FFナンバリング作品は3,4,5,6,7,8,9,12をクリア済。
一度クリアしたゲームを再度プレイするのが好きで、FF7やFF12は記事を書けるレベルまでやり込んでいますが、FF5は15年ぐらい前にアドバンス版で隠しボスのエヌオーをクリアしたまま止まっていました。
FF5と言えば、ジョブシステムは言うまでもなく、宝箱を開けたら津波で即死、滝の洞窟でロボットに触れたら蹂躙、かつて世界を救った戦士たちの生き様、敵ながらキャラが非常に濃くFF8やFF12でも登場した源氏装備のエクスデスの部下など、いろいろ思い浮かびます。
FF5はFFのなかで一番最初にプレイしていることから特別感もあり、仕事のストレス発散と気分転換も兼ねて久々にプレイしてみたら、途中で飽きることなく最後まで楽しく冒険できたので、本記事では思い出に残った場面・役だったジョブ・アビリティ、苦労したダンジョンやボスをお伝えします。
FF5各世界の思い出
ジョブ・アビリティシステムが搭載されたFF5は戦闘重視のRPGですが、物語においても思い出に残る場面が多かったです。
第一世界の印象的だった場面
第一世界では序盤のシルドラとの別れが一番印象的でした。
カーラボスの道連れによって渦の呑まれていくシルドラ。
主人公達ではシルドラを助けることができず、ただ見ているだけ。
そのままシルドラは姿を消してしまいますが、主人公たちがいるウォルスの塔が海底に沈んで絶体絶命の状況のなか、死んだと思われたシルドラが最後の力を振り絞り、主人公達を助けてくれます。
普段はクールで男勝りなファリスも、幼少期からの付き合いであるシルドラとの別れに感情的になります。
シルドラも自身の死をファリスに見せないよう、海へ姿を消してしまいます。
第二世界の印象的だった場面
物語の核心に触れていく第二世界では、人生の先輩であり主人公の父と肩を並べた暁の戦士たちの生き様、同じく敵ながら憎めないギルガメッシュが印象的でした。
ゼザの生き様
エクスデス城のバリアを解除すべく、バリアの塔に海底から忍び込む主人公たちとゼザ。
主人公たちとゼザはバリアの塔で別行動し、主人公たちが頂上のアンテナを破壊するスキに、ゼザは地下の動力部の破壊に成功します。
しかし、ゼザは自らの死を予測していたのか、ヒソヒソ草を通じて、暁の戦士であるガラフや主人公たちに未来を託し、崩壊するバリアの塔と運命を共にします。
ガラフの生き様
暁の戦士で生き様が最も印象的だったのガラフ。
FF5は冒険中に仲間の入れ替わりがあるFF4と違い、FF3同様に最後まで初期メンバーで進むと思っていただけにガラフの永久離脱にショックが大きかったプレイヤーも多かったはず。
最初は記憶喪失のただのボケおじいちゃんでしたが、記憶が復活した第二世界ではエクスデスとの戦いにシナリオ面でも活躍を見せてくれました。
そんなガラフでしたが、ムーアの大森林でエクスデスに攻め込めこまれ危機的状況のなか、文字通り命をかけてエクスデスを撃退します。
ガラフとエクスデスの一騎打ちは通常戦闘で行われますが、エクスデスからの怒涛の魔法攻撃でHPゼロになりますが戦闘不能にならず、エクスデスも死なないガラフに思わず動揺します。
もはや闘志のみで動いているガラフはエクスデス撃退後、自身の死を悟り、主人公たちと孫娘のクルルに全てを託して逝ってしまいます。
HPがゼロになっても未来を守るために戦闘を続けたガラフに心を打たれたプレイヤーも多かったはず。
ケルガ―の生き様
エクスデス城の幻に戸惑う主人公たちを助けてくれたのがケルガ―。
初対面は主人公と一騎打ちのバトルでしたが、ケルガ―の術を破り、さらに主人公が同じ暁の戦士であるドルガンの息子であることが判明したことから協力してくれるようになります。
