2022年12月1日にミンサガリマスターが発売したのでSwitch版(PS4・5は持っていない)と迷いましたが、移動時間も気軽にできるスマホ版を購入。
なるべく多くのイベントを引き受けて、原作との違いを確認したかったので1周目はバーバラ編でクリア。
2周目は固有イベントと引き継ぎイベント(シェラフ・ダークなど)を確認したくアルベルト編でクリア。(引き継ぎ項目は原作と同じ)
3周目はリマスター版の醍醐味である技、ジュエル、ステータスなど全てを引き継いだシフ編でクリア。
4周目はアルドライベントを確認したくアイシャ編でクリア。
実際にプレイしてみて感じたミンサガリマスターの変更(改善)点は以下の通り。
- 2倍速・3倍速機能の追加
- 新たに5人のキャラが追加
- 新たに5つのクラスが追加
- 逃亡条件が緩和
- ステータス変化の可視化
- 2倍速・3倍速機能の追加
- ミニマップで敵の配置が簡単に確認可能
- ステルス・忍び足の残り時間の可視化
- 街中で特定の施設までワープ
- マップアビリティがダンジョン内でも変更可能
- イベント進捗度はいつでも確認可能
- ゲーム開始時にイベント進捗スピードを選べる
- シェリルイベントが一周で可能
- 戻れないイベントは警告あり
- アルドライベントの追加
- 次周への引き継ぎ項目が大幅に増加
- 原作レアアイテムの入手率が改善
- 倉庫活用でアイテム所持数の管理が楽
- クラス認定が各街で変更可能
- ワールド画面でショップやアビリティリストが一目でわかる
本記事では原作やり込みプレイヤーが、ミンサガリマスターの変更点を原作と比較しながら具体的に解説していきます。
ミンサガ原作を400時間以上プレイ
ロマサガ2.3、サガフロもスマホ版をクリア済
ミンサガプレイ時のスマホはiPhoneSE2
ミンサガリマスター戦闘関連の改善・変更点5つ
- 2倍速・3倍速機能の追加
- 新たに5人のキャラが追加
- 新たに5つのクラスが追加
- 逃亡条件が緩和
- ステータス変化の可視化
操作性が劣るスマホ版での逃亡条件緩和は非常にありがたみがあります。
2倍速・3倍速機能追加
ミンサガリマスターでは2倍速・3倍速機能が追加され、移動中はもちろん戦闘中(技を繰り出している最中)でも倍速変更ができるようになりました。
倍速機能により、後半のドロップ狙いの雑魚戦もスムーズに行えます。
また戦闘中に発生する閃きや連携も個別に等速・倍速が選べるので、単に攻撃だけする戦闘は3倍速で良いけど、ロマサガの醍醐味である閃きはじっくり見たいから等速にすることも可能です。
戦闘が多いミンサガにおいて、倍速機能の追加はクリア時間短縮に大きく貢献してくれます。
雑魚戦は3倍速、戦局が変わりやすい凶悪なボス戦は2倍速がちょうどよい感じでしたね。
新たな5人のキャラが追加
ミンサガリマスターでは新たなに5人のキャラ(全員女性)を仲間にすることができます。
- モニカ
- フラーマ
- マリーン
- シェリル
- アルドラ
モニカは『ネビルの依頼(イベント進捗度30%)』クリア後と、早い時期に仲間にすることできます。
フラーマは『テオドール乱心(イベント進捗度90%)』クリア後と、仲間にできるのは終盤です。
マリーンも『ウコムの海底神殿(イベント進捗度85%)』クリア後と、仲間にできるのは終盤です。
シェリルは12の街のPUBで話をして、シェラハに覚醒させ、闇の宮殿でシェラハを倒した後に引き留めれば、その後はPUBで仲間にできます。
後述しますが原作ではシェラハ覚醒は最低3周かかりましたが、ミンサガリマスターでは1周目で覚醒可能なので、その気になれば1周目で仲間にできます。
また原作ではイベント進捗度95%にならないと闇の宮殿へ行けませんでしたが、ミンサガリマスターではシェリルが登場するイベント進捗度10%以降、いつでも闇の宮殿へ行けるので、2周目以降はシェラハを撃破できる実力があればイベント進捗度10%で仲間にできます。
アルドラはダーク(最短2周目で仲間にできる)でアルドラの記憶復活後の次回周となるため、最短3周目で仲間にできます。
一度登場すれば、ダーク同様にゲームスタート直後に街で話かけるだけで、すぐに仲間にできます。
