本記事では20年以上前に発売したにも関わらず、今もなお根強い人気があるFFT(ファイナルファンタジータクティクス)の苦戦を強いられた戦闘(難度マップ)をFFTが大好きでスマホアプリで定期的にお世話になっている著者がお伝えします。
FFTの難しかった戦闘10位:chapter3の地下倉庫地下三階(イズルード)
- イズルード
- ナイト×2
- 弓使い×2
- 召喚士×1
ネット上では話題に出てこない場面ですが毎回苦戦します。
オーボンヌ修道院の2戦目。
ここのマップは壁が多く段差も激しいため、機動力は激減します。
しかし、イズルードは「高低差無視」のアビリティがあるため、自由に立ち回ってきます。
勝利条件はイズルード撃破ですが、イズルードは「ジャンプ」攻撃を主体としてくるため攻撃範囲が広く、間合いを詰めるまで「ジャンプ」攻撃の的となります。
また、弓使い×2が壁の上から援護攻撃してくることや、逆方向から召喚士も攻めてくるため、これらの敵を足止めするためにメンバーを割り当てる必要があります。
さらにイズルードと一緒にお供のナイト×2も同じように距離を縮めてくるため、イズルードと接近戦で戦うと乱戦にもなりやすいのもキツイところ。
ブレイク技&ガード率高い&HPが高い3拍子のナイトと接近戦は分が悪い!
勝利条件が特定キャラ撃破の場合、「ホーリー」で葬る戦略が有効ですが、この戦闘では「ホーリー」を放つタイミングに持ち込むまでが大変です。
余談ですが、オーボンヌ修道院3戦目のウィーグラフ戦も激戦となりますが、ウィーグラフは最初から射程範囲にいるので、「ホーリー」の使い手が無双稲妻突きで死亡もしくは沈黙しなければ短期決戦に持ち込めます。
FFTの難しかった戦闘9位:chapter1のドーターのスラム街
- ナイト×1
- 弓使い×3
- 黒魔導士×2
ネット上でもよく話題となるchapter1最初の鬼門。
現時点ではジョブやアビリティがまだ不十分であり、戦略が限られることも難しい要因の1つ。
ドータのスラム街で厄介なのが屋上に配置されている弓兵。
イベントキャラであるアルガスとディリータが、討伐のために屋上へ向かってくれますが、それまで弓攻撃は止まりません。
さらに正面からもナイトと黒魔導士が距離を縮めてくるため、黒魔法の被害を最小限にするため、メンバー同士が離れる必要が出てきます。
正面の敵にもたついていると弓使い×2と黒魔導士も射程範囲に近づいてくるので、遠距離攻撃の術がないと一方的に蹂躙される可能性があります。
現時点では黒魔法や弓等の遠距離攻撃の手段が乏しいゆえ後手に回りやすい!
救いはディリータやアルガスの存在。
敵の攻撃対象が2人に向けられると、戦闘はやや有利になります。
FFTの難しかった戦闘8位:chapter3のリオファネス城屋上(エルムドア)
- エルムドア
- セリア
- レディ
初見殺し&詰みポイントとして名高い場面!
勝利条件は天道士ラファを護りつつ、敵3人のうち1人を瀕死に追い込むこと。
こう書くとシンプルですが、敵のスピードは早く最悪こちらの攻撃体制が整う前に、ラファが集中攻撃されゲームオーバーに追い込まれます。(ラファが戦闘不能になるとゲームオーバー)
本戦闘のエルムドアはリアクションアビリティ「ハメドる」をセットしており迂闊に攻撃すると、こちらが深手を負うため、セリアかレディを集中狙いするのがセオリーとなります。
しかしながら、セリアとレディは「息根止」という100%即死の恐ろしい技を持っており、「先に間合いを詰められる=死」となるため油断は禁物。
本戦闘ではスピード重視の戦略が勝利のポイントとなります。
他にも戦局が変わる要因は2つ。
- イベントキャラのラファが、どのような立ち回りをするか!
- セリアとレディが誰を狙ってくるか!
