2で割ったような感じですが、変身後は完全たるドラゴン。

メルキドの住人より「爪が鉄を引き裂き、吐く炎が岩を溶かす」と言われていますが、過剰表現でなく物理攻撃も吐く炎も強力で、MPが万全じゃないと回復呪文でMPが尽き敗北します。

威風堂々とした見た目、シンプルながら圧倒的な強さ、ドラクエ初代ラスボスであることから知名度・人気度は高いです。

RPGゲームに登場したドラゴンまとめ

本記事では著者が実際にプレイしたRPGの中で印象的だったドラゴンを7体紹介しました。

ドラゴンはゲームの世界観やストーリーに大きく関わる存在であったり、多彩で強力な能力を持っていることもあることから、プレイヤーに強い印象を与えることが多かったです。

あなたの好きなドラゴンは入っていましたか。

本記事があなたのRPGゲームの楽しみや知識に役立てば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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