暁の戦士が皆逝ってしまい、自身も病気で先が短いことを知っていたケルガ―は、自身の最期は主人公たちを助けることと決め、全生命力を使ってエクスデス城の幻を打ち払いました。
第三世界の印象的だった場面
物語の佳境となる第三世界で印象的だったのは、かつて別れた者たちが主人公達に力を貸してくれる場面。
召喚獣シルドラ
ウォルスの塔で最後の力を振り絞り主人公たちを助けてくれたシルドラ。
2つの世界が合体した後、シルドラの住処であった海賊のアジトにいると、なんとシルドラの姿が見えます。
しかし、シルドラの姿はファリスにしか見えず、シルドラは亡くなったという事実を突き付けられますが、シルドラは死してなおファリスの力になりたいと望んでおり、召喚獣として仲間になってくれます。
召喚獣フェニックス
FF5のオープニングにも出てきた飛竜はFF5独自のキャラ。
レナに愛情を注がれていた飛竜は、第三世界でレナが魔物に魂を乗っ取られた際、捨て身の攻撃でレナを魔物から分離させて助けます。
しかし、元々弱っていたうえに捨て身の攻撃をしたことで飛竜は死期が近いことを悟っていました。
飛竜もシルドラ同様に死してなおレナの力になりたいと望み、フェニックスの塔に向かい、主人公たちがフェニックスの塔の最上階に着いた際に、頂上から飛び降りフェニックスに転生して召喚獣として仲間になってくれます。
レナと飛竜のエピソードイベントもあるせいか、シルドラ同様に心を打たれます。
ギルガメッシュ参戦
第二世界で幾度と戦ってきたギルガメッシュ。
命乞いをしながらバフ魔法をかけて主人公達に猛攻を仕掛けたり、戦闘中にクルルに対してガラフの死を気にかけたり、エクスカリパーを最強の武器と勘違いして戦いを挑んできたりと、どことなく憎めない濃厚なキャラでしたが、エクスデスにデジョンで飛ばされた後は音沙汰なしでした。
そんなギルガメッシュとの再会はラスダンの次元の狭間。
凶悪なモンスターが徘徊する次元の狭間でギルガメッシュは錯乱状態に陥り、主人公たちと出会ったときも最初はモンスターと勘違いされ戦闘に突入しますが、主人公たちと知ると戦闘は中断され、出口を教えるとお礼を言って去ってしまいました。
ギルガメッシュとの別れのあと、主人公たちが次元の狭間の最後のボスと戦っていると、なんとギルガメッシュが味方側として参戦。
内心、主人公たちの仲間になりたがっていたギルガメッシュはボスの攻撃を受けつつも、主人公たち一人一人に声をかけて最期は自爆してボスを道連れにします。
見た目は侍で最初は見た目と中身が不一致でしたが、最期の死に様は侍そのものでした。
独特のキャラからFF5に留まらず、他のナンバリング作品でも登場するようになったと思われます。(FF12ではビッグブリッヂの死闘の曲や源氏シリーズが盗める点も再現)
FF5で活躍したジョブ5選
FF5の戦闘システムの代名詞と言えばジョブシステム。
ジョブ固有コマンドやジョブ特性のほか、ステータスの補正も変わるため、ジョブ構成が戦闘に与える影響は大きいです。
- 忍者
- 侍
- モンク
- 魔法剣士
- 白魔導士
忍者
忍者の魅力は3つ。
- 素早さが高く先手を打てる
- ジョブ特性が二刀流
- 固有コマンド『投げる』が有能
忍者と聞くと二刀流が真っ先に思い浮かびますが、雑魚敵においては先手必勝の『投げる』も非常に強力です。
『投げる』は武器や手裏剣だとコスパは悪く投げるのを躊躇ってしまいますが、忍術は1つ200ギルと安く属性も3つ(火・水・雷)あるので敵によって使い分けが可能。
二刀流は雑魚戦だけでなくボス戦でも大活躍。
みだれうちをセットすれば8回攻撃も可能。
忍者刀や短剣は魔法剣付加の対象なので、弱点属性がある敵なら『魔法剣』をセットすることで、さらに火力が増します
軽装備で盾を装備できないため打たれ弱さはありますが、封印武器の佐助の刀は物理回避率25%なので、後半はそれほど気にならなくなります。(ボス戦ではプロテスを使用すれば良し)