なおアルドラをメンバーに加入することで、各種エリアでアルドラの話を聞くことができます。
BP回復値、初期BP値、LP値、仲間加入時期を総合的に判断すると、モニカが一番安定していますね。
新たな仲間キャラの加入要件やステータスについては別記事で具体的に解説しています。
新たに5つのクラスが追加
ミンサガリマスターでは新たなに5つのクラスが追加されました。
- 見習い戦士
- ごろつき
- トレジャーハンター
- 預言者
- 海神の使い
注目すべきクラスはトレジャーハンター。
財宝発掘の際、高ランクのレアアイテムの入手率が高まります。
財宝発掘はトレジャーハンターのレベルを上げてから行いましょう。
1周目ではトレジャーハンターは巨人の里でしか名乗れませんが、2周目以降はゴドンゴでも名乗ることができます。
敵のモードが事前にわかる預言者も戦闘面では多いに役立ちますが、預言者を名乗るにはシェラハ撃破が条件となります。(シェラハ撃破の次周はクラス解放され、シェラハを撃破しなくても名乗れます)
海神の使いはマリーンの固有クラスのため名乗ることはできません。
ごろつきと見習い戦士は最初から名乗ることができます。
ごろつきが一番役に立たない感じですね。
新たなクラスの特性・認定場所・クラス解放要件については別記事で具体的に解説しています。
逃亡条件が緩和
原作では戦闘逃亡の代償は、実行者のLP5(パーティの人数分)消費とかなり厳しい条件でした。
そのため、ロマサガ2や3と違い、よほどのことがない限りエンカウントした以上は戦うのが当たり前でした。
ミンサガリマスターでは戦闘逃亡時のLP消費が1に減少となったため、クロ―ディアなどLPの多いキャラであれば、逃亡のハードルは低くなります。
また新たな逃亡アイテムとして『煙玉』も追加。
初期段階で10回まで使用可能な消費アイテムですが、宿屋で泊まることで回復します。
また薬の調合で使用限度回数を増やすことも可能です。
注意点としてチェインバトルでは原作同様に逃亡はできません。
ミンサガでは戦闘勝利回数(戦闘回数ではない)を重ねることでイベントが進捗していくため、戦闘を避けることが重視されますが、煙玉のおかげで戦闘逃亡が気楽に行えるようになったので、原作ほどシビアではありません。
終盤の生態系イベントも、目的の種別モンスターが1位になった後の戦闘は、煙玉とLP消費で逃亡しながら四天王の元へ行けばよいので、ハードルが低くなりました。(逃亡するとシンボルエンカウントは消滅しますが生態系には影響しません。)
煙玉のおかげで、敵とのエンカウントによるストレスが大幅に緩和されましたね。またサガフロリマスターと違い、逃亡に制限を課せたため、シンボルエンカウントのモラルハザードに陥らない点も良いですね。
ステータス変化の可視化
原作では状態異常に陥った場合、キャラに様々なエフェクト(毒なら緑のモヤ、石化なら下半身が石で固まる、魅了なら顔の周りにハートマークなど)がありましたが、正直複数の状態異常になるとわかりにくかったです。
またセルフバーニング、リヴァイヴァ、弓力倍増など味方に有利な状態の表示はなかったので、効果が継続しているのかどうか確認ができませんでした。
ミンサガリマスターでは状態異常も有利な状態変化もアイコン表示されるようになったため、一目でキャラ全員の変化を確認できます。
アイコン数は多いですが、戦闘中にメニュー画面からアイコン一覧を確認できるため、全て暗記する必要やいちいち攻略サイトで確認しなくて大丈夫です。
個人的にはリヴァイヴァの可視化が一番ありがたかったです。
凶悪ボスとの戦いの場合、全員にリヴァイヴァをかけることになりますが、全体攻撃で一度に複数のキャラが戦闘不能になったりすると、今誰がリヴァイアヴァの効果がかかっているのか把握が大変でした。
またリヴァイヴァ発動後はHPも回復するため、凶悪な全体攻撃を受けた場合、回避して生き残ったのか、直撃してリヴァイヴァで生き返ったのか判別も意外と困難でしたが、ミンサガリマスターではリヴァイヴァのアイコン表示があるので効果の有無が一目でわかるようになりました。
