聖剣伝説1を10周以上プレイした思い出【3つの良かった点も紹介】

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本記事では2017年6月1日にNintendoSwitchより発売した聖剣伝説コレクションの初代作である『聖剣伝説1ーFF外伝ー』について、GB(無印版)を10周以上プレイした著者が思い出を語ります。

プレイ当時はまだ学生で、塾や学校の帰りにプレイしていたのが懐かしいです。

聖剣伝説シリーズは聖剣伝説2で知名度が一気に上がったので初代作を知らない人は意外と多いと思いますが、システムもストーリーも聖剣伝説シリーズに恥じない作品です。

聖剣伝説1は3種類発売されていますが本記事の対象は無印版です。

  • 無印版のGB
  • 内容を大きく変えた『新約聖剣伝説』(2003年にGBAより発売)
  • 無印版の再現性を意識した『3Dリメイク版』(2016年にPSVitaやスマホで配信)
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聖剣伝説1無印版の基本概要

聖剣伝説1はアクションRPGの先駆者であり、イメージとしては『ゼルダの伝説:夢見る島』に近い感じです。

ただし、聖剣伝説1はFF(ファイナルファンタジー)から派生した作品であることから、ゼルダとは異なり経験値やレベルの概念がありますし、ステータスもHP(生命力)・MP(魔法力)・攻撃力・防御力が数値化されています。

登場する魔法はタイトルにFF外伝と付記されている通り『ケアル』『ファイア』『フレア』といったFFの魔法となります。

魔法の他にアイテムも『ポーション』『エリクサー』『源氏の鎧』『イージスの盾』などFFファンにはたまらない品々が登場します。

聖剣伝説1無印版のストーリー

聖剣伝説1のあらすじ

くものうえまで はるかたかくそびえる イルージアのやま・・

その ちょうじょうのしんでんには マナのきが まつられている

マナのきは うちゅうのすべての ちからを かんじとり

それをエネルギーにして みずからを せいちょうさせる

でんせつでは そのきに ふれたものは えいえんの ちからを えることができる という・・

さつりくと きょうふで せかいの せいふくを たくらむ

グランスこうこくの シャドウナイトも マナのきの ちからをねらっていた

聖剣伝説1のストーリー概要

ストーリー自体は難しくなく、偶然出会ったマナの血筋のヒロインがグランス公国に攫われて、主人公が仲間達と協力しながら救出する感じです。

道中に出会いもたくさんありますが別れの感動シーンも多く、一言で語ると切ない物語です。

主人公は出会いと別れを繰り返すなかで精神的にも強くなりますが、ときには自暴自棄になったりと人間らしさも感じられます。

聖剣伝説1無印版の基本システム

基本システム:武具

主人公が扱う武器は剣、斧、フレイル、スピアなど多種類あり、武器によっては専売特許の役割もあります。

  • 斧:障害物の木を切り倒すことができる。
  • フレイル:杭を利用して足場ないとこでも移動できる。
  • モーニングスター:もろい壁を破壊できる。

武器の専売特許の役割は聖剣伝説2にも引き継がれています。

防具もRPGの王道である鎧・盾・兜が登場し、FF外伝ということでブロンズ系、ミスリル系、ダイヤ系などがあり、一般的には店で購入する流れとなります。

レア防具である源氏の鎧と兜はラストダンジョンの雑魚敵からのドロップで入手します。

基本システム:魔法

魔法は名前も効果もFFが基準となっています。

  • HPを回復するケアル
  • 敵に自動追尾するファイア
  • 敵を雪だるまにするブリザト
  • エリア内の敵の魔法を封じるサイレス
  • 一直線に放出し敵を消滅するフレア

ダンジョンの仕掛けでは、ブリザドで敵を雪だるまにして特定の場所に置いて道が開けるパターンが多いです。

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ぶっちゃけると魔法はケアル1つで十分です。攻撃は物理ゴリ押しでなんとかなります。

基本システム:敵

聖剣伝説1フルメタルバガ

聖剣伝説シリーズのマスコットキャラクターであるラビやマタンゴなど愛くるしいモンスターが出現します。

雑魚キャラは特徴があり、主人公に無関心な奴、魔法しか効かない奴、移動しない奴等いろいろです。

ボスはドラゴン、ヴァンパイア、ガルーダなどRPG定番なボスが用意されています。

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聖剣伝説2の一番最初のボスのキラーマンティスや聖剣伝説2の一番最初のボスのフルメタルバガーも、初登場は聖剣伝説1だよ。

