ゲームの世界では、人間だけでなく亜人も当たり前のように登場します。
亜人は実世界に存在する動物をモチーフとするケースが多いですが、今回はサブドメインで新たにカエルサイトを開設(著者は令和2年よりプライベートで国内カエルを飼育中)した記念として、カエルをモチーフとしたゲームキャラクターについて、独断と偏見で7名(匹)紹介します。
- カエルの特徴を押さえている
- 独自の行動や術・技を使用
- キャラクターの認知度がある
- 脳裏にバッチリ刻まれている

1位はキャラテーマ曲が2020年東京オリンピック入場曲で採用された○○〇ですよ。
カエルゲームキャラ7位:フロッガー『ドラクエ3』


ドラクエシリーズでは、実在する動物をモチーフとしたモンスターが多いです。
- おおねずみ
- おおがらす
- おおなめくじ
- いっかくうさぎ
- しびれくらげ
- ぐんたいアリ
- キングコブラ
思い浮かべると、名前にひねりのないモンスターも多いですね。
本題に入りますが、ドラクエ3で初めてカエルをモチーフとしたモンスターが登場します。
- フロッガー
- ポイズントードー
- だいおうガマ
フロッガーの上位種であるポイズントードとだいおうガマはフロッガーの色違いで、このカエルモンスター達はドラクエ11でも再び登場します。
気になるフロッガーの強さですが、ドラクエ3も11もスライムよりちょっと強いぐらいで、ドラクエ3ならヒャド・ギラ・バギで一掃されてしまう存在です。
ドラクエ11のモンスター討伐リストの紹介文から、フロッガーさん、やる気はあるみたいですね。


フロッガーはドラクエ3では序盤の水場があるアリアハン地下水路によく登場し、ドラクエ11では同じく序盤のデルカダール地方の川から勢いよく登場してくるなど、見た目以外に生息場所でもカエルの特徴を押さえています。
さて、このフロッガーですが他のモンスターとはちょっと変わった行動をします。
その行動とはパーティの最後尾を積極的に狙ってくること!
フロッガーは群れで登場することも多く、最後尾は魔法使いなどHPや防御力が低いキャラを配置するため、フロッガーに集中攻撃されて、棺桶行きにされたプレイヤーも多かったはず。



お金がない序盤での死亡は金銭面で地味に辛い。
なお、ドラクエ11でも最後尾を狙う仕様は継承されていますが、主人公一人旅のときに登場するため、多くのプレイヤーには知られていない悲しき存在。
他にもダイの大冒険でもロモス城襲撃の際にフロッガーが登場しましたが、思った以上にでかかったですね。


ダイの大冒険新アニメは子どもにも配慮したつくりなので、ダイの大冒険の現役世代からその子どもまで楽しめますよ。



余談ですが世界で一番大きいカエルはアフリカのギニアとカメルーンに生息する『ゴライアスガエル』で、体重は3キロ超、身長は足を伸ばした状態で80センチほどとモンスタークラスです。
カエルゲームキャラ6位:カエルマリオ『マリオ3』


今のマリオゲームをプレイすると、いろいろなマリオが登場してビックリしますが、キャラマリオの原点はマリオ3。
その原点で登場したのが『カエルマリオ』です。
- 色が緑色
- ジャンプ力が高い
- 泳ぎが上手になる
カエルの特徴も押さえています。
最短だと2面でゲットでき、水中をスイスイ泳げます!
そのため海のステージが多い3面では活躍する場面が多いほか、地味に難易度が高い7-4ステージもカエルマリオだと心強いです。
ただし、陸地での操作性は通常マリオより圧倒的にダメダメです。
- ダッシュできない
- しゃがめない
マリオ3でこの2つの動作が行えないのは致命的です。
そのため、カエルマリオ縛りでゲームを進めようとすると、ステージ難易度がマリオ2を上回ります。
また、マリオ3ではチビマリオ(もしくはダッシュしゃがみ)でないと通れない場所や、しっぽマリオにならないとクリアできないステージがあるので、カエルマリオのみでクリアは『笛』と『ジュゲム』を使わないと無理です。
したがって、完全防御ができるしっぽマリオの上位互換である『たぬきマリオ』や、ファイヤボールが通じない敵も倒せ、クッパをも瞬殺できる『ハンマーマリオ』と比較すると、『カエルマリオ』は活躍できる場は少ないです。
それでも『カエルマリオ』を含む専用の変身マリオは、インパクトが大きかったのでランクインしました。