ジョブ特性の二刀流がとにかく強く、第二世界以降のボス戦では物理アタッカーとして活躍してくれました。
侍
侍の魅力は4つ。
- 重装備可能
- ジョブ特性『白刃取り』が物理回避率25%と高い
- クリティカル率が高い刀を扱える
- 封印武器の正宗が有能
侍は重装備や盾を装備可能なうえジョブ特性『白刃取り』があるため、打たれ強いうえに物理回避率も高く前列キャラとして非常に頼りになります。
攻撃面でも侍のみが装備できる刀はクリティカル率が高いことから、物理アタッカーとして活躍します。
さらに封印武器である正宗を装備すると、戦闘開始直後に行動できるため先手必勝で攻撃を繰り出せます。
アビリティ『みだれうち』をセットすれば、打たれ強さと高火力を備えた戦士の出来上がりです。
素早さが遅い欠点はありますが、ボス戦ではヘイスト、雑魚戦では正宗装備で解消できます。
第三世界では正宗と『みだれうち』のセットで雑魚戦では大活躍していました。クリティカル率も高く爽快。
モンク
モンクの魅力は3つ。
- 装備にお金がかからない
- ジョブ特性カウンターで攻撃の手数が増える
- 固有コマンド『けり』も全体攻撃技として有能
強力な武具やお金が少ない序盤で活躍。
素手による2回攻撃が可能なうえ、攻撃されると50%の確率でカウンターが発動するため、序盤の物理アタッカーとして活躍します。
軽装備ですがHPが上がるので打たれ弱さはあまり感じません。
全体攻撃の『けり』も、MPが少なく攻撃魔法を連発できない序盤では活躍します。
装備品が充実してくる中盤以降はやや物足りなくなってきますが、終盤の大海溝で素手攻撃力2倍効果が得られるカイザーナックルを入手すれば再び活躍の場が与えられます。
素手はクリティカル率が高く、カウンターで攻撃の手数も増やせるので序盤は2人モンクにしていました。
魔法剣士
魔法剣士の魅力は3つ。
- 攻撃力が高い剣や重装備が可能
- 固有コマンド『魔法剣』が有能
- 素早さが高い
魔法剣士もナイトや侍のように重装備が可能なうえ、攻撃力が高い剣を装備できるので前例キャラとして頼りなります。
『りょうてもち』をセットしておけば、魔法剣を使わない雑魚戦でも物理アタッカーとして役立ちますし、素早さも高い(忍者と同じ)ため先手で攻撃を仕掛けられる点も魅力。
さらに強いのが固有コマンドの魔法剣。
FF5ではボスを含め弱点属性をもつ者が多く、魔法剣で弱点をつければダメージは2倍。
さらに『りょうてもち』『にとうりゅう』『みだれうち』などをセットして魔法剣で弱点を突けば、単純計算4倍のダメージと圧倒的な火力を叩き出します。
ダメージ量アップだけでなく補助としても役立ち、魔法剣スリプルや魔法剣サイレスは一部のボス戦でも役立ちます。
終盤では単純に攻撃力を上げる魔法剣フレアもあるのでラスボス戦まで活躍します。
第一世界ではファリスが魔法剣士として大活躍。初プレイ時に苦戦した火力船のボスも4桁ダメージで爽快感を味わえました。
白魔導士
序盤から終盤まで役立つのが白魔法。
白魔導士の固有コマンド『白魔法』は冒険を進めていくうえで欠かせません。
魔導士ということで火力不足が問題になりますが、序盤はアビリティ『かくとう』をセットすれば火力不足は解消。
中盤以降も後列からでもダメージが軽減しない『ちけい』をセットしておけば十分に活躍できます。
杖を装備できるので、飛竜を入手した後にタイクーン城で癒しの杖を入手すれば、味方を攻撃して回復することもできるため回復特化ユニットとして活躍します。
回復魔法は雑魚戦・ボス戦どちらも欠かせないので、白魔導士のジョブレベルを上げる目的も含め、白魔導士がメンバーにいる率は高かったです。MP消費半減の金の髪飾り入手後はアビリティに『しょうかん』をセットして魔法アタッカーとしても活躍しました。
