鬼滅の刃は人気だったけど、やや残虐場面も盛り込まれており、PG作品(成人保護者の助言や指導が必要な作品)であるため、小さな子どもに見せるかどうか迷いどころ。
銀魂はユニークだけど、やや性的描写(発言含む)や言葉遣いが気になるところがあり、小さな子どもは外部の影響を受けやすいので、見せるかどうか迷いどころ。
ダイの大冒険新アニメは、小さな子どもでも安心して視聴できる作品なのか?

ダイの大冒険新アニメは令和のコンプライアンスを徹底しており、土曜日の朝アニメに相応しい作品になっているよ。
こんにちは。ダイの大冒険新アニメを子どもと一緒に毎週視聴していたcoco13世です。
ダイの大冒険は原作も読破しており、原作ベースの記事だけで10以上の記事を作成。
さらに新アニメについても感想記事を毎週投稿しており原作もアニメも熟知。
そんな僕がダイの大冒険新アニメが小さな子どもにもおすすめできる理由を解説します。
ダイの大冒険の作品を簡単に紹介


かつて、魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、「勇者」と呼ばれた一人の剣士とその仲間たちの手により平和を取り戻した――
時は流れ…。魔王から解放されたモンスターたちが暮らす南海の孤島・デルムリン島。
島唯一の人間であり、勇者に憧れる少年「ダイ」は、モンスターたちと平和に暮らしていた。
だが、その暮らしも、魔王ハドラーの復活により一変する。
師との約束、仲間との出会い、逃れられぬ宿命…
再び危機が訪れた世界を救うため、勇者を目指す少年・ダイの冒険が始まるー!
- 正式名称は「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」
- 大人気RPGゲーム「ドラゴンクエスト」をモチーフとした作品
- 原作は少年ジャンプで平成初期(平成元年から平成9年)に連載
- 当時の三本柱とも言える「努力」「友情」「勝利」を盛り込んだ作品
- コミックス版は全 37巻、文庫版は全 22 巻(文庫版は電子書籍あり)
- 過去にアニメ化もされていたが、大人の事情でバラン編の途中(コミック10巻)で打ち切り
- 令和元年12月に突如、再アニメ化を発表
- 令和2年10月より新アニメが毎週土曜日の9時半に開始
- X(旧Twitter)ではアニメ上映中の土曜の朝は毎週必ずダイの大冒険のワードがトレンドイン



ダイの大冒険は、ドラゴンボール・スラムダンク・幽遊白書といった有名作と同時期に連載されていたため、今の30代40代の方にとっては馴染みのある作品だよ。
ダイの大冒険新アニメが小さな子どもにおすすめできる5つの理由


なぜ、ダイの大冒険新アニメは小さな子どもでも安心して見せられるのか、具体例を提示しながら説明していきます。
言葉選びが慎重


ダイの大冒険新アニメを視聴していて気がついたのが、差別を連想させる言葉や過激な言葉については一部修正が行われていること。
3つ例を挙げます。
1つ目:フレイザード
フレイザード初登場時、侵略した国の後始末をするために、原作では「生き残った人間は村ごと焼き払え!女も子供も…家も畑も…家畜さえも!」と残虐性が高い命令を部下に下していました。
一方、新アニメでは村を焼き払えと命令するも、女も子供もの部分はカットされ、「生き残った人間は氷漬けにしろ!」と残虐性はやや緩和された命令に変更されています。



氷漬けも残虐ではと思うかもしれないけど、侵略した国はロシアのような寒い国なので、焼き払えよりは氷漬けの方が違和感はないよ。
2つ目:ザボエラ
クロコダイル戦でザボエラのセリフのうち、子どものことを「ガキ」呼ばわりするセリフや「死」という言葉をカット。



子どもをガキ呼ばわりするのはダメみたいです。クソガキは論外でしょう。
3つ目:ポップ
ダイがレオナ姫の(過激な)イメージをポップに伝えた際、原作では「本当に女なのか」が新アニメでは「マァムよりキツかっただろ鬼だろ」に変更。
これは「女性=おしとやか」という性差による価値観を視聴者に無意識に与えない配慮とも言えます。
特にダイの大冒険新アニメは性差別に関する言葉には慎重で、フレイザードが女性であるマリンにも容赦なく攻撃した際、原作では「女になんてことを」のニュアンスだったが、新アニメでは「マリンになんてことを」と固有名詞に変更しています。



マリンの件も「男だったら酷いことをしても良いのか」という性差別の価値観を与えない配慮ですね。
話はとてもシンプル


近年のアニメを見ていると、勧善懲悪からやや外れた作品や、二重スパイ的なキャラがいたりして、物語がやや複雑に感じる作品もあります。
もちろん、このような作品も好きですが、小さな子どもに見せるとなるとシンプルな話の方が受けは良いです。
ダイの大冒険はシンプルで、正義の勇者ダイ一行が悪い大魔王を倒す勧善懲悪のストーリー。