聖剣伝説1無印版レビュー:良かった点

良かった点①:印象に残るストーリー

聖剣伝説1はARPGですが、ストーリーにもかなり力を入れています。

個人的に印象に残ったイベントは4つ。

聖剣伝説1のストーリーは大好きなので4つ全部お伝えします。

①かつての奴隷仲間を殺害

物語中盤でかつての奴隷闘士仲間のアマンダと再会します。

アマンダの弟はデビアスの呪いにより鳥にされており、呪いを解くにはメデューサの血が必要となるため主人公と協力してメデューサを倒すのですが・・・

メデューサの死に際の嫌がらせで、血を一滴も残さずに消滅します。

さらにアマンダが戦いのなかでメデューサに噛まれ、新たなメデューサに変わり始めたのです。

アマンダは自分を殺して、自身の血を弟へ渡すよう主人公に懇願します。

主人公は泣く泣くアマンダを殺すことになるのですが、アマンダを殺すシーンは自動イベントでないためプレイヤーが自ら操作して攻撃しなければいけません。

魔物化したり攻撃を仕掛けてくれば、やむを得ずって感じだけど、無抵抗の状態でトドメを刺すのはキツいです。

②シャドウナイト対決

シャドウナイトはグランス公国の王であり、奴隷を剣闘士として戦わせていました。

主人公の親友もゲーム開始直後に苛酷な闘いの疲労から命を落としました。

シャドウナイトは奴隷闘技場から逃げ出した主人公を滝つぼから落とした張本人でもあります。

王VS奴隷闘士の戦いの前に、同行しているヒロインに言うセリフも嵐の前の静けさって感じでした。

外に出ていてくれ。きっと苦しく・・・そして最も危険な戦いになるだろう

シャドウナイト戦の戦闘曲は通常ボスとは違う特殊ボスの曲であり、神曲ランキングに入ります。

特殊ボスの曲が流れるのはシャドウナイト含め3回しかないため貴重です。

  • デビアス
  • シャドウナイト
  • ラスボス第二形態
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この神曲は僕が作ったBGM動画のランキング1位のお気に入りです。

③チョコボ再会

シャドウナイト撃破後、悪の元凶であるジュリアスに滝つぼからガラスの砂漠に突き落とされます。

砂漠の真ん中で体が動かなく『もうだめぽ』って場面で助けにきたのが、グランス公国に乗り込む前に置いてきたチョコボだったのです。

チョコボは全ての力を振りしぼり主人公を街に運びました。

主人公を看病していた女性から、『チョコボが身を犠牲にしてまで、あなたを助けた』と言われたため、チョコボは逝ってしまったかと悲しい気持ちになりました。

しかし、チョコボは生きていたのです!

メカ好きのボンボヤジによって下半身がメカ化され、ついでにホバー機能まで付いていましたけどね。

アマンダに死なれ、ヒロインも再びジュリアスに攫われ、自暴自棄になっていた主人公でしたが、復活したチョコボの瞳を見て再び自信を取り戻します。

もし、チョコボがいなかったらジェマの騎士である主人公は息絶えて世界は滅んでいたでしょう。

余談ですが、メカチョコボは水面移動ができることから、FF7の川チョコボの原点かなと思われます。

④マーシーの屍を超えてゆけ

物語終盤、高くそびえ立つグランス城に再び乗り込むため古代の塔に向かう主人公。

古代の塔で仲間になるのが遺跡捜索ロボットのマーシー。

マーシーと共に塔の頂上のボスを撃破すると塔が崩れ始めます。

主人公達は急いで塔からグランス城に向かいますが、後一歩のところで道が崩れてしまいます。

悔しがる主人公にマーシーが提案します。

私があなたを投げる。その後、私飛び移る

マーシーは主人公を投げ、主人公がマーシーに飛び移れと言いますが、ここで悲しい事実が判明。

なんとマーシーは自身にジャンプ機能はついていないことを理解したうえで、主人公を投げ飛ばしたのです。

マーシーは主人公と塔を攻略するなかで、自分を見捨ててまで先を進むことはできない『優しい人物』だと判断したため、このような手を使ったのでしょう。

マーシーは主人公の目の前で、塔と共に崩れ去っていきました。

彼もまた世界の希望である主人公にすべてを託したのでした。

聖剣伝説1のマーシーとの最期の別れ

良かった点②:アクション要素とRPG要素のバランスが良い

聖剣伝説1は聖剣伝説2・3の仕様である自動回避システムはありません。

したがって、ゼルダやマリオのように接触したらダメージは受けます。

アクション要素が強いため、アクションスキルが高ければ低レベルクリアも可能ですし、アクションスキルが苦手でもRPGの定番であるレベル上げや装備の補強を行えばクリアできます。

RPG要素で乗り越えられる点が、同じく剣と盾で敵と戦っていくゲームである『ゼルダの伝説:夢見る島』との差別化となりました。

アクションやARPGで気になるのがボスの難易度だと思いますので、聖剣伝説1のボスについて少し触れておきます。

まず、初見殺しのボスは少ないです。

ただし中盤のデビアス(映画パイレーツオブカリビアンのデイヴィみたいな奴)は苦戦するかもしれません。

また、ガラスの砂漠到着後にストーリーを無視して、フレアの魔法を守るリッチに挑むとハードモードが楽しめます。(現時点だと2回の接触で死ねるレベル!)