FF5で役立ったアビリティ10選
ジョブシステム搭載のFF3とFF5の一番の違いは、FF5ではアビリティをセットできること。
アビリティの数は多いですが、そのなかでとくに役立ったアビリティを10お伝えします。
依存度が高い白魔法・黒魔法・時空魔法・召喚と習得までに時間がかかりすぎる『れんぞくま』『ものまね』は除外します。
- とんずら
- ぬすむ
- りょうてもち
- かくとう
- みだれうち
- まほうけん
- りゅうけん
- なげる
- 青魔法
- ちけい
とんずら
- 習得ジョブ:シーフ
- 累計ABP:30
とんずらは使用すれば、ボス戦など逃げられない設定でない限り100%逃げるが成功します。
序盤だと、ウォルスの地下でまともに戦ったら全滅必須のガルキマセラ戦で活躍します。
セーブポイントからボス戦など体力を温存しておきたいときや、チキンナイフ強化のために逃げる回数を稼ぐときにも役立ちます。
正宗を装備すると必ず最初に行動できるので、雑魚敵は逃げる予定のときは正宗装備キャラに『とんずら』をさせておくと便利。
ぬすむ
- 習得ジョブ:シーフ
- 累計ABP:110
ぬすむはシーフの固有コマンドですが、シーフの戦力は低いのでアビリティとして習得しておきたいところ。
FF5では敵から強力な装備品を盗むことができ、FFシリーズおなじみの源氏シリーズは『ぬすむ』でしか入手できません。
またレア枠の盗み成功率が6%と低いため、複数のキャラが『ぬすむ』を習得しておくと効率が上がります。
序盤だとウォルスの塔でミスリル系武器を盗めたり、中盤以降だとギルガメッシュから源氏シリーズが盗めたりと、盗む機会は意外と多いので、早いうちに1人は習得しておきたいところ。
りょうてもち
- 習得ジョブ:ナイト
- 累計ABP:90
武器を両手持ちにすることで攻撃力が2倍となるため、ナイトや魔法剣士の火力ブーストに適したアビリティ。
『りょうてもち』をセットすることで通常の雑魚戦も楽になります。
盾を装備できなくなる欠点はありますが、ナイトや魔法剣士の場合、重装備可能なうえHPも高いので、それほど不都合はないです。
魔法剣士に『りょうてもち』をセットして魔法剣で弱点を突けば4倍のダメージが与えられるため、ボス戦ではとくに頼りになるアビリティ。
中盤以降は『二刀流』や『みだれうち』といった優秀なアビリティが登場するので、それまでの繋ぎアビリティとなります。
攻撃力2倍となるため耐久力の高い雑魚相手でも効果を発揮します。
かくとう
- 習得ジョブ:モンク
- 累計ABP:45
かくとうは素手での攻撃時にモンクと同じダメージが与えられます。
盾を装備しなければ2連撃になるため、序盤の火力ブーストとして極めて優秀。
魔導士系キャラにセットすることで、モンクの攻撃力を有した武闘派魔導士が誕生します。
物理攻撃は魔法攻撃と比較してエフェクト時間が短いので、時間制限のあるカルナック城では魔導士系にセットしておくと時間短縮が図られます。
モンクと同じダメ―ジが与えられる特徴のほか、純粋に力の値が上昇する効果もあるため、『かくとう』をセットしておけば武器による攻撃でもダメージ量は上がるので、ナイト・侍・忍者といった物理アタッカーとも相性が良いです。
習得までの累計ABPが少ないので序盤の白魔導士・黒魔導士のアビリティとしてお世話になりました。
みだれうち
- 習得ジョブ:狩人
- 累計ABP:600
FF5の物理アタッカーの代名詞といえる攻撃アビリティといえばみだれうち。
1回の攻撃力は半減するが4回攻撃のため、実質2倍のダメージを与えることができます。
さらに『みだれうち』の優れた点は命中率100%であること。
どんな回避率が高い敵でも必中なので、ダメージ期待値は『りょうてもち』より高いです。