運に左右される戦いでもあるよ。
忍者がいると難易度は下がります。
FFTの難しかった戦闘7位:chapter1の風車小屋(ウィーグラフ)
- ウィーグラフ
- モンク×2
- ナイト×1
- チョコボ×1
宿敵ウィーグラフとの初めての戦い。
風車小屋での戦闘では、FFTの敵キャラの技で最も脅威である「聖剣技」の洗礼を受けます。
敵キャラは物理攻撃主体であるため間合いを取る必要がありますが、ウィーグラフの「聖剣技」は射程距離が長く間合いを間違うと一方的に蹂躙されます。
モンクも遠距離攻撃「波動撃」を使うため油断禁物。
また、チョコボも機動力が高いうえに「チョコケアル」で回復役にもなれるため、地味ながら難易度を上げる要因となります。
- 複数攻撃可能
- 遠距離攻撃
- チャージタイムなし
この三拍子揃った「聖剣技」を攻撃主体とするウィーグラフに集中砲火できるタイミングを作れるかが勝利のポイント。
FFTの難しかった戦闘6位:chapter2の城塞都市ザランダ
- ナイト×2
- 弓使い×2
- 黒魔導士×2
ネット上ではほとんど話題にならない戦闘ですが、個人的には難しい戦闘シーンだと自負しています。
本戦闘は壁を境にとした戦いとなり、壁を乗り越える場所は2か所しかなく、どちらから侵入しても弓使いの的になります。
また、壁の向こう側から黒魔導士も間合いを取りつつ強力な魔法を連発してくるため、魔法+弓のコンボで境界となる壁を通過するのが非常に難しいです。
いかにして攻撃を避けつつ、境界となる壁を乗り越えるかが戦局のポイントとなります。
他にも、戦闘開始前のムスタディオを助けるかどうかの選択次第でさらに難易度が上がります。
FFTの難しかった戦闘5位:chapter2のゴルゴラルダ処刑場(ガフガリオン)
- ガフガリオン
- ナイト×3
- 弓使い×2
- 時魔導士×2
ネット上でも話題になる場面。
ゴルゴラルダ処刑場が難しい理由は2つ。
- チームが2つ分断されること
- 敵の配置が8人と過去最高に多いこと
チームが分断されることから、各チームで敵をそれぞれ撃破する必要が出てきます。
特に苦労するのが第2チーム。
第2チームはメンバー2人であるにも関わらず、最初から弓兵と時魔導士の射程範囲内であり、時魔導士は「スロウ」「ヘイスト」「ストップ」と地味に嫌な魔法を使ってきます。
ラムザ率いる第2チームと合流できれば安心ですが、第1メンバーの前にはガフガリオンが立ちはだかるため、第1チームの支援は期待できません。
ラムザチームでガフガリオンを迎撃し、メンバーを生きたまま合流させるかが勝利のポイントとなります。
アグリアスの聖剣技が戦局を握る戦闘でもあるよ。
FFTの難しかった戦闘4位:chapter4のフィナス河(赤チョコボ)
チョコボor黒チョコボor赤チョコボ×6
出現チョコボはランダム性がありますが、赤チョコボ×4以上ならばリセットをおすすめします。
赤チョコボの強さは驚異的なのです。
フィナス河の戦闘では、足場が水面となるため機動面で制限が出てきますが、チョコボ達(赤・黒)は空を飛んで攻めてくるため移動時の足場の影響は受けません。
- 赤チョコボの「チョコメテオ」
- 黒チョコボの「チョコボール」
この2つの技の対象は単体ですが、上記技は射程距離も広いうえに「聖剣技」同様にチャージタイムなしで放てるため非常に危険です。。
またチョコボ一族はダメージを受けると一旦下がり、黄色チョコボが「チョコケアル」で回復という連携プレイも見せつけてきます。
したがって、複数の赤チョコボを相手にするには、相手の怒涛の攻撃に耐える耐久力と一撃で葬れる火力の双方が求められます。
控え目に言って赤チョコボ集団はラスボスより強いし、ドラゴンやティアマト集団以上に絶望感もある。
FFTの難しかった戦闘3位:chapter4のランベリー城城内(エルムドア)
- エルムドア
- セリア
- レディ
敵は3人のみですが、どいつも尋常じゃありません。