カエルマリオで8面の高速飛行船は未だクリアできず!!
カエルゲームキャラ5位:タッチミー『FF7』


通称ゴンガガの悪夢。
ただの雑魚戦にも関わらず戦闘に30分以上も費やされたのはこいつだけ!
FFシリーズは意外にもカエルと関わりが大きいです。
- 状態異常でカエル
- 相手をカエルに変身させる魔法『トード』
- 国王がカエルにされる(FF9)
- カエルにならないと進めないステージあり(FF3)
状態異常に関してはFF6でカエルがカッパに変更されるも、FF7で再びカエルにカムバック。
さてFFシリーズのなかでもカエルはモンスターの他、キャラや状態異常でも登場しますが、一番脳裏に焼き付いているカエルといえば、FF7のゴンガガ周辺に登場するタッチミー。
見た目は完全にただのカエル。だけど侮るな!
なぜならタッチミーはFF7嫌な敵ランキングで3位にランキングするほどヤベー奴だからです。
なにがヤバいか?
それは使用する2つの技。
- カエルパンチ→触れた者をカエルにする
- カエルの歌→対象者をカエル+眠り状態にする
どちらも殺傷能力はないため全滅はない。
しかし、3×3で挟み撃ちされることが多いため、『カエル+眠り』で戦闘が全然終わらないうえ、逃げることも許されません。


現実のカエルは群れで獲物を狩らないし、挟み撃ちという高度な作戦も取らないことから、タッチミーは魔晄の力を浴び突然変異したカエルなのかもしれません。
タッチミーの一番の対策は、奴が生息するゴンガガの森に近寄らないことですが、ゴンガガにはタイタンのマテリアがあるので立ち寄りたいところ。
なお、ゴンガガで販売されているカエル状態を無効化する『ホワイトケープ』を装備すれば、奴はただの雑魚に成り下がる。



通常プレイしていれば、何度も遭遇しないモンスターですが、FF7初プレイ時にゴンガガの森でユフィと遭遇し、ゴンガガの森でユフィを仲間にすることに夢中になり、人一倍タッチミーとバトルしたため、脳裏に焼き付いてしまったのだと思われます。
カエルゲームキャラ4位:ゲッコウガ『ポケモン』


動物をモチーフとしたゲームの代表作品の1つがポケモン。
ピカチュウはネズミ、ニャースはネコと分かりやすいです。
当然ながらカエルをモチーフとしたポケモンも数匹いますが、最も印象的なのは『ポケットモンスターX・Y』の御三家ポケモン『ケロマツ』の最終進化形態であるゲッコウガ。
ポケモン第6世代にて、初めてカエルポケモンが御三家に選ばれました。
- 第1世代:フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメ
- 第2世代:チコリータ・ヒノアラシ・ワニノコ
- 第3世代:キモリ・アチャモ・ミズゴロウ
- 第4世代:ナエトル・ヒコザル・ポッチャマ
- 第5世代:ツタージャ・ポカブ・ミジュマル
- 第6世代:ハリマロン・フォッコ・ケロマツ
- 第7世代:モクロー・ニャビー・アシマリ
- 第8世代:サルノリ・ヒバニー・メッソン
第一世代から順に、カメ、ワニ、ヌマの魚、ペンギン、ラッコ(海獣)と来て、6番目にようやくカエルが採用されたわけです。
- アマガエルのような手足の吸盤
- 華麗な身のこなし(忍者ポケモン)
- 水技が得意(タイプ:水・悪)
ゲッコウガはケロマツと比較するとカエルらしさはやや失われますが、それでもカエルの特徴を押さえています。
ゲッコウガはポケモンファンの中でも非常に人気あるポケモンで、2016年に行われたポケモン総選挙においては、ミュウやピカチュウを含む全ポケモン720匹のなかで1位を獲得しています。
ゲームにおいても大乱闘スマッシュブラザーズで登場したり、ポケモンガオーレでは素早さが高いことから非常に重宝されていました。


『カエル+忍者』というスタイリッシュな組み合わせも人気の1つでしょう。
余談ですがTwitterではゲッコウガのポーズをマネたアマガエルが話題になりました。
(画像提供:@moku_hachiさん)



