こんにちは、世界20ヵ国以上で、電車を利用したことがあるcoco13世です。
ベトナム中部観光で名が挙がる都市が、ダナン、ホイアン、そしてフエです。
ただしフエは、ベトナム中部の拠点となるダナンから離れているため、個人旅行の方は交通手段について、調べておく必要があります。
ダナンからフエに行く手段は「バス」「タクシー」「電車」とあります。
その3つの中でも、電車は分かりやすく、道中も快適でした。
そんなわけで、ダナンからフエへの電車移動について説明していきます。
フエとダナンの位置関係
フエはダナンから北西に約100km程の場所に位置している。
途中に「ハイヴァン峠」「ランコー・ビーチ」といった名所がある。
ホイアンから向かう場合も、一度ダナンに戻る必要がある。
ダナン駅の場所
火を吹くドラゴンの橋で有名な「ロン橋」や「空港」から3km弱。
ダナン中心部の拠点となる「ダナン大聖堂」から2km。多くのホテルが集まる「ミーケー・ビーチ」から5km程。
ダナンの観光場所は限られており、一番遠い「ミーケー・ビーチ」からでも5㎞程である!
駅までの予算として、目安は以下の通り。
バイクは1km=5,000ドン
タクシーは1km=15,000ドン
レートはざっくり5,000ドン=25円弱で計算して良し。(2019年12月現在)
バイクについては、大半がGrabなので、アプリは入れておくこと。
ベトナムの都市で、バイタクを予定しているなら「Grabアプリ」は必須。
タクシーの場合は、評判の良いビナサンタクシーをオススメする。
駅の目印は、正面に置いてあるディーゼル機関車です。
チケット売り場の場所
ネット上では、ダナン駅から向かって、左手にある白い建物と提示。
しかし僕が行ったときは、駅構内のカウンターで、問題なく買うことができました(^^)/
カウンターは正面建物に入り、すぐ左手にある。
なおチケット購入の際には、パスポートが必要となるので、必ず持参しておくこと。
チケット購入に当たり覚えておくと役立つ単語
僕は英語はもちろん、ベトナム語もさっぱりです
しかしながらチケット購入に関しては、以下のキーワードを取りこぼさなければ大丈夫です。
hardとsoft
イスの堅さのこと。
「hard」は、公園のベンチのような堅さで、長時間はつらい。
したがって、ハードプレイが苦手な方は「soft」を選択しておくこと。
air conditioner
エアコンが付いているか。
夏はエアコンがないと、サウナ状態となる。
僕はエアコン有りでも、携帯用扇風機のお世話になっていました。
換気の効果も兼ねているので「有」をオススメする。
それと電車だけでなく、バスにも言えることだが、海外のエアコンは効きすぎて、寒いことも往々にしてあるので、羽織る物を持参しておくこと!
sleeping seat
寝台車両のこと。
寝台列車は、それなりのスペースを確保できるうえ、風景を寝転がって見れるという特典もある。
僕は寝台車両を選択しました。(写真右側のシートが僕のテリトリー)
コンセントも机の下に2つありましたので、電車の中で充電も可能。
電車の1日の運行本数
ダナンからフエは1日7本、
フエからダナンは1日6本、
2019年夏時点では下記のタイムスケジュールであった。
駅カウンターで実際に頂いたメモ。
ダナン⇛フエ<ハノイ行き>の時刻表は画像左側。
フエの夜は早いことから、深夜便だと駅に着いてから、タクシー確保に苦労する。
また、道中の壮大な景色も逃すので、夜便はお勧めしない!
ただし、スケジュールの時間はよく変わるので、ホームページで確認おくこと!
なお、この記事作成中にホームページで確認したら、最大で20分程、変更されていた。
ホームページの確認方法は、下記の通りなので、ご参照ください。
まずは時刻表(time table)をクリック。
①は出発地を、②は目的地を選択。
ダナンからフエ行きの電車を探すのであれば、
①にダナン(Da Nang)を選択
②にフエ(Hue)を選択
③は電車を利用する日を、下記のカレンダーから選択。
最後に下記電車から、利用予定の電車を選択。
④を選択すると、このような画面が表示される。
ここで各電車の出発・到着時間を確認ができる。
また各種類ごとの電車料金も確認できる。
なお海外の電車では、当たり前かもしれませんが、出発時間も到着時間もアバウトです。
現地では、改札口を通過した待合室の電光掲示板に、実際の時間が示されている。
僕が乗った電車はSE10でしたが、時刻表は10時3分、電光掲示板は10時10分でした。
電車の所要時間
2時間半~3時間半程。
具体的に、どの電車が、どのぐらい時間が掛かるかは、ベトナム鉄道のホームページで確認しましょう。
なお、ホームぺージの時間は、あくまでも予定時間であり、若干の遅れは発生する前提で、計画を立てること!
ちなみにハイヴァン峠までは、かなりスローペースでしたが、後半はスピードを出してくれるので、安心してください。
電車の予算
40,000ドン~150,000ドン。ただしVIPは除く!