強化サルーイン戦では、様々な状態異常をもたらす『心の闇』と、一撃死をもたらす『ゴッドハンド』を繰り出してくるので、状態変化の可視化の恩恵を感じましたね
ミンサガリマスター移動関連の改善・変更点は5つ
- 2倍速・3倍速機能の追加
- ミニマップで敵の配置が簡単に確認可能
- ステルス・忍び足の残り時間の可視化
- 街中で特定の施設までワープ
- マップアビリティがダンジョン内でも変更可能
ミンサガリマスターで一番良かった改善点は?と聞かれたら、間違いなく移動面における倍速機能と答えます。
2倍速・3倍速機能追加
移動の倍速機能が追加されたことで、ニューロード・雪原・カクラム砂漠・ガレサステップなど広大なフィールド移動もストレスフリーになりました。
ガレサステップでの財宝発掘リセマラも3倍速機能を使えば苦痛を感じません。
倍速にすることで敵の動きもステルス・忍び足の経過時間も倍速になりますが、倍速変更はメニュー画面を開かずにボタンタッチで簡単に切替可能なので、敵が少ない広いエリアは倍速、敵が密集するエリアは等倍速と使い分けも簡単です。
慣れてこれば2倍速でも敵をうまく回避できるようになります。
クリスタルシティやメルビルなど広大な街中の移動でも倍速機能は役立ちます。
移動倍速機能によりゲーム進行がかなりスムーズになりましたね。
ミニマップで敵の配置が簡単に確認可能
ミンサガリマスターではダンジョンの地図を入手すると、出入口やダンジョン構造だけでなく敵の配置もわかるようになりました。
そのため、アサシンギルドのような見渡しの悪い交差点でも、視界外の敵がいる位置がわかるため、出会いがしらで衝突する可能性は低くなりました。
敵の有無が一目でわかることから、地図で敵がいないと判明したエリアは3倍速、敵がうじゃうじゃいると判明したエリアは等倍速で慎重に行動と、倍速機能と敵の配置が分かる地図はセットで役立ちます。
なおミニマップの表示位置は中央か右上か選択でき、ミニマップの大きさも選択できます。
原作以上にダンジョン地図入手の重要性が高まりましたね。
ステルス・忍び足の残り時間の可視化
ミンサガで最もお世話になるマップアビリティと言えば『ステルス』と『忍び足』。
原作では効果が切れる時間の確認は、実際に時間をカウントする方法しかありませんでした。
ミンサガリマスターではスキルを使用すると、効果が切れるまでの時間がゲージ形式で表示されるため、敵の密集のど真ん中で効果が切れるリスクを避けられます。
とくに2倍速・3倍速機能を使うと効果時間も1/2、1/3となるため、ステルス・忍び足の持続時間の把握は非常に重要になってきます。
『ステルス』『忍び足』の使い勝手が大きく向上したので、敵とのエンカウント率も減りましたね。
街中で特定の施設までワープ
原作では倍速機能がなかったのでメルビル、クリスタルシティ、北エスタミルといった広大な街の施設に行くだけでも面倒でした。
ミンサガリマスターでは特定の施設(鍛錬所・各種shop・PUB・宿屋など)に向かう場合は、一気にワープできるようになりました。(条件として街マップ入手が必要)
ワープ機能によりメルビル2階にあるPUBも瞬時に行けますし、ガトの村の最奥にいる族長の元へも宿屋までワープすることで、3倍速より早く行けるようになりました。
また北エスタミルなど複雑な構造の街で、鍛錬所や特定の武具屋を探すのは地味ながら大変でしたが、ワープ機能のおかげでストレスゼロになりました。
少し話はそれますが、月の神殿においてもボス撃破後にフロアを出ると、入口まで一気にワープできるようになりました。
小さな街では3倍速で十分ですが、大きな街ではワープ機能のほうがスムーズに移動できますね
マップアビリティがダンジョン内でも変更可能
原作あるあるが、ダンジョンの奥地で対応マップアビリティをセットしておらず、泣く泣く戻るハメになったこと。
ミンサガリマスターでは諦める必要がなくなりました。
なんとダンジョン内でもマップアビリティの変更が可能になりました。
トマエ火山の奥地での『ジャンプ』アビリティのセット忘れも、スカーブ山の上層フロアでの『クライミング』アビリティ忘れも、諦めて引き返さなくてもよくなったわけです。