このポーズを見ると、ゲッコウガのモチーフはカエルであることに強い確信を持てますね。
カエルゲームキャラ3位:のほほ『ぷよぷよ通』


ぷよぷよシリーズではかわいい亜人がたくさん登場しますが、そのなかにカエルもいます。
そのカエルの名は『のほほ』という商人でしゃべり方は独特。
見た目はまんまカエルですが、カレー好きなど中身は完全に別の生物。
そんなのほほの最も独特な特徴はぷよの積み方。
ぷよぷよシリーズではキャラによってぷよの積み方は異なりますが、のほほは独特で適当にぷよを右3列に並べていき、運で連鎖を狙う積み方を行うのが特徴。


運ゆえに5連鎖以上に化けることもあるため、ノーコンティニュークリアを目指す際には戦いたくない相手。
また、のほほの積み方は通称『カエル積み』と呼ばれ、ぷよ色が3色の初心者モードの場合、『カエル積み』を使用することで素人でも5連鎖以上をたたき出すことができます。
僕自身、今でこそ『階段連鎖』を得意としていますが、昔は『カエル積み』のお世話になっていました。
カエル積みを使用する際は上下に起爆剤を仕掛けるように意識して積むと、連鎖率も上がるうえに相手の大連鎖をくらっても対処できます。
余談ですが、のほほさんは実写版CMにも出ていたみたいです。







のほほは、ぷよぷよ通ではレベル2ステージに登場するため、油断してカエル積みでフルボッコされたのは、僕だけではないはず!
カエルゲームキャラ2位:ミンサガ『ジュエルビースト』


ロマサガ1のリメイク作品であるミンサガ。
そんなミンサガでラスボス(通常時)より強いボスとして名が挙がるのがジュエルビースト。
ロマサガ1ではディスティニーストーンを埋め込まれたカエルの姿。


ミンサガでは姿はやや変わりますが、カエルの特徴は意外と押さえています。
- ヒキガエルのようなごつい姿(皮膚)
- リアルのカエルと同じく手で叩く(叩きつけ)行動をする
- ジャンプ攻撃(押しつぶし)をしてくる
- 冬眠しており寝起きは戦闘力が低下している
強さに関しては本物でラスボスの兄である『冥府の王デス』より強いです。
個人的にミンサガ強いランキングをつくるならこんな感じ。
- 1位:真サルーイン(ラスボス最強Version)
- 2位:サルーイン(ディスティニーストーン9個献上)
- 3位:シェラハ(ラスボス妹)
- 4位:ジュエルビースト
- 5位:デス(ラスボス兄)
- 6位:サルーイン(献上なし)
このように強さに関してはガチで、シナリオ上ではサルーインが生み出すも、制御が効かなく狂暴で手に負えなくなったことから、未開の地フロンティアの奥地に封印されました。
実際の戦闘においても、すべてのディスティニーストーンを装備していることから、術は一切効かない。(ミンサガではディスティニーストーンを装備すると同系統の術を完全無効化できる仕様)
それだけでなく、叩きつける、押しつぶしといった物理攻撃に加え、あらゆる種類の術も使いこなす、とんでもないカエルです。
さらにたまに放ってくる『ジュエルブラスター』は威力はすさまじく、『ジュエルブラスター』で全滅した場合のみ『overkill』の独自エフェクトが発生します。


このように反則的な強さを持つジュエルビーストですが、実は冬眠中に戦うこともでき、その場合は起きるまでに補助術で強化ができるうえ、寝起き直後のジュエルビーストは戦力が低下しているため、味方メンバーが成長していなくても勝利はできます。
しかし、この場合、ジュエルビーストを守る腐竜4匹+ラミアとの強制バトルが鬼畜難易度なので、素人では寝ているジュエルビーストの元にたどり着けません。


この鬼畜バトルを乗り越えるためには、キャラ・クラス・術・技の特性を把握することはもちろん、シナリオ進行度も熟知する必要があるため、寝ている状態のジュエルビーストに遭遇できた時点でミンサガ中級者以上だと言えます。
こちらの記事で最強のカエル『ジュエルビースト』の攻略法を紹介していますので、興味のある方は参照してください。