欠点として、攻撃対象はランダムになることと、追加効果が発動しない(盗賊のナイフで盗む、ツインランサーによる追撃など)ことですが、ボスなど対象が単体ならばランダム対象はとくに影響はなく、追加効果が発動しないのもアサシンダガーでアンデッド相手にデスが発動しないなど用途によってはプラスの効果をもたらしてくれます。
通常コマンドの『たたかう』とも別扱いされているので、エクスデスのように『たたかう』に対してカウンターを仕掛けてくる相手との戦いでも有効です。
第二世界のバル城地下で物理アタッカー2人に習得させておくと、その後の冒険が楽になります。
まほうけん
- 習得ジョブ:魔法剣士
- 累計ABP:30~680(レベル1~レベル6)
まほうけんは騎士剣、剣、短剣、忍者刀に属性や補助魔法を付加することができます。
弱点をもつボスは多いことから魔法剣で弱点属性を突く戦術は有効。
レベル4以上の魔法剣で弱点を突けば、ボス耐性がない敵は一撃死できる点も魅力。(ピラミッドのマシンヘッド等)
弱点を突く以外にブレイク(石化)やサイレス(沈黙)も意外と有効で、ボスであるオーディンや次元の狭間で出現するキングベヒーモスは魔法剣ブレイクで一撃で葬れます。
また魔法剣フレアは属性付加の代わりに攻撃力が上がる効果があるので、ラスボス戦を含む終盤まで役立ちます。
欠点は魔法剣発動で1ターン消費するため、HPの少ない雑魚敵では使う機会が少ないこと。
終盤では『魔法剣+二刀流+みだれうち』が最強火力技になります。
第一世界のボスは三属性(火・冷気・雷)が弱点の敵が多いので魔法剣が大活躍しました。
りゅうけん
- 習得ジョブ:竜騎士
- 累計ABP:200
りゅうけんは対象の敵のHPとMPを吸収する攻撃アビリティ。
サーゲイト城の図書館では魔導士系に『りゅうけん』の組み合わせが推奨されていますが、個人的にもおすすめできます。
攻撃手段が乏しい白魔導士の場合、『りゅうけん』そのものが攻撃手段になりますし、黒魔導士や召喚士の場合、中盤以降はMP消費が激しくなるので『りゅうけん』を組み合わせることで、攻撃魔法をバンバン使用できますし、HPも吸収できるので回復の手間も省けます。
欠点としてアンデッドに使用すると逆効果でこちらが吸収されるため、第三世界のピラミッドや大海溝では活躍できないところ。
『りゅうけん』があることで、強力な魔法を惜しみなく使用できる余裕を持てます。
なげる
- 習得ジョブ:忍者
- 累計ABP:240
なげるで忍術や武器を投げて攻撃することができます。
使い勝手が良いのは忍術投げ。
忍術は黒チョコボ入手後に立ち寄れる第一世界のリックスの村で1つ200ギルで購入可能。(第二世界だとケルブの村で購入可能)
武器投げは力が反映されるのに対して忍術投げは魔力が反映されるため、魔導士系に『なげる』をセットすると忍術が強力になります。
属性強化も反映されるため、炎のロッドを装備した状態で火遁の術を投げればダメージがさらにアップします。
封印武器であるウィザードロッドは全属性が強化されるため、後半はさらに使い勝手がよくなります。
長いダンジョンで戦闘回数が多くなりがちなピラミッドでは火遁の術や雷迅の術をバンバン投げて先に進んでいました。
青魔法
- 習得ジョブ:青魔導士
- 累計ABP:100
青魔法は敵から技を受け(生死は問わない)、なおかつ戦闘に勝利するとラーニングして次回以降の戦闘で使えるようになります。
ラーニングするためには青魔導士がいるか、アビリティ『ラーニング』をセットしておく必要があることから、白・黒・時空魔法と違い、意識してプレイしないと習得することができない魔法です。
青魔法は特殊な技が多いですが、ボスにも有効な魔法が多く攻守ともに優れているため、青魔法の有無でボス戦の難易度は大きく変わります。
