聖剣伝説
スクエア1991-6-28
難易度:B(GB版)
やりこみ度:C
こんにちは、ゲームをこよなく愛するcoco13世です。
本日は2017年6月1日にNintendoSwitchより発売した聖剣伝説コレクションの初代作、
「聖剣伝説ーFF外伝ー」を紹介します。
聖剣伝説シリーズは「聖剣伝説2」で知名度が一気に上がったので、初代作を知らない人は意外と多いのでは?
一番やりこんでいた時期は中学生の頃なので、もし間違っていたら教えてください(^^;)
ちなみに聖剣伝説1は、以下の通り3種類発売されている。
無印版のGB←今回の対象です。
内容を大きく変えた「新約聖剣伝説」(2003年にGBAより発売)
無印版の再現性を意識した「3Dリメイク版」(2016年にPSVitaやスマホで配信)
聖剣伝説1無印版レビュー:基本情報
聖剣伝説1はアクションRPGの先駆者である。
イメージとしてはゼルダの伝説「夢見る島」に近い。
ただ最大の違いとして、聖剣伝説1はFFから派生した作品であること(^^)/
そのためRPGであるFF同様に、経験値やレベルの概念があるし、ステータスも「HP」「MP」「攻撃力」「防御力」といった仕様である。
また使用できる魔法も「ケアル」「ファイア」「フレア」といったFF従来のものである。
魔法の他にアイテムも、FF従来のものであり、
「ポーション」「エリクサー」「源氏の鎧」「イージスの盾」など、FFファンにはたまらない品々も出てくる。
聖剣伝説1無印版レビュー:ストーリー
聖剣伝説1のあらすじ
くものうえまで はるかたかくそびえる イルージアのやま・・
その ちょうじょうのしんでんには マナのきが まつられている
マナのきは うちゅうのすべての ちからを かんじとり
それをエネルギーにして みずからを せいちょうさせる
でんせつでは そのきに ふれたものは えいえんの ちからを えることができる という・・
さつりくと きょうふで せかいの せいふくを たくらむ
グランスこうこくの シャドウナイトも マナのきの ちからをねらっていた
聖剣伝説1のストーリー概要
ストーリー自体は難しくなく、偶然出会ったマナの血筋のヒロインが、グランス公国に攫われて、主人公が仲間達と協力を得ながら救出する感じ。
道中、出会いもたくさんありますが、別れのシーンも多いことから、
一言で語ると「切ない物語」
主人公は、出会いと別れを繰り返すなかで強くなるも、時には自暴自棄になったりと、人間らしさも感じられる。
聖剣伝説1無印版レビュー:基本システム
基本システム:武具
主人公が扱う武器は、剣や斧、フレイル、スピア等、様々な武器が用意されている。
また武器によっては独特な役割もあり、
斧は障害物の木を切り倒すことができる。
フレイルは杭を利用して足場ないとこでも移動できる。
モーニングスターはもろい壁を破壊できる。
なお、この武器独特の役割は、次作の聖剣伝説2にも引き継がれている。
防具もRPGの王道である鎧・盾・兜が用意れている。
武具名もFF外伝ということで、ミスリル系や源氏系、エクスカリバー等があり、主は店頭購入となる。
またレアである源氏の鎧や兜は、ラストダンジョンの雑魚敵からのドロップが入手方法となる。
基本システム:魔法
魔法もFFと同様である。
HPを回復するケアル
敵に自動追尾するファイア
敵を雪だるまにするブリザト
エリア内の敵の魔法を封じるサイレス
一直線に放出し敵を消滅するフレア
ダンジョンの仕掛けでは、ブリザドで敵を雪だるまにして、特定の場所に置くものが多い。
なお聖剣伝説1ではレベルアップ時に都度、
戦士系
モンク系
魔導士系
賢者系
上記4つ選ぶことができるが、物理攻撃ごり押しでクリアできるので、戦士・モンク系で問題なし。
ぶっちゃけ魔法はケアル1つで十分(^^)/
基本システム:敵
聖剣伝説のマスコットキャラクターであるラビを筆頭に、愛くるしいモンスターが出現する。
また雑魚キャラも特徴があり、主人公に無関心な奴、魔法しか効かない奴、移動しない奴等いろいろである。
ボスもドラゴンやヴァンパイア、ガルーダ等、RPG定番なボスが用意されている。
聖剣伝説2の初ボス、キラーマンティス
聖剣伝説3の初ボス、フルメタルバガー
実はこれらのボスも、初登場は聖剣伝説1である。
聖剣伝説1無印版レビュー:良かった点
良かった点①:印象に残るストーリー
聖剣伝説1はARPGであるが、ストーリーもかなり注力している!
