ロマサガ2はフリーシナリオのため、どこのエリアから攻略するかは自由ですが、自由なのはエリア攻略だけではありません。
資金の使い道も自由度がかなり高いため、計画次第では序盤でラスボス戦まで活躍する武器を開発することもできますが、終盤までは資金繰りが厳しいので資金計画がずさんだと後半で詰みます。
資金の使い道は主に4つです。
- 武器開発
- 防具開発
- 王座イベント
- 合成術開発
合成術開発は対象となる2属性の術のマスターレベルが15以上必要となるうえ、合成術に頼るのは中盤~終盤なので、序盤は気にする必要はありません。
序盤から中盤までは限られた資金をどの武具開発に充てるか、どの王座イベントを優先するかで物語全般の攻略難易度が大きく変わります。
武器開発
武器・防具開発は第1開発40万クラウン、第2開発80万クラウン、第3開発120万クラウン発生します。
また開発を依頼した世代では戦闘を5回行えば試作品として1つ入手でき、次世代では無限に入手できる仕様です。
したがって、ジェラール世代で第1開発、運河要塞攻略後の2代目皇帝で第2開発、カンバーランド攻略後の3代目皇帝で第3開発を行うことができれば、序盤で高火力な武器を入手することも可能です。
武器に関しては高火力な大剣は最優先で再発、斧と槍は余裕があれば開発がおすすめ。(斧と槍は第2開発が省略されるので開発費用が安く済む)
片手剣:開発価値なし(開発最強武器:攻撃力45)
ナゼールの南のダンジョンでスプラッシャー(攻撃力29)、地上戦艦で炎の剣(攻撃力30)、砂の遺跡で幻獣剣(攻撃力37)を入手できます。
終盤では最強の剣である竜鱗の剣(攻撃力60)も雪の遺跡で入手可能。
道中の宝箱から得られる武器で間に合わせ可能なので開発する必要はなし。
大剣:開発価値☆☆☆(開発最強武器:攻撃力55)
ロマサガ2は雑魚敵も普通に4桁ダメ―ジを繰り出してくる火力がバグったゲームなので、圧倒的火力で殺られる前に殺るが基本です。
この圧倒的火力の原動力となるのが大剣です。
大剣は盾やガーターが装備できない代わりに高い攻撃力を秘めており、さらに大剣技も充実しているので大剣は最優先で開発することをおすすめします。
大剣さえ開発しておけば、強敵と遭遇したときも大剣使い5人で挑めば勝利の光が見えてきます。
必ず先手を打てる陣形ラピッドストリームと最強の大剣クロスクレイモアと大剣最強技の無明剣があれば、最強クラスの雑魚敵であるヴリトラやリザードロードだって怖くありません。
大剣最強武器は最終開発となるクロスクレイモアなので、開発した武器がムダになることはありません。
斧:開発価値☆☆(開発最強武器:攻撃力41)
斧も大剣同様に攻撃力が高いうえに、強力な技も揃っています。
開発最強武器のグレートアックスより強い武器は、追加ダンジョンで登場するジルコンの斧(攻撃力50)しかないです。
序盤でアメジストの斧(攻撃力36)が眠るナゼールの氷の遺跡に出向くことはできますが、耐久力と攻撃力が高い巨人を倒す必要があることから、序盤で入手は困難です。
また斧の開発経路は他の武具と違い、第2開発がなく40万クラウン→120万クラウンと総額160万クラウン(通常は第2開発で80万クラウン発生するため総額240万クラウンとなる)で開発最強武器が入手できます。
注意点として斧開発は、北ロンギットの武装商船団を解決する必要があり、運河要塞攻略後から期間を空けると武装商船団のイベントが消滅するので、運河要塞攻略後はなるべく早めに取り掛かりましょう。
棍棒:開発価値なし(開発最強武器:攻撃力40)
棍棒の技は大剣や斧と比較すると劣るうえ、開発においても総額240万クラウンかかります。