また名前に魔法と入っていますが、沈黙状態でも使用可能でリフレクも貫通するので、魔法というよりは技に近い性質を持っています。
とくに役立った青魔法5つは以下の通り。(マイティガード以外は第一世界でラーニング可能)
名前 | 効果 |
---|---|
デスクロー | 敵単体を瀕死(HP1桁)およびマヒ効果。 一部のボスにも通用する。 |
アクアブレス | 砂漠の敵に8倍の威力を発揮する無属性魔法(水属性ではない) ラ系の2倍の威力を発揮するので中盤まで活躍する。 |
レベル5デス | 5の倍数の敵を即死させる(ボスとて例外ではない。) 5の倍数でない敵でも、青魔法『黒の衝撃』でレベルを半分(小数点切り捨て)にして5の倍数に調整すればレベル5デスで仕留めれる。 |
ホワイトウインド | 味方全体のHPを自分の現HPと同じ量だけ回復。 術者のHP次第ではケアルガを凌駕します。 |
マイティガード | 味方全員にプロテス・シェル・レビテトの効果を付加する強力な補助魔法。 味方全体の物理・魔法ダメージ半減効果を1ターンで行えるため、マイティガードとホワイトウインドだけでも青魔法をセットする価値を見出せます。 |
今回のプレイでは青魔法を積極的にラーニングしながら進めていたのでボス戦でもデスクロー、レベル5デスなどが活躍しました。ラスボス戦でもマイティガードとホワイトウインドが大活躍でした
ちけい
- 習得ジョブ:風水士
- 累計ABP:25
ちけいは戦闘中の地形に応じてランダムで4種の技を発動するアビリティ。
全体攻撃も多くMP消費もゼロで魔力依存なので、中盤以降の魔導士系キャラの攻撃手段として有効。
『かくとう』と違い後列からでも威力が軽減されず、習得累計ABPも25とお手軽なので、風水士を入手後は魔導士系キャラは『かくとう』から『ちけい』に変更がおすすめ。
欠点は『ちけい』で発動する技はランダムであり、場合によっては属性攻撃で敵を回復(旋風魔人にかまいたち攻撃など)させてしまったり、無効技(空飛ぶ敵に地震技など)が発動してしまうこと。
攻撃手段がない中盤までの白魔導士の雑魚戦の攻撃アビリティとして役立ちましたね。
FF5の苦労したダンジョン3選
どんなRPG作品でも1つは苦労するダンジョンがあるはず。
FF5にはドラクエ2のロンダルキアの洞窟やFF3のクリスタルタワーのような高難易度なダンジョンはないですが、苦労したダンジョンはあったので3つ紹介しておきます。
- カルナック城
- エクスデス城
- ピラミッド
カルナック城
カルナック城を10分以内に脱出するのが目的。
アイテムを全無視すれば簡単にクリアできますが、リボンやエルフのマントなど有能なアイテムもあるため、アイテムを入手しつつ脱出しようとすると時間との戦いでハードルが高まります。
宝箱から出現する敵も強いですが時間もかけられないので、『かくとう』『りょうてもち』といった火力ブーストアビリティが活躍。
通常エンカウトする雑魚敵は時間の無駄なので、素早く逃げられる『とんずら』も必須。
出口付近ではボスからデスクローをラーニングする必要があるため、最後まで時間との戦いとなりスリルを味わえます。
エクスデス城
第二世界の最後のダンジョン。
魔王の居城だけあって凶悪な雑魚敵が徘徊しており、ダンジョンも広いので雑魚敵を蹴散らして先に進むのが大変です。
さらに落とし穴や溶岩やワープなどもあるため、仕掛けを解くのも一苦労します。
ダンジョンの最後で待ち構えるエクスデスも全ボス中トップクラスの難易度であり、最後まで気の抜けないダンジョンです。
ピラミッド
ピラミッド攻略が大変なのはレナがおらず3人で攻略しないといけない点。
戦力ダウン状態なため敵との戦闘は避けたいですが、ピラミッドは迷路のようになっているうえ、シンボルエンカウトの敵も多く、宝箱から敵が出現することが多いため、敵との戦闘回数は必然的に多くなります。