デスやシェラハと違い、覚醒状態のジュエルビーストと出会うのに何のコツも必要なく、ミンサガ初回プレイ時に「変なカエルが街を破壊して陣取っていたからしばいてやるか」と挑み、ジュエルブラスターで蹂躙されたのは古き良き思い出。
カエルゲームキャラ1位:カエル『クロノトリガー』


脳裏に刻まれたカエルをモチーフにしたゲームキャラランキングの堂々1位は、クロノトリガー中世編に登場する剣士カエル。
世界一カッコいい両生類といっても過言ではありません。


本名は後のイベントでグレンと判明しますが、正式名称はカエルです。(ひねりは一切なし)
- 二足歩行で服着てるけど見た目はカエル
- 水の魔法が使える
- 舌を使った技(攻撃・回復)も使用
- ダンジョンのダッシュ移動時は跳ねる
カエルの特徴はバッチリ押さえています。
さて、このカエルですが只者ではありません。
クロノトリガーという作品自体が神なのですが、カエルはこの神作品の人気キャラランキングで主人公を抜いて見事1位にランクインしています。
結果投票は以下の通り。(2021年ねとらぼ調査隊が調査)
- 1位:カエル
- 2位:クロノ
- 3位:魔王
- 4位:エイラ
- 5位:ロボ
- 6位:ルッカ
- 7位:マール
さらにカエルのテーマ曲は2020東京オリンピックの入場曲にも使用され、Twitterでもトレンド入りしました。



世界イベントであるオリンピックでクロノトリガーの曲が選ばれただけでも名誉なのに、さらに曲のなかでも『カエルのテーマ』が選曲されたことにビックリでしたね。
そもそもカエルはなぜそこまで多くのプレイヤーの脳裏に刻まれるキャラになったのか。
- 辛い過去がある
- 精神的強さだけでなく弱さも描かれている
- 初回登場シーンからカッコいい
- 捕らわれた姫を救う中世の正統たる騎士
- 回復も攻撃も行える万能キャラ
- 勇者の定番である聖剣の使い手
- 中盤最大イベント『魔王城の戦い』の要(かなめ)となるキャラ
- 物語終盤で過去と決別して覚醒
ざっくり言うと、こんなところでしょう。
なお、クロノトリガーで『勇者』というポジションは主人公でなく、聖剣グランドリオンと勇者のバッジが専用装備であるカエルです。
個人的には物語で最も盛り上がる魔王戦の主役をカエルが務めるところと、終盤の過去との決別に心を打たれましたね。




『決戦!魔王城!』の時点ではグランドリオンのおかげでカエルの火力は高いうえ、全体回復魔法も使用できることから戦闘面では欠かせないキャラです!






これまで友(サイラス)を殺されたことに負い目を感じ、罪滅ぼしのために戦っていたカエル。
しかし、亡霊となった友と再会し心の迷いを断ち切ったことで聖剣グランドリオンが光り、本当の力を発揮する。
この場面で流れる『カエルのテーマ』は鳥肌もの。



クロノトリガーのカエルだけで1つの記事が作れるぐらい、魅力的なカエル野郎です。
カエルをモチーフとしたゲームキャラクターまとめ
カッコいいキャラ、かわいいキャラ、渋いキャラなどランキング形式によるキャラ紹介の記事はよく見かけます。
しかし、カエルのゲームキャラランキングはなかったことから、本記事では脳裏に刻まれたカエルをモチーフとしたキャラ7名(匹)をランキング形式で紹介させていただきました。
- 7位:フロッガー(ドラクエ3)
- 6位:カエルマリオ(マリオ3)
- 5位:タッチミー(FF7)
- 4位:ゲッコウガ(ポケモンX・Y)
- 3位:のほほ(ぷよぷよ通)
- 2位:ジュエルビースト(ミンサガ)
- 1位:カエル(クロノトリガー)
あくまで僕の独断と偏見で選別したキャラランキングです。
今後のゲーム界において、ここで紹介したカエルキャラを上回る、熱い独創的なカエルキャラが登場してほしいものですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事をつくるきっかけとなったカエルサイトがこちら。
国産カエル飼育初心者向けサイトなので、子どもにせがまれてカエルを飼うことになったママ・パパ・保育士さん、自由研究でカエルを対象としている方、カエルになんとなく興味がある方は参考にしてください。