ただし、マップアビリティを気軽に変更できるようにしてしまうと、マップアビリティを5つしかセットできない意味がなくなるため、変更時にはマップアビリティの残回数の半分を失う仕組みになっています。
仮にマップアビリティの最大回数40回、現在の残回数24回であれば、変更することによって残回数は12回となります。
宝箱サーチで発見した宝箱の鍵がかかっていた場合、鍵開けスキルへの変更は役立ちましたね。
ミンサガリマスターイベント関連の改善・変更点5つ
- イベント進捗度はいつでも確認可能
- ゲーム開始時にイベント進捗スピードを選べる
- シェリルイベントが一周で可能
- 戻れないイベントは警告あり
- アルドライベントの追加
イベント進捗度をいつでも確認できるようになったのは革命でしたね。
新キャラのアルドライベントもマルディアスの世界観を深く知るためには欠かせないイベントです。
イベント進捗度を常時確認可能
ミンサガでは戦闘勝利回数を重ねることでイベントランクが進みます。
各種イベントの発生・消滅はイベントランクに基づくため、現時点のイベント進捗度を把握することはミンサガをプレイするうえでは必須ですが、原作ではイベントランク進捗の確認方法は、各街の入口にいる義勇軍に話しかけて確認するしかありませんでした。
ミンサガリマスターでは、なんとメニュー画面からいつでもどこでも確認できます。
ダンジョンの奥地でも瞬時にイベントランクを確認できるため、イベント進捗管理が楽になりました。
余談ですが、原作では確認できなかったイベント進捗度105%、110%もリマスターでは確認できるようになりました。
個人的には強制戦闘が多く、なおかつイベント進捗にシビアな『皇帝の奇病』の月の神殿内で、イベント進捗が確認できるのはありがたかったですね。
ゲーム開始時にイベント進捗スピードを選択可能
ミンサガリマスターではゲーム開始時に『ゆっくり(北米版)』『普通(原作)』『早い(原作×2倍)』から選ぶことができます。
スマホ版の場合、操作性においては慣れるまでハード機よりは難しく、敵とのエンカウント率が上がり、結果としてイベント進捗度が想定外に進んでしまい、受けたかったイベントが消滅してしまう不安がありますが、ゆっくり』を選べば一安心です。
またミンサガリマスターでは全要素を引き継ぎできるため、例えばシフ編の終盤で手に入る『竜の眼(覚醒版)』を人数分集めたい!アルドラをメンバーに入れて『銀の戦士の指輪』を人数分集めたい!といった、特定の目的がある場合は『はやい』を選択しておくと、あっという間にサルーインが復活してくれるため、スムーズに周回プレイできます。
余談ですが、敵のバトルランクが高いほどイベント進捗度も上がるため、2周目以降、バトルランクを引き継ぐと『普通』でも、1周目と比較して明らかにイベント進捗度合が早いことを実感します。
シェリルイベントが一周で可能
シェリルを覚醒させるためには所定のPUBで12回会うことが条件でしたが、原作ではシナリオ進行度10%ごとに出現かつ60%以降は出現しなかったため、12回会うには最短でも3周目となりました。
ミンサガリマスターでは60%以降も登場するうえに、シナリオ進行度も10%待たずとも登場するため、1周目で条件を満たせます。
シナリオ進行度が終盤になるとシェリルが登場するウエストエンドがジュエルビーストによって破壊されるので、運が悪いと2周目持ち越しの可能性があるよ。
戻れないイベントは警告あり
原作を初めてプレイした際、戻れないとは知らずにマリーンと共に闇のブラックダイヤのために深い神殿に潜り、道中のボスでLPを大量に失い、最後はミリオンに追い込まれたのは苦い思い出。
ミンサガリマスターでは、ラストダンジョンはもちろん、一度入ったら特定の条件を満たすまで戻ることが許されない過酷なダンジョンでは、事前に警告が流れるので、安易に引き受けてしまい詰む心配は不要です。
簡単に戻れるけど一度しか挑戦できない魔の島でも、同様の警告があります。
どこでもセーブできるのはサガの魅力ですが、同時に変な場所でセーブしてしまうと詰むリスクも!ロマサガ2の最後で詰んだ人は多かったのでは!?