エルムドアの戦闘能力は高く「テレポ」で一気に味方の陣営に乗り込み、チャージタイムなしの範囲攻撃を仕掛けてきます。
防御面においても、エルムドアはアビリティ「白刃取り」と「源氏の盾」を装備しているため、通常攻撃はあまり期待できず「聖剣技」や魔法でHPを削る戦いになります。
なお、中途半端にHPを削ると、HP吸収技+ヴァンパイア化の「吸血」も使用してきます。
「個」の強さではエルムドアがトップクラス。
セリア、レディも「息根止」「影縫い」「チャーム」と厄介な状態攻撃を仕掛けてくるため、長期戦になるほど全滅リスクが高まります。
また、セリアとレディは瀕死に追い込むとアルテマデーモンに変身し、変身後は状態異常攻撃がなくなる代わりに「ダークホーリー」「ギガフレア」「アルテマ」といった強力な攻撃を仕掛けてきます。
なお「アルテマ」習得については、本戦闘がラーニングする最後の機会となります。
本瀬藤は非常に厳しい戦闘になるので、1つ前のランベリー城門前でのラーニングを強くおすすめします。
FFTの難しかった戦闘2位:chapter3のリオファネス城城内(ベリアス)
- ベリアス
- アルケオデーモン×3
作中で最も派手な戦いになります。
原因は3体のアルケオデーモン。
アルケオデーモンは単体に大ダメージの「ダークホーリー」、チャージタイムなしの範囲攻撃「ギガフレア」とやりたい放題です。
勝利条件がベリアス撃破であるため、アルケオデーモンを無視してベリアスに集中攻撃したいのが本音ですが、「ベリアスの射程距離に入る=アルケオデーモンの射程距離に入る」ため、アルケオデーモンの怒涛の攻撃に耐えきれず戦闘不能に陥ることも多々あります。
またベリアスも以下のような厄介な技や召喚を使用します。
- 「悪夢」による状態異常
- チャージタイムが短い召喚獣「タイタン」
- バハムート級の威力を誇る「クリュプス」
強力な召喚魔法「クリュプス」は魔導士系キャラだと即死級のダメージを受ける恐ろしい攻撃手法。
正直言ってベリアス1匹ならキュクレイン同様、そこまで苦労なくクリアできます。
あの眷属共が本当に厄介!!
FFTの難しかった戦闘1位:chapter3のリオファネス城城内(ウィーグラフ)
ウィーグラフ
FFT初の完全一騎打ち戦ですが、あまりに初見殺し。
直前でセーブしていると、後戻りできず詰む可能性も出てきます。
まずウィーグラフの強さが異常。
攻撃面では以下4拍子が揃った「無双稲妻突き」があまりに厄介!
- チャージタイムなし
- ガード不可避
- 射程距離十分
- 大ダメージ
ジョブや装備によっては「無双稲妻突き」一発で瀕死に陥ります。
防御面も以下の通り、ダメージを与えるのも一苦労です。
- 盾ガード率が高い
- 一撃で仕留めないとリアクションアビリティ「カウンター」が発動
運よくカウンターで生き延びても「無双稲妻突き」で確実に仕留められます。
ウィーグラフを撃破するためには、カウンターを受けないよう遠距離攻撃主体で戦うか、一撃で葬る必要が出てきます。
詳しい攻略は下記記事を参照してください。
初めて挑んだとき負けイベントと勘違いしたのは、僕だけではないはず!
FFTの難しかった戦闘まとめ
FFTは全体的に難易度の高いゲームですが、戦術を駆使すれば本記事でお伝えした難易度の高い戦闘も意外とあっさり勝利できたりもします。
慣れてくると、戦術の選択肢が少ない序盤の方が難しく感じるゲームとも言えるでしょう。
本記事でお伝えした戦闘以外にも苦戦する場面はたくさんありますが、そんな難しさもFFTの魅力の1つ。
シミュレーションが苦手な方の救済措置として「算術」という難易度を破壊するアビリティもありますので、まだプレイされていない方は是非プレイしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
お世話になった攻略本です。
聞くだけで情景が浮かんでくるサウンドトラック。