またコムルーン島のイベントで入手できるコムルーンハンマーの攻撃力は24と開発第2開発のシルバーハンマー(攻撃力23)より強いうえ、ワグナス撃破か七英雄6体撃破で訪問可能となる忘れられた町で開発最強武器と同攻撃力のホーリーバスターが入手できるため、開発に着手しなくても問題ありません。
棍棒技最強のかめごうら割りもダメージ量でなく、防御力半減の追加効果が魅力なので、武器にそれほどこだわる必要もありません。
槍:開発価値☆☆(最強開発武器:攻撃力47)
槍は大剣や斧には一歩劣りますが、攻撃力が高く技も豊富です。
ただしワグナス撃破か七英雄6体撃破で訪問可能となる忘れられた町で神槍ロンギヌス(攻撃力45)、竜系モンスターからレアドロップで竜槍ゲイボルグ(攻撃力44)、追加ダンジョンでウコムの鉾(攻撃力54)が入手できることを考えると、開発を諦めても終盤に影響はありません。
原作においては竜槍ゲイボルグの固有技である下り飛竜は槍技最強であったことから、竜槍ゲイボルグを優先していたプレイヤーも多かったはず。
利点としては斧同様に第2開発をカットできるので、総額160万クラウンで開発最強武器を入手できること。
開発なしで進めていく場合だと、ワグナス撃破まではアマゾネスの初期装備である薙刀(攻撃力21)、ナゼールの詩人のどうくつで入手できるランサー(攻撃力33)で頑張る必要があります。
ワグナス戦まで槍使いを火力キャラとして使っていくのであれば開発する価値はアリです。
小剣:開発価値なし(最強開発武器:攻撃力36)
小剣は武器自体の攻撃力も低めで技においても火力が高くないのです。(スタン効果など付加効果で役立つ技はある)
開発においても総額240万クラウンかかるうえ、ジェラール世代でも訪問可能な移動湖まで行けば、イロリナの星(攻撃力30)が簡単に入手できるため開発は不要。
さらにリマスター版では追加ダンジョンで開発最強武器を凌駕する大地の剣(攻撃力49)が入手できるため、小剣の開発不要度合いがさらに高まりました。
弓:開発価値なし(最強開発武器:攻撃力37)
弓技も小剣技や棍棒技と同様に物足りなさがあります。
第2開発までしかなく開発総額は120万クラウンで済みますが、リマスター版の追加ダンジョンでは開発武器を凌駕するエリスの弓(攻撃力48)を入手できます。
またワグナス撃破か七英雄6体撃破すれば、イーリスの村で星天弓(攻撃力35)を入手できます。
さらに序盤でもナゼール南に位置する雪の遺跡に行けば、固有技『皆死ね矢』を使用できるグリムリーパー(攻撃力27)を入手できます。
皆死ね矢は使い勝手がかなり良いので、星天弓やエリスの弓を入手するまではグリムリーパーで十分に代用できるので開発する必要はないです。
防具開発
防具は斬 殴 突 射 熱 冷 雷 状の8項目の防御力が存在しています。
ゲーム上で数字表示されているのは斬防御力だけなので、見た目の数値だけで判断するとハマります。
長期戦となるボス戦では特殊攻撃 (熱 冷 雷 状)で苦しめられることが多いので、特殊攻撃に対する防御力も意識して防具を選んでいく必要があります。
兜:開発価値☆(開発総額240万クラウン)
開発最強兜は斬防御力12と殴防御力24と一部の物理攻撃に対してが強いですが、それ以外の防御力は5。
さらに同じ頭防具の帽子に分類されるストローベレーが有能なので活躍の場が少ない。
総額240万クラウンかかるのも痛いですが物理防御は高いので、終盤から開発する価値はあり。(終盤は資金に余裕が出てくるので)
帽子:開発価値☆☆☆(開発総額40万クラウン)
開発は1回のみですが、開発最強帽子のストローベレーは熱防御30と高い。(他は全て5)
熱系の技を使用してくる敵は非常に多く、七英雄のワグナス戦も熱対策が必須なので、普段の雑魚敵とワグナス戦では十分な活躍を見せてくれます。
軽鎧:開発価値☆☆☆(開発総額120万クラウン)