アルドライベントの追加
かつて伝説の英雄ミルザと戦ったアルドラをミンサガリマスターでは仲間にすることができます。
アルドラはミルザが亡くなった後、煉獄にて封印されていたため、ミルザによって救われた後の世界のことをまったく知りません。
そんなアルドラをメンバーに入れて世界を旅すると、各地でアルドラの気づきや想いを聞くことができます。
製作者側も力を入れているイベントなので、ミンサガリマスターをプレイするなら、一度はアルドラをメンバーに入れて世界を旅しましょう。
ミンサガリマスターその他関連の改善・変更点5つ
- 次周への引き継ぎ項目が大幅に増加
- 原作レアアイテムの入手率が改善
- 倉庫活用でアイテム所持数の管理が楽
- クラス認定が各街で変更可能
- ワールド画面でショップやアビリティリストが一目でわかる
一番の変更点は引き継ぎ項目が増えて、どの項目を引き継ぐか選択できること。
次周への引き継ぎ項目が大幅に増加
ミンサガは周回を前提としたゲームですが、原作ではショップレベル・イベントによるジュエル取得回数・調合レベルなど限定された項目しか引き継ぎできませんでした。
ミンサガリマスターではステータス(術・技・スキル含む)・アイテム・お金・ジュエルなど全て引き継ぎ可能になりました。
ただしアイテムに関しては一部は引き継ぎ不可能。
引き継ぎ項目はゲーム開始時に選べるため、原作と全く同じ条件で引き継ぎことも可能。
原作ですと、ジュエル稼ぎのために苦痛のバルハラマラソンを行ってきましたが、ジュエル引き継ぎにより解放されました。(バルハラマラソンも倍速機能と逃亡条件緩和で原作より圧倒的に楽)
ステータス全引き継ぎで懸念されるのが、強くなりすぎたメンバーに相応しい敵の存在。
FF7でナイツオブラウンドを取得しても、見合う敵がおらず虚無感を覚えたことを思い出します。
ミンサガリマスターではRPG史上最高峰と言われた真サルーインを上回るボスも新たに追加されたため、ステータス全引き継ぎでゲームを進めても、虚無感を覚えることはありません。
引き継ぎ要素の大幅な変更により、原作やり込みプレイヤーも新鮮な気持ちで楽しめるようになりましたね。
原作レアアイテムの入手率が改善
ミンサガで有名なレアアイテムと言えば『青の剣』。
狂人クラスでしか入手できないレベル5の宝の地図から低確率で入手できるレアアイテムとして有名ですが、前述した新クラスのトレジャーハンターがいれば低いレベルの宝の地図からでも入手可能です。
実際に僕自身、レベル1の宝の地図で青の剣と同じテーブルの『竜鱗の鎧』をゲットしました。
財宝の決まるタイミングは財宝のあるダンジョンに入った時点なので、ダンジョンの入口から財宝までの距離が近いところで、リセマラを繰り返せば、レベル1の宝の地図からでも『青の剣』ゲットも夢ではないです。
おすすめ宝の地図はガレサステップと恐竜の穴。
入口から財宝発掘ポイントが近いのでリセマラが簡単。(移動も倍速機能活用でストレスなし)
なお、レアアイテムの入手率改善は財宝発掘だけでなく鉱石発掘も適用されました。
また原作ではデータ上しか存在せず、実際に取得不能であったレア扱いの『クロスクレイモア』『月下美人』なども取得できるようになりました。
竜鱗の剣、竜槍ケレンドロウズ、竜槍マリストリクといった超レアアイテムも狂人でなくても入手できることで、戦闘においても竜鱗の剣を装備した小型剣使いを入れたりと、今まで以上に楽しみの幅が増えましたね。
倉庫活用でアイテム所持数の管理が楽
ミンサガリマスターでは各街にいる義勇軍に話かけることで、序盤から倉庫にアイテムを出し入れできるようになりました。
