聖剣伝説3はメンバーやクラスをプレイヤーに委ねられていることから、自由気ままにプレイできる名作です。
しかしながら、自由であるゆえに責任は全てプレイヤーが負うことになり、最初のメンバー選抜やクラスチェンジに悩む方は多いはず。
そんなわけで、パーティ(クラス)編成に悩むあなたに伝えたい5つのアドバイスを用意したので参照してください。
聖剣伝説3リメイクのパーティ(クラス)編成助言①:回復魔法キャラは必須でない。
聖剣伝説3は3人パーティである。
3人パーティで有名なRPGと言えばドラクエ2。
ドラクエ2では戦士、魔法戦士、魔法使いの組み合わせで、うち2人がベホマとザオリクが使用可能であった。
この感覚から「回復役が2人いた方が安定する」と考える方もいるはず!
結論から言えば、回復魔法キャラは1人いればで十分です。
ぶっちゃけ0人でもクリア可能。
聖剣伝説3リメイクでは回復アイテムが充実してるからです。
単体回復アイテムだけでも、3種類が購買品として序盤から用意されている。
- まんまるドロップ・・・HPを100(リメイクは200)回復
- ぱっくんチョコ・・・HPを300(リメイクは500)回復
- はちみつドリンク・・・HPを全回復
聖剣伝説3では1回の戦闘での各アイテム使用制限は9個のため、ボス戦で回復アイテムが枯渇する心配はないです。(聖剣伝説2無印版は4個だけ)
上記アイテムはお手頃価格なうえ、敵からのドロップも多いです。
またリメイク版では、インフレで値段が3~5倍になっている中で、ぱっくんチョコは10ルク値上がり(40→50)、はちみつドリンクは25ルク値上がり(75→100)と値上がり率は低いため気軽に使えます。
さらに聖剣伝説3では、全体回復アイテムとして『ポトの油』という優れものの回復アイテムがあります。
回復効果はヒールライトと同様であり、回復量は使い手の精神値が適用されます。
このポトの油は特定の場所でお手軽価格で購入できます。
リメイク版のポトの油は、無印版から若干値上がりしましたが(22→180)、インフレもしているので気にならないレベル。
製作者側の意図として回復魔法キャラ0人でクリアを難しくしてしまうと、聖剣伝説3の醍醐味である「自由」が損なわれるため、このような仕様にしたと思われます。
ただし聖剣伝説3では中盤以降は金欠との戦いも激しくなるため、心配であればクラス2で全体回復魔法を習得できるシャルロットを加入しておきましょう。
火力面で心配であれば、ケヴィン(光)でも良し!!
ケヴィンはクラス2では単体回復しか使えないが、クラス3でウォーリアモンクにすれば、全体回復魔法も可能となる。
攻撃力が落ちる光クラスでも獣人化すれば十分に火力を補えます。(デュランでなくケヴィン選択の根拠はココ)
聖剣伝説3リメイクのパーティ(クラス)編成助言②:パーティ構成は相乗効果で考える
聖剣伝説3で、ついつい気になるのがクラス単体の強さや評価。
例えばケヴィンにおいては、攻撃力が一番高いことからデスハンドが一押しされている。
しかし、回復魔法キャラがいない場合、ムーンセイバー(物理攻撃時にHP吸収)を習得できるデルヴィッシュの方が良かったりする。
大事なことはクラス単体の評価で決めるのでなく、全員の相性や特徴で決めることです。
- シャルロット(光クラス2)
- ホークアイ(闇クラス2)
- リース(光クラス2)
シャルロットは光クラスへ進むことで4属性のセイバー魔法を習得。
ホークアイは闇クラスへ進むことで追加効果で各ステータスを下げる忍術を習得。
リースは光クラスへ進むことで味方のステータスを上げる補助魔法を習得。
この3つが組み合わさることにより、中盤の7神獣戦では戦いやすくなります。
防御力が高いと有名な土の神獣においても、以下の手順を踏めば瞬殺できます。
- 雷神の術で防御力ダウン
- パワーアップで味方単体の攻撃力上昇
- サンダーセイバーで土属性の弱点である風属性を付加
なお、風・火・水の神獣も同様に、ボス難易度が大幅に下がります。
また一部ラスボスのように時間経過で弱点が変わる場合でも、セイバーを全体化できるデュランのソードマスターや味方補助魔法を全体化できるリースのスターランサーがいると即座に対応できます。
逆に相乗効果を活かしきれないのが効果の重複。
- デュラン(闇クラス2)とシャルロット(光クラス2)
- ホークアイ(闇クラス2)とリース(闇クラス2)
①の場合、セイバー魔法が重複します。
デュランを光クラスに変えると回復魔法が重複するので、シャルロットを闇クラスに変える方が無難です。
②の場合、敵の各ステータスを下げる点で重複します。
この場合であれば、リースを光クラス(味方のステータスを上げる魔法を習得)に変えた方が相乗効果は得られます
余談ですが、シャルロットが闇クラス3のネクロマンサーの場合、一度に全ステータスを下げる「ブラックカース」を習得できることから、ホークアイやリースの闇クラスが謙遜されやすいです。
聖剣伝説3リメイクのパーティ(クラス)編成助言③:魔法の希少価値は重視