また、スイッチや一方通行のルートなどの仕掛けが多いため、ダンジョン攻略そのものの難易度は高めです。
敵もアンデッドが多く『りゅうけん』でMPを回復させることもできず、消耗戦になりがちなのもピラミッドならではの特徴。
FF5の苦戦(緊張)したボス3選
FF5は正攻法で戦うと苦労するボスが多いため、一部のボスは正攻法を避けて搦め手で葬りました。
トライトン・ネレゲイド・フォーボス
大海溝のボス。
3匹同時に撃破しないと、デルタアタックで反撃され復活する厄介なボス。
同時撃破が条件となるボスは第一世界のピュロボロス以来。
ピュロボロスはHPが少なかったので全員でアクアブレス連発で片付きましたが、トライトン・ネレゲイド・フォーボスはファイガ、ブリザガ、バイオといった高火力技を使用してくるうえ、弱点・吸収属性も異なるため、正攻法で戦う場合、バハムートなど高火力の無属性技がないとダメージ調整に苦労します。
実際にプレイしたときは正攻法で挑んでみましたが、ダメージ調整に失敗して何度かデルタアタックを受けたため搦め手の1つであるケアルガ作戦に切替えました。(全員アンデッドなので単体ケアルガで瀕死状態にできる)
トライトン・ネレゲイド・フォーボス戦の王道の搦め手といえばオーディンの斬鉄剣。
ツインタニア
行動パターンの熟知と事前対策がないと苦労するボス。
ラスダンでは数多くのボスと戦いますが、ツインタニアが一番苦労しました。
ツインタニアは物理攻撃に対して1/3の確率でタイダルウエイブをカウンター技として仕掛けてくるため、運が悪いと通常ターン攻撃のアトミックレイ・吹雪とカウンターのタイダルウエイブの猛攻で壊滅します。
正攻法で行くなら弱点属性である聖属性の魔法剣ホーリーで攻撃し、カウンターのタイダルウエイブは珊瑚の指輪装備で吸収。
搦め手で撃破するなら、ギガフレアチャージ中にレベル5デス。
ギガフレアのチャージ中はレベルが39から30に変更となるため、レベル5デスで瞬殺できます。
エクスデス
第二世界最後のボス。
エクスデス城も難易度の高いダンジョンですが、ダンジョン奥で待ち構えるエクスデスも難易度はかなり高く、RPGトラウマボス10選にランクインするほどです。
HPは3万以上と高いうえに、通常攻撃に対してカウンターでディスペルを使用してくるため、バフ魔法の過信は危険。
攻撃手法も威力の高い真空波を使用してくるため、ゴーレムによる守りやエルフのマントによる回避が欠かせません。
HPが少なくなるとガ系の魔法を連発してくるため油断すると一気に壊滅状態に陥ります。
正攻法としては『みだれうち』による攻撃が有効。
『みだれうち』だとディスペルによるカウンターが発動しないため、バフ魔法で守りを固めつつ安定してダメージを与えられますし、後半の怒涛のガ系魔法もシェル効果で耐え切れます。
それでもゴーレムが切れた直後に真空波直撃など想定外のことが起きると逆転されるため、最後まで油断はできません。
搦め手として有名なのが、エクスデス城にいるマジックドラゴンを全員が捉えて、エクスデス相手に全員が放つ戦法。(1ターンで撃破可能)
FF5プレイ感想総評
FF5はFFファンのなかでも高い評価を得ている作品で、難易度も最近のぬるいゲームと比較すると、ほどよいスリルも味わえます。
また主人公より暁の戦士の年齢の方が近い立場で再プレイすると、子どものときのプレイとは物事の見方も若干変わり、新たな感動も味わえます。
戦闘システムはもちろんシナリオも良く、ジョブ・アビリティの搭載で自由度もかなり高い作品なので、プレイ済の方もまだFF5未プレイの方もぜひ遊んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。