値段の差はseatの種類、列車の形式、曜日が要因となっている。
電車に乗る日時が確定しているならば、ベトナム鉄道のホームページで確認しておこう!
フエ駅の場所
駅から川沿いに進めば新市街。
フエ駅から、飲食店やホテルが密集する新市街までは2.5㎞弱。
駅を出ると、タクシーの運ちゃんの客引きに遭遇する。
新市街まで50,000ドンを目安として話を進めておこう!
正面右手に見えるのがフエ駅。
電車を選択した5つの決め手
①タクシーと比べて値段がお手頃
タクシーを往復チャーターすると、150万ドン~200万ドンとかなり高め。
人数が4人であれば、一人当たりの負担は小さくなるため、検討の余地はありますが、一人旅では論外。
ちなみに高速バスの場合は、7万ドン~13万ドン程と、電車とあまり変わらない金額である。
②ダナン駅もフエ駅も市街地からのアクセス良し
どちらも市街地を起点とした場合、バスターミナルより駅の方が近い。
またフエ駅においては、新市街まで1本道なので、変な場所に連れていかれる心配もない。
「地球の歩き方」の地図にも、双方の駅は記載されている。(バスターミナルは地図外)
③高速バスより景色が楽しめる
高速バスはハイヴァン峠において、トンネルを通過するので、景色より時間短縮を主としている。
高速バスの方が、電車より移動時間が早いのは、景色を犠牲にして、このトンネルを利用するからである。
ただし電車では、ランコー・ビーチは見れない。
代わりにランコー湾は見れる。
④電車の本数が多い
電車は1日7本と、かなり充実しているので、旅のスタイルに合わせて利用できる。
東南アジアでは、電車は本数が少なく、使い勝手が悪いことが多い!
しかし、ダナン・フエ間は、使い勝手が非常に良い。
更に言うなら、移動時間も高速バスより、やや遅い程度。
ちなみに高速バスの場合は、1日2本(朝と昼過ぎ)で、時刻表は以下の通りとなる。
ダナン→フエ 9:15~10:30 ・ 14:30~16:30
フエ→ダナン 8:00~10:30 ・ 13:15~15:30
⑤バスと比べて手配が楽
バスか電車、どちらにするか迷ったが、バスの懸念材料は2つあった。
1つ目は、バス手配の情報が少なかったこと。
バス情報をまとめてみると、高速バスの手配はシン・ツアリストがお勧め。
シン・ツアリストは、定評のあるベトナムの旅行会社で、各種ツアーや高速バスの手配を取り扱っている。
同社ホームページから、高速バスの時間や値段も簡単に調べられる。
2つ目は、フエのバスターミナルが分かりにくいこと。
フエのバスターミナルの情報も少なく、目的地別に複数あることから分かりにくい。
反面、鉄道駅はダナンもフエも1つしかないので、行きも帰りも間違える心配はない。
電車を利用して分かったこと
乗り物酔いのリスクは低い
車だと、山道で乗り物酔いの心配があるが、まったり進む電車では、乗り物酔いはしなかった。
ちなみに僕は、乗り物酔いが激しい方である。
現地人も多く雰囲気が楽しめる
海外旅行者の他に、現地っぽい人も多く、バスより雰囲気は身近に感じ取れる。
電車室内は退屈なので、現地の食料を調達しておくと、より楽しい旅になるはず!
駅ホームでは、お菓子や軽食を販売しているし、車内でもワゴン車による販売がある。
フエを訪れる価値
フエに行くためには、ホイアンと比較して時間と労力を費やす。
したがって、そこまでして行く価値はあるのかと、思われる方もいるはず!
そんな方に伝えたいのが、
歴史的建造物とグルメを求める旅行であれば、間違いなく行く価値はある!
ベトナムには9の世界遺産があるが、記念すべき最初の世界遺産登録は、フエ建造物である。
フエは、ベトナム最後のグエン王朝の古都であり、日本でいう京都や奈良のような存在。
フエ観光で絶対外せないグエン朝王宮。
また宮廷料理を筆頭に、フエ料理も有名なので是非、味覚でもフエを堪能できる(^^)/
ベトナムは料理がとても美味しかったが、その中でもフエが一番記憶に残っている。
またダナン程の派手さないが、新市街地区では欧米観光客も多く、夜12時ぐらいまでは盛り上がっている。
したがって、夜も退屈はしない!
おわりに
フエは、ダナンから日帰りも可能な場所に位置している。
しかしながら、ベトナム中部に訪れたのに、移動面からフエを断念して、ホイアンやミーソン遺跡だけを訪れるのは、正直もったいないです(>_<)
ベトナム南北鉄道も有名で、話のネタにもなります。
またダナン・フエにおいては、電車の使い勝手も、移動中の景色も良いです
そのため、時間に余裕があるなら是非、電車でフエに訪れてみてください。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。