聖剣伝説3では一部の魔法は、購買品アイテムで代用が効きます。
具体例を挙げると以下の通り。
- ヒールライト・・・まんまるドロップ、ポトの油等
- 4属性のセイバー魔法・・・○○の爪
- 味方ステータス補助魔法・・・○○のウロコ
- 一部の攻撃属性魔法・・・○○のコイン
逆に購入できないものの最たる例が、敵ステータスを下げる補助魔法。
リースが分かりやすい例だが、光クラスのリースは味方ステータス補助魔法を習得し、闇クラスのリースは敵ステータス補助魔法を習得します。
魔法の希少価値で考えるならば、購買アイテムで代用できない敵補助魔法の方が魔法の希少価値は高いと言えます。
同様にシャルロットの光クラスとデュランの闇クラスで習得できるセイバー魔法も4属性(火・水・土・風)については購買アイテムで代用可能なので、そこまで固執する必要はないです。
これらの購買アイテムは特定の場所で序盤から取得可能であり、値段もお手軽です。
正直、お手軽価格すぎて、リメイク版では大幅に値段が上がると思いきや、インフレの範囲内でしたね。
ただ味方補助アイテムについては単体なので、全体化が行えるリースのスターランサーを選ぶ選択肢は間違いでないです。
購買品は当たり前ですが、お金も消費するうえ定期的に補充もしないといけません。
また、非購買品アイテムも、ちょくちょく敵からのドロップで入手できたりもします。(反則魔法ブラックカースも、クラスチェンジアイテムや終盤の敵のドロップアイテムで代用可能)
この魔法代用アイテムも製作者側の意図としては、聖剣伝説3の醍醐味である「自由なパーティ構成」を促進するためのものだね。
聖剣伝説3リメイクのパーティ(クラス)編成助言④:おすすめ・最強パーティの文言に惑わされない
本記事を見ているあなたは、おそらく他の記事で最強パーティやおすすめパーティの記事も見ているはずでしょう。
結論から言うと、あまり気にしなくてよいです。
理由は2つ。
- プレイヤーの性格が異なる
- プレイヤーの目的が異なる
①プレイヤーの性格が異なる
プレイヤーの性格もドラクエで例えるなら、
- ガンガンいこうぜ
- いのちだいじに
このように性格が真逆なこともあります。
「ガンガンいこうぜ」タイプの戦闘スタイルならば、火力が劣るデュランやケヴィンの光クラス、シャルロットは外れます。
「いのちだいじに」戦闘スタイルならば、シャルロットは必須なうえ、リースにもおいても、敵のステータスを下げる闇クラスより、味方のステータスを上げる光クラスの方が魅力的に感じます。
ドラクエでも「ルカニ」「スクルト」といった補助魔法を、ボス戦でも使わないプレイヤーもいれば雑魚戦でも適度に使うプレイヤーもいます。
このように、性格によって戦闘スタイルは大きく異なるため、性格や戦闘スタイルの違うプレイヤーのおすすめ・最強パーティを鵜呑みにしても面白さは半減します。
自由なパーティ編成が聖剣伝説3の醍醐味なのに、その「自由」を手放すのは、あまりにもったいないです。
おすすめ・最強パーティの記事を参照するのは良いが、自分で納得できるキャラやクラスチェンジを選びましょう。
納得するパーティ構成を決定するためには各クラスの特徴や知識は必須です。
②プレイヤーの目的が異なる
提示されているおすすめパーティの目的は何か?
隠しボス対策のおすすめパーティ。
物語全般を通じてのおすすめパーティ。
目的が異なれば、おすすめパーティの中身も変わってきます。
例えば、おすすめパーティにブラックカース(全ステータスを下げる)が使用可能なシャルロットがいる場合、同じくステータスを下げる特殊技や魔法が使用可能なホークアイやリースの闇クラスは除外されやすいです。
確かにブラックカースはボス戦では有能すぎますが、習得は終盤なため最も頼りたい中盤の度重なるボス戦は我慢を強いられます。
隠しボスを目的としたプレイヤーなら納得できますが、普通にエンディングだけを迎えるプレイヤーにステータスダウンをブラックカースに頼るのは最適とは言えません。
初心者の方は、1周目は物語を通じて最適なパーティ、2週目以降は強敵対策のための最強パーティと言った、目的ごとにパーティを変えていったほうが周回プレイが楽しめます。
聖剣伝説3リメイクのパーティ(クラス)編成助言:まとめ
ここまで色々と申し上げましたが一番重要なことは1つ。
あまり気にすぎないこと。
聖剣伝説3は、大きく3つのシナリオ(3種のラスボス)があるため、最低3回はプレイする方が大半です。
魔法代用アイテムの充足により、ヘンテコなパーティでもクリアは可能です。(厳しくなったらレベル上げ、リメイク版ならアクションスキルの向上)
パーティ構成に失敗しても、反省点を活かし次回プレイに挑めば良いだけの話。
聖剣伝説3のパーティ構成では2,000以上の組み合わせがあるので、あまり深く固執せず、醍醐味である「自由」を楽しみましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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