個人的に印象に残ったイベントは以下5つ。
聖剣伝説1のストーリーは大好きなので気合いを入れて、全部紹介します(^^♪
①かつての奴隷仲間を殺害
物語の中盤に主人公は、かつての奴隷闘士仲間のアマンダと再会する。
アマンダの弟はデビアスの呪いにより鳥にされており、呪いを解くにはメデューサの血が必要である。
そのため、主人公と協力してメデューサを倒すのだが・・・
メデューサは最期の嫌がらせで、血を一滴も残さず死んでしまう!!
さらにアマンダが、先程の戦いでメデューサに噛まれて、新たなメデューサに変わり始めたのだ。
アマンダは自分を殺して、その血を弟にと主人公に懇願する。
主人公は泣く泣くアマンダを殺すのですが、
アマンダを殺すシーンは、プレイヤーが自ら操作して攻撃しなければならない!!
せめて魔物化したり、攻撃を仕掛けてくれば、やむを得ずって感じだけど、無抵抗はね・・・
②シャドウナイト対決
シャドウナイトはグランス公国の王であり、奴隷を剣闘士として戦わせていた。
主人公の親友も、ゲーム開始数分後に苛酷な闘いの疲労から命を落とした。
またシャドウナイトは、奴隷闘技場から逃げ出した主人公を、滝つぼから落とした宿敵でもある。
王VS奴隷闘士の戦いの前に、同行しているヒロインに言うセリフも、嵐の前の静けさって感じで良かった(^^)
「外に出ていてくれ。きっと苦しく・・・そして最も危険な戦いになるだろう」
またボス戦の曲も神曲ランキングに入るほど!!
ちなみに、この神曲は、
デビアス
シャドウナイト
ラスボス第二形態
この3戦でしか流れないので、なかなか貴重な曲でもある。
(^^)/
(^^)
付属のパンフレットには全曲解説付きですのでCDだけで物語の構成が分かるようにまとめてあります。
③チョコボ再会
シャドウナイト撃破後、悪の元凶であるジュリアスに、滝つぼからガラスの砂漠に突き落とされる。
体が動かなく、もうだめぽって場面で助けにきたのが、
グランス公国に乗り込む前に置いてきた「チョコボ」だったのだ!!
チョコボは全ての力を振りしぼり、主人公を街に運ぶ!
主人公を看病していた女性から、
「チョコボが身を犠牲にしてまで、あなたを助けた」
このセリフから、チョコボも逝ってしまったか思ったが、
なんとメカ好きのボンボヤジによって、下半身がメカ化され、ついでにホバー機能も付いて生きていた(^^)
本当によかった!
アマンダに死なれ、
ヒロインも再びジュリアスに攫われ
自暴自棄になっていた主人公だが、
復活したチョコボの瞳をみて、再び自信を取り戻す(゚∀゚)
もしチョコボがいなかったら、ジェマの騎士である主人公は息絶え、世界は滅んでいただろう!
ちなみにメカチョコボは、水面移動が可能になる。
FF7の川チョコボの原点は、ここからかもしれない。
④マーシーの屍を超えてゆけ
物語の終盤、高くそびえ立つグランス城に再び向かうために、古代の塔に向かう主人公。
ここで仲間になるのが、遺跡捜索ロボットのマーシー。
マーシーと共に塔の頂上のボスを撃破すると、塔が崩れ始める。
主人公達は急いで塔からグランス城に向かうが、後一歩のところで道が崩れてしまう(>_<)
悔しがる主人公にマーシーが提案する。
「私があなたを投げる。その後、私飛び移る」
マーシーは主人公を投げ、主人公がマーシーに飛び移れと言うが、ここで驚愕の事実が判明。
なんとマーシーは、自身にジャンプ機能はついていないことを承知のうえ、主人公を投げ飛ばしたのだ!