ラスボスはそれなりに強く、初プレイ時は最終形態の攻撃力の高さから何度か殺されましたが、行動パターンを理解すれば余裕で勝てるようになります。

良かった点③:FF色が強い

聖剣伝説1はFF外伝というタイトルの通り、FF色が強いです。

前述した通り武具・魔法・アイテムはもちろん、チョコボ・モーグリ・飛空艇なども登場します。(モーグリは状態異常の1つ)

FF好きであれば初見でも各言葉の意味が分かるため親近感が持てます。

最終戦の武器はFF定番のエクスカリバーとなります。

聖剣伝説1無印版レビュー:気になった点

聖剣伝説1モーグリ化する主人公

気になった点①:状態異常からの即死が多い

戦闘においては最新防具を装備しておけば雑魚戦で苦戦することは少ないです。

ただし雑魚戦では『状態異常化→攻撃される→即死』のパターンはよくありました。

とくにモーグリ化すると防御力が著しく低下して、攻撃を2~3回受けるとゲームオーバーになります。

状態異常になったらリスクが跳ね上がるので、速やかに回復しておく必要があります。

気になった点②:やり込み度は低い

聖剣伝説1では一度ラストダンジョンに行くと街には戻ることはできません。

したがって、最近のRPGあるあるの終盤で過去に訪れた街に再訪すると新たなイベントが発生することもありません。(そもそもラストダンジョンから出られない)

やり込み要素と言えば、レベル上げと雑魚敵がたまにドロップする源氏装備やイージスの盾を手に入れることぐらいです。

レア装備集めもそこまで苦労しません。

隠しボスもいないため、レア装備集めても張り合う敵がいません。

聖剣伝説1無印版がおすすめな人

  • ストーリーを楽しみたい
  • アクションゲームが好き
  • 聖剣伝説2・3プレイヤー

ストーリーを楽しみたい

聖剣伝説1は昔のゲームながらも物語の構成はしっかりしています。

王道ながらも心を打たれる場面が多いので、ストーリー重視の方にはおすすめした作品。

物語は分かりやすいので感情移入もしやすいです。

アクションゲームが好き

聖剣伝説1はプレイヤーのアクションスキルが反映しやすい作品です。

ボス戦においても一般のRPGと違い、アクションスキルが高ければノーダメージ撃破を狙えるボスも多いです。

ゼルダの伝説とは重なる部分も多いので、ゼルダ好きであればアクションスキルを十分に活かせ楽しめます。(個人的にはゼルダの方がよりアクションスキルが求められる。)

アクションは好きだけどスキルは高くない人でも、レベル上げと装備補強を行えば問題なくクリアできます。

聖剣伝説2・3プレイヤー

聖剣伝説シリーズは2で一気に知名度が上がったため、2や3はプレイ済も聖剣伝説1は未プレイという方も意外と多いはず。

  • 聖剣伝説2の必殺技ゲージや武器の専売特許
  • 聖剣伝説3のレベルアップ時の追加上昇ステータスの選択
  • 聖剣伝説2・3に出現する数多くの雑魚敵

これらの原点は聖剣伝説1にあります。

聖剣伝説1無印版レビュー:まとめ

聖剣伝説1のタイトルはFF外伝と記載してあるとおり、スクウェアはFFのARPG版として発売しましたが、予想に反し人気があったためFFから独立して『聖剣伝説シリーズ』として今日に至っています。

そんなわけで、聖剣伝説1の面白さに関しては期待を裏切りません。

ゲームバランスは良くストーリーも難易度も難しくないことから、初心者の方にもおすすめできる作品です。

聖剣伝説シリーズの原点となる作品ということで、聖剣伝説2以降のプレイヤーも懐かしさを感じながらプレイできるでしょう。

繰り返しとなりますが、聖剣伝説1があったからこそ聖剣伝説シリーズが生まれたのです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

おすすめ攻略サイト

>>nJOY:聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝

coco

原作の聖剣伝説1・2・3をプレイするなら、switchから発売された聖剣伝説コレクションがおすすめ。
switchなので昔の聖剣伝説1のように外出先でゲームボーイ感覚で遊ぶこともできますし、2・3の醍醐味である2人プレイもできます。
内容は原作のままですが致命的なバグは改善されていますよ。

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