仲間が裏切ったり、敵か味方か分からないキャラはいないため、小さな子どもでも理解しやすいのが特徴だよ。
もちろん勧善懲悪ながらも奥が深いところもあるため、一緒に見る大人も楽しめる作品です。



魔界の住人目線で見れば、大魔王の行いは勇者そのものかも。
性的描写は抑制(カット)


ダイの大冒険が連載されたのは平成初期。
まだまだ微エロが当たり前で、ふとしたヒロインのパンチラやぱふぱふは定番でした。
しかし、令和のコンプライアンスを順守するダイの大冒険新アニメでは、このような性的場面はことごとく粉砕されています。
そのため、小さな子どもにも安心して見せることができますし、一緒に見ていて気まずくなる心配もありません。



ダイの大冒険のサービスシーンは全て頭に入っており下記のような記事も投稿しましたが、新アニメ全話見た結果としては壊滅状態。
どのような性的場面が、どう変更(カット)されたかは、上記記事で確認してください。



正直、男の立場からすると残念な気持ちは凄く大きいですが、放送時間が子どもが見る時間帯なので、きっと製作者側も断腸の思いで手を掛けたのでしょう。
1つだけ紹介すると新アニメ8話のロモス城下町の宿屋。
漫画や旧アニメでは、女僧侶ずるぼんは黒の透けるランジェリー姿、マァムは上半身はタンクトップ・下半身は白の下着姿であったが、新アニメでは画像の通りです。




暴力・残虐場面が抑制


令和2年に大ヒットした鬼滅の刃の問題点とは!?
それは鬼の頚を斬ったり、出血場面が鮮明に描かれるなど暴力・残虐場面が描かれていること。



サイコロステーキ先輩も映画バイオハザードを連想させるためか恐怖を感じるわ。
とくに感受性が高い小さな子どもには、過激な場面はトラウマに繋がる可能性もあります。
そのため、親として小さな子どもには、あまり過激な作品は見せたくない気持ちは分かります。
では、鬼滅の刃同様にバトル漫画であるダイの大冒険はどうなのか。
結論:かなり抑制されています。
例えばヒュンケルがクロコダインが突き刺す場面で、原作や旧アニメでは赤い血が飛び散ったクロコダインでしたが、新アニメでは、黒い血に変更となり「血」のイメージから遠ざけています。


一番目立ったのが、ダイの大冒険のキャラの中で凶暴・残虐で有名なフレイザードさん。
原作では初登場時に、氷漬けにした人間を、その場で砕いていますが、新アニメではそのままにしています。


また、バルジ島で有名な女賢者マリンの顔焼き場面も、原作ではしっかり顔を焼いていますが、新アニメでは残虐性が高いと判断され焼く場面は曖昧にしてあります。(その後にヤケドしたマリンの顔を治すイベントがあるため、カットはされていない)
ダイの大冒険コミック6巻より引用
その他にも、感情的になったヒュンケルが女性であるマァムに平手打ちをする場面も、新アニメでは音だけの描写になっています。
キャラの成長が描かれている


ダイの大冒険は「努力」「友情」「勝利」の3本柱を大事にしているため、キャラの成長もしっかり描かれています。
とくに主人公ダイの名脇役であるポップは平凡な武器屋の息子と特別な要素(血筋など)はなく、最初は臆病でダメダメしたが、ダイとの友情やマァムへの恋愛感情のために人一倍努力して、困難に立ち向う姿は見る価値ありです。
最初は誰もポップを認めていなかったけど、困難を乗り越える中で成長し、最終的にはほとんどのキャラがポップを認めてしまうのはダイの大冒険の醍醐味の1つです。



個人的には、物語中盤で努力して成長しても、乗り越えれない壁にぶつかり苦悩する場面がとても印象深かったよ。
ポップの成長については下記記事で詳しく書いています。
また、ダイの大冒険では他の漫画と違い、敵サイドでも1名(魔王ハドラー)がとんでもない成長を果たしていくので、アニメを通じて「成長」の大切さを子どもに知ってもらいたいのであれば、ダイの大冒険は適材作品と言えます。
ハドラーの成長を含む魅力については下記記事で詳しく書いています。



ダイの大冒険で最も成長を果たすのはポップとハドラーなので、この2人は注目するべき。
ダイの大冒険新アニメは小さな子どもにもおすすめ


本記事では、ダイの大冒険が小さな子どもにおすすめできる、5つの理由についてお伝えしました。
- 言葉選びが慎重
- 話はとてもシンプル
- 性的描写は抑制(カット)
- 暴力・残虐場面が抑制
- キャラの成長が描かれている
ダイの大冒険新アニメは、自信をもっておすすめできる作品なので、興味を持った方は一度視聴してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



『新装彩録版』のサイズはジャンプコミックスの単行本版と同じですが、表紙が新たに書き下ろしされ、連載時のカラーページを再現収録しているため、単行本版や文庫版の上位互換と言えます。(内容は変わりません)
当サイトのダイの大冒険の記事一覧
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