第2開発までですが、開発最強軽鎧のブリガンディは斬・殴防御力16。それ以外は10とバランスがかなり良いです。(同じく第2世代の重鎧の白銀のチェイルと比較した場合、全ての項目で同等か上回る)
早めに開発しておけば、中盤までは防御面では安定します。
重鎧:開発価値なし(開発総額240万クラウン)
前述した通り第2開発の白銀のチェイルと軽鎧のブリガンディを比較した場合、白銀のチェイルが勝てる項目が1つもないです。
さすがに開発最強重鎧のハルモニアの鎧の物理防御力は全てブリガンディを上回りますが、終盤のダンジョンで入手できる竜鱗の鎧や黒のガラドリエルはハルモニアの鎧以上の物理防御力を誇ります。
また特殊防御力も加味すると、最終皇帝で入手できるアバロンの聖衣もハルモニアの鎧より使い勝手が断然良いです。
リマスター版だとハルモニアの鎧の上位互換である黒のガラドリエルが追加ダンジョンで複数入手は可能なので、さらにハルモニアの鎧の開発価値が下がります。
腕防具:開発価値なし(開発総額240万クラウン)
最強開発腕防具のマスタリーグラブは斬防御力12、その他の物理防御力8、特殊防御力5と物理防御に特化。
さらに器用さが1上がる(リマスターは+2)が、器用さがダメージに貢献するのは小剣や弓なので恩恵がイマイチ。
足防具:開発価値☆☆(開発総額240万クラウン)
最強開発のクイックシルバーの防御力はマスタリーグラブと似たような感じですが、クイックシルバーはその名の通り素早さが2上がります。(原作は+1)
素早さは行動順だけでなく、体術の威力にも関わるの重要なステータスなので、物理防御力を上げつつ、素早さも上がるクイックシルバーは重宝します。
欠点は開発に240万クラウンかかることと、第2開発までの足防具は微妙なところ。
個人的には中盤以降、お金に余裕が出てきてから開発がおすすめ。
戦闘服:開発価値☆☆☆(開発総額120万クラウン)
最強開発の強化服は全項目の防御力8とバランスが良いうえ、睡眠完全耐性という素晴らしい効果があります。
ただし、格闘家の初期装備の武道着も全項目の防御力7とあまり変わらないので、中盤までの開発優先は低いです。
第1開発の防護服は武道着の完全下位互換であり、戦闘服は第2開発までしかないので、お金に余裕が出てくる中盤以降に開発したほうが良いです。
盾&ガーダー:開発価値無し(どちらも開発総額240万クラウン)
盾とガーダーは大剣、斧、体術による攻撃時は発動しません。
さらに忘れられた町訪問後に訪れることができる雪の遺跡で、最強の盾である竜鱗の盾を入手できることや、反則級の性能を持つワンダーバングルを敵から通常ドロップで入手できるため、あえて盾やガーダーを開発する価値はありません。
雑魚敵で役立つ陣形ラピッドストリームにおいても、盾・ガーダーの発動率がゼロになる点も使い勝手の悪さを後押ししています。
王座イベント
王座イベントは条件を満たした状態で王座に座ると一定確率で発生するイベントです。
多額のお金がかかるので武具開発の進捗と相談しながら行う必要があります。
イベント名 | 発生条件 | 費用 | 優先度・説明 |
---|---|---|---|
アバロンの園① | 北バレンヌ制圧 | 30万クラウン | 優先度☆☆☆ 金を生む木なのでイベント発生したら最優先で発注すること(最大2600万クラウンの収入増加) |
アバロンの園② | アバロンの園①から一定回数の戦闘 | 50万クラウン | 優先度☆☆☆ 金を生む木なのでイベント発生したら最優先で発注すること(最大5600万クラウンの収入増加) |
アバロンの園③ | アバロンの園②から一定回数の戦闘 | 100万クラウン | 優先度☆☆☆ 金を生む木なのでイベント発生したら最優先で発注すること(最大12800万クラウンの収入増加) |