アイテム所持数は最大100個なので、中盤まではアイテム所持数を気にすることはないですが、終盤になると武具改造に必要な素材が増えてくることによって所持数がMAXに達します。
原作では不要なアイテムや素材を売却して所持数がMAXにならないように意識していましたが、ミンサガリマスターでは倉庫に不要物を預けることで、所持数を気にすることなく鉱石発掘や財宝発掘を行えます。(倉庫は最大1,000個まで預けられる)
素材は各1つを残して、他は全て倉庫に預けるだけで、所持数を大きく抑えることができます。
また『魔石の仮面』など特定のボス対策品も普段は倉庫にしまっておけば、間違って手放すリスクもなくなります。
原作だと終盤は素材が数を占めるようになってきて、アイテム所持数を気にすることが多かったので、倉庫は非常にありがたい存在だね。
クラス認定をメニュー画面から変更可能
原作ではクラスを変更する際は、認定してくれる街にいちいち出向かないといけなかったです。
引き継ぎ要素が少なかった原作では、クラスを変えることは少なかったため、それほど不便さは感じませんでしたが、クラスやジュエルなど全てを引き継ぎできるミンサガリマスターでは、一旦認定されたクラス(☆マークがついたクラス)をメニュー画面から変更できるのは非常にありがたいです。
例えば、普段は城塞騎士などの戦闘用クラスだけど、発掘時にはトレジャーハンターに切り替える際も、いちいちゴドンゴや巨人の里まで出向く手間が省けます。
とくに竜人は巨人の里もしくはパイレーツコーストでしか認定できないため、今回の変更点がないと、序盤でクラスを変えてしまうと、終盤まで竜人を名乗ることができません。
注意点として、クラス認定は街のみ変更可能でダンジョン内では変更不可なので、ダンジョンの奥地でトレジャーハンターなどマップアビリティ重視のクラスへの変更はできません。
全てを引き継ぎできるミンサガリマスターでは、原作と違いクラス変更の場面はちょくちょくあるので、街なかで気軽にクラス変更できるのは手間が省けて良しですね。
ワールド画面でショップやアビリティリストが一目でわかる
特定のマップアビリティを買いたい!特定のスキルレベルを上げたい!特定の武器を買いたい!
原作ですと、いちいち街に出向き、対応のマップアビリティやスキルを扱っているか確認していました。
ミンサガリマスターでは、ワールド画面の『shopinfo』で、各街のマップアビリティ、スキル、武具、素材、道具、術のリストを簡単に閲覧することができます。
お店が多いクリスタルシティもいちいち出向いて確認する必要がなくなりました。
また、価格も一目で確認できるため、どこが一番安いかも簡単に確認できるようになりました。
ただし、売切れかどうかまでは分からないので、購入検討時には出向く必要はあります。
武具はある程度記憶があるので、そんなに活用はしませんでしたが、個別スキルやマップアビリティを探す際は重宝しましたね。
ミンサガリマスター変更・改善点まとめ
ミンサガリマスターは原作を最大限リスペクトしつつ、利便性とやり込み要素を向上させた作品です。
僕自身、スマホ版を購入しましたが、買って大正解でした。
原作やり込みプレイヤーも、これから新たにプレイされる方にも全力でおすすめできる作品なので、ぜひプレイしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
一歩踏み込んだイベント考察や、各システムの応用力を養うためには、アルティマニアは欠かせません。ミンサガリマスター版でも問題なく使用できます。(移動中や出先でも気軽に読めるデジタル版あり)
リマスター版のオリジナルサウンドトラックも販売されています。