そして主人公の目の前で、塔と共に崩れ去っていくのであった・・・
彼もまた、世界の希望である主人公にすべてを託したのであった。
良かった点②:アクション要素とRPG要素のバランスが良い
聖剣伝説1は、次作である聖剣伝説2・3のような自動回避システムはない。
したがってゼルダやマリオのように、接触したらダメージは受ける仕様である。
またアクションスキルが高ければ、低レベルクリアも可能である。
逆にアクションスキルが苦手であっても、RPGの定番であるレベル上げや装備の補強を行えば、十分に乗り越えられる。
このRPG要素で乗り越えられるのが、ゼルダの伝説「夢見る島」との最大の差別化となった。
ボス戦においても、少し紹介していこう。
まず初見殺しは少ない。
ただ中盤のデビアス(映画パイレーツオブカリビアンのデイヴィみたいな奴)は苦戦するかも。
それと余談ですが、ガラスの砂漠後にストーリーを無視して、フレアの魔法を守るリッチに挑むと、ハードモードが楽しめる!
この時点では、2回の接触で死ねるぐらいリッチ強し!!
(通常ルートはガラス砂漠→氷雪地帯攻略→火山攻略→リッチ撃破→地下宮殿)
ラスボスはまぁまぁ強い感じ。
初見では最終形態の攻撃力の高さから、何度か殺されましたが、パターンが分かれば余裕な感じになる。
良かった点③:FF色が強い
聖剣伝説1はFF外伝というタイトルの通り、FF色が強い。
武具や魔法・アイテムはもちろん、チョコボ・モーグリ・飛空艇なども用意されている。
そのためFF好きであれば、初見でも各言葉の意味が分かるため、親近感が持てる。
聖剣伝説1無印版レビュー:問題点
問題点①:状態異常からの即死が多い
戦闘においては、ちゃんと防具を整えれば、雑魚戦ではそんなに苦戦はしない感じ。
ただし雑魚戦では、
状態異常化→攻撃される→即死
こののパターンはよくありました(>_<)
特にモーグリ化すると、防御力が著しく低下して、攻撃を2~3回受けるとゲームオーバー!!
問題点②:やり込み度は低い
やりこみは、ほとんど期待しない方が良い。
聖剣伝説1では、一度ラストダンジョンに行くと、もう街には戻れない。
やり込み要素はレベル上げと、雑魚敵がたまにドロップする源氏装備や、イージスの盾を手に入れることぐらい!
これらのレア装備集めも、そこまで苦労しない。
聖剣伝説1無印版レビュー:おすすめユーザー
- ストーリーを味わいたい
- アクションゲームが好き
- 聖剣伝説2・3プレイヤー
①ストーリーを味わいたい
聖剣伝説1は昔のゲームながらも、物語の構成はしっかりしている。
また王道ながらも心を打たれる場面が多いので、ストーリー重視の方にはオススメ。
物語は分かりやすいので、感情移入もしやすい(^^)/
②アクションゲームが好き
聖剣伝説1は、プレイヤーのアクションスキルが大きく反映してくれるゲームである。
したがってボス戦においても、一般のRPGと違いノーダメージを狙えるボスも多い。
特にゼルダの伝説「夢見る島」とは重なる部分も多いので、ゼルダ好きであれば、アクションスキルを十分に活かせ楽しめる!!
(個人的にはゼルダの方が、よりアクションスキルが求められる。)
③聖剣伝説2・3プレイヤー
聖剣伝説2や3はプレイ済も、聖剣伝説1は未プレイという方は多いはず!
聖剣伝説2の必殺技ゲージや武器の個別用途
聖剣伝説3のレベルアップ時の追加上昇ステータスの選択
そして聖剣伝説2・3に出現する数多くの雑魚敵
これらの原点は、すべて聖剣伝説1である。
switchで発売している聖剣伝説コレクションは、聖剣伝説2・3と一緒に聖剣伝説1もセットになっているので、これを機に是非プレイしてほしい(^^)/
聖剣伝説1無印版レビュー:まとめ
聖剣伝説1のタイトルはFF外伝と記載してあるとおり、スクウエアは当初、FFのARPGとして発売した
しかし、予想に反し人気があったため、聖剣伝説シリーズとして今に至りました。
そんなわけで、面白さに関しては期待は裏切りません(゚∀゚)
またゲームバランスは良く、ストーリーも難易度も難しくないことから、初心者の方でも参入はしやすいです。
聖剣伝説の原点となる作品ということで、聖剣伝説2以降のプレイヤーも、懐かしさを感じながらプレイできるでしょう。
くどいようですが、
この作品があったからこそ、聖剣伝説シリーズが生まれたのです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
(^^)/
(^^)
(>_<)
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