術法研究所 | 北バレンヌ制圧 皇帝のJPが25以上 | 100万クラウン | 優先度☆☆☆ 術法を習得できる。 合成術が開発できる。 フリーメイジが加入可能。 200万クラウン収入増加。 |
アバロン帝国大学 | 5エリア以上制圧 | 200万クラウン | 優先度☆☆ 術使いとして強力な軍師が加入可能(ボクオーンの地上戦艦潜入が楽になる) |
インペリアルガード | 9エリア以上制圧 | 30万クラウン | 優先度☆☆☆ 物理アタッカーとして有能なインペリアルガードが加入可能 |
アバロン新市街 | コムルーン、ナゼール、ヤウダ制圧 | 300万クラウン | 優先度☆ 各地の仲間がアバロンに常駐するので、いちいち遠征しなくてよい。 |
アバロンの園は金を生む木なので投資そのものなので最優先で発注。
全キャラが術を使えるようにするには、術法研究所を開設するしかないです。
ロマサガ2では一部の術は有能なので、早い段階で全員が術を習得できるようにしておいた方が良いです。
アバロン帝国大学開設の利点は軍師加入ですが、代償が200万クラウンと高めなので、序盤から無理して発注する必要はないです。
軍師がいなくても七英雄のボクオーンを撃破することは可能です。
インペリアルガードを発注できる頃には30万クラウンは微々たるお金なので、イベント発生後はすぐに発注しましょう。
アバロン新市街は遠征にいるキャラもアバロンで仲間にできるだけであって、なくてもそれほど困らないので武具開発や合成術開発の目途が立ってからで十分です。
合成術開発
合成術は1つ開発するごとに50万クラウン必要となります。
合成術は全部で16(冥術の合成を含めると24)あるため、計800万クラウン(冥術含めると1200万クラウン)必要となるため、どの合成術を優先して開発するか検討する必要があります。
なお開発のためには2術のスキルレベルが15以上(2段階目は25以上)が条件になるので、開発は中盤以降になります。
おすすめの合成術は以下の通りです。
合成術 | 条件 | 説明 |
---|---|---|
炎の壁 | 火・地Lv15 | 1ターン炎・冷攻撃を無効。 対ワグナス戦で役立つ。 |
エリクサー | 水・地Lv15 | 使用者の魔力に関係なく全回復。 ラスボス戦で必須。 |
竜脈 | 水・地Lv25 | 全能力上昇。 攻撃すると効果は切れるが幻体戦士法を使えば効果を永続できる。 |
クリムゾンフレア | 火・天Lv25 | 単体攻撃最強の術。 |
ダイアモンドダスト | 水・天Lv15 | 水属性の貴重な攻撃手法。 合成術を使用すると1回の戦闘で2属性の技術点が上がる利点があり、水属性は単体術で攻撃手法がないのでスキルレベル上げに役立つ。 |
妖精光 | 風・天Lv15 | 自身の素早さ上昇。 |
2つの術のスキルレベル上げをする場合、合成術を使用したほうが効率が良いので、次世代でスキルレベルを上げたい属性が決まっているのであれば、前世代で対象属性を含む合成術を開発しておきましょう。
熱風(火・風)とダイヤモンドダスト(水・天)を使用すれば、1回の戦闘で火・風・水・天の術レベル上げができるので効果的です。(一部の軍師は火と風の特性を持ち、全ホーリーオーダーの女性は水と天の特性を持っています)
資金計画のまとめ
お金に関してはアバロンの木を最優先にして、後は戦闘に直結する武具開発を優先していきましょう。
ロマサガ2はプレイヤーの選択次第ではアリアハン大陸でドラゴンキラークラスの武器を振り回すことも可能です。
しかしながら、選択肢を間違えるとバラモス相手に鋼の剣クラスの武器で戦わざるえない状況にも陥ります。
ロマサガ2は資金の使い道も自由ですが、自由ゆえに責任も伴います。
某消費者のCMではありませんが、お金の使い方は計画的に!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。