本記事ではサガシリーズの中でも最もやりこんだロマンシングサガ・ミンストレルソングのトラウマレベルの雑魚敵のうち、とくに印象に残っている10匹のトラウマ雑魚敵をお伝えします。
10周以上やっていると警戒する雑魚敵や技・術が分かってきますが、最初の頃は不意に全滅や窮地に追い込まれたものです。
サガシリーズの雑魚敵は不意に凶悪な技を放ってきますが、これはミンサガでもしっかり引き継いでいます。
むしろ一回一回の通常戦闘が総力戦となるミンサガの方が雑魚敵の攻撃も激しいです!
これからミンサガをプレイする方、久々に挑戦される方、やりこみプレイヤー必見です。
ミンサガのトラウマ雑魚敵10位:スティングマーダー
昆虫系ランク7
スティングマーダーが繰り出す4種の技は、すべて追加効果(麻痺・毒・ライフ攻撃、スタン)があります。
その中でも特に厄介なのがスティングマーダーのみが使用可能な技である「デスシザー」。
「デスシザー」は昆虫系の技の中で最も威力の高い「デスホーン」に次ぐ威力。
さらにライフ攻撃も兼ねているため受けたくない技です。
「デスシザー」でライフが削られる&瀕死⇒お供の雑魚敵にトドメを刺される⇒1回の戦闘で貴重なLPを2失う
「トマエ火山」「ベイル高原」「スカーブ山」のような長いダンジョンでスティングマーダーに出くわしたときは、真っ先に駆逐するように心掛けました。
スティングマーダー「デスシザー」は高頻度で使用してくるため、3匹以上同時に出てくると非常に恐ろしいです。
ミンサガのトラウマ雑魚敵9位:ゴースト
不死系ランク4
ゴーストが厄介な理由は2つ。
- 「ライフブレイク」という名前の通りライフを削る攻撃をしてくること。
- 火属性以外の攻撃に対する属性防御がとてつもなく高いこと。
属性防御が高いため、HP200強にも関わらず物理攻撃主体の場合、火力の高い技を使わないと全然ダメージが与えられません。
後回しにしておくと「ライフブレイク」で容赦なくLPを削られます。
他にも、スタン効果のある「ペイン」で邪魔をしてくるため、後回しにできない厄介さもあります。
中盤の最大難所である「二つの月の神殿」で、ゴーストと出くわすときは「ライフブレイク」を使われないことを常に祈っています。
二つの月の神殿の道中でゴーストにLPを削られると、ボス戦(ゾディアーク、神獣)が本当に厳しくなるからです。
救いなのが「ライフブレイク」は「デスシザー」と違い、ダメージは負わないこと。
ミンサガのトラウマ雑魚敵8位:サイクロプス
獣人系ランク8
獣人系は単体の物理攻撃が主体と思い込んで戦うと、痛い目に合うのがサイクロプス。
見た目は明らかにパワー系(ドラクエでいうギガンデス)であり、使う技も「たたきつぶす」「なぎ払う」といった豪快な物理技が多い。
しかしながら、何故か風術の心得があります。
風術の中で最も強力な全体術「吹雪」は悪名高い雑魚敵イフリートの火術「火の鳥」に次ぐ威力があるため、「吹雪」一発で、全滅に陥る可能性もあります。
「吹雪」の頻度は高くないものの、HPは4,000超あるうえに単体攻撃も強いため、遭遇したくない雑魚敵です。
はっきり言って、獣人系ランク9のゴブリンセージよりサイクロプスの方が明らかに強いです。
ランク7までの獣人系は単体物理攻撃が主体であることから、こいつの想定外の「吹雪」で全滅したプレイヤーも多かったのでは!?
ミンサガのトラウマ雑魚敵7位:ライノクロウラー
昆虫系ランク9
ライノクロウラーが厄介なのは、昆虫系の技の中で最も威力が高く即死効果もある「デスホーン」を使ってくることです。
ライノクロウラーは使用技が3種類しかないため、それなりの頻度で「デスホーン」を使ってきます。
HPは3,000程ですが、スティングマーダー同様に普通の雑魚敵より属性防御が高い(打撃耐性は最高峰)ため、仕留めるのも苦労します。
見た目は小柄であるが、その見た目に騙されると「デスホーン」連発で一気に戦局が変わります。
救いなのがランク9の雑魚敵のため、この頃には多種多様な技を習得しており、総攻撃すれば1ターンで十分に撃破できること。
ランク5のノッカーと見た目は似ていますが、強さは別次元なので気をつけましょう。
ミンサガのトラウマ雑魚敵6位:イフリート
魔族系ランク10
曲者ぞろいのランク10(レア雑魚敵)の中で最も強い雑魚敵。
イフリートが厄介なのは戦闘力の高さ。
イフリートが強いと感じる理由は4つ。
1つ目は敵が使う術のなかで、最も強力な全体術である火術「火の鳥」を使ってくること。
「火の鳥」は一撃で全滅になる可能性がある脅威的な術です。
そんな強力な術であることから、使用してくる敵は雑魚敵ではイフリートだけ。
ボスキャラでもイベント戦闘のイフリート、レッドドラゴン、ラスボスの第二形態の3体だけです。
2つ目は常時「セルフバーニング」であること。
直接触れる斬撃や打撃攻撃を仕掛けると、こちらが大ダメージを負うことになります。
「セルフバーニング」のせいで、こちらの攻撃手段がかなり制限されます。
3つ目は耐久力が高いこと。
HPも9,000超と高いうえに、属性耐性もライノクロウラー同様に高いです。
そのうえ、前述した「セルフバーニング」で攻撃手段も制限されるため、1ターン撃破を目指すなら連携技に頼らざる得ません。
4つ目は多彩な攻撃を仕掛けてくること。
「火の鳥」以外にも即死級の威力を持つ「クリムゾンフレア」や魔法盾を貫通する「縮退砲」といった強力な術や技も使用することから、雑魚敵の中では最高峰の強さを誇っています。
ただし、ランク10はレア雑魚敵であるため滅多に遭遇しません。
また「セルフバーニング」を使用すればで「火の鳥」をはじめとする火術は、無効化できることが救い。(水のアクアマリンも有効)
イフリートは超レア鎧の「フラショナル」をドロップする他、技の閃き率もかなり高いため、遭遇したらラッキーと思いましょう。
ミンサガのトラウマ雑魚敵5位:冥府人参
植物系ランク9
植物系であるが見た目は雑魚敵の低ランクのゾンビ。
小柄な敵であるため、4匹同時に出現したり、他の雑魚敵のお供としてよく出現します。
使ってくる技と術は各1つですが、どちらも脅威!
術に関しては、即死効果のある「アビス」を使用。
ミンサガでは戦闘不能になるとBPがゼロになるため、戦闘不能から回復しても、すぐに強力な技や術が使えない状況に陥ります。
また、ランク9の冥府人参が出現する頃には、お供の雑魚敵も厄介揃いであるため、1ターン目で戦闘不能になると戦局が一気に変わります。
技に関しては「死人ゴケ」という全体技を使用。
死人ゴケは広範囲にダメージを与えてくるが、恐ろしいのがダメージより状態異常の「狂戦士」になること。
狂戦士になると術が使用不可になるため、回復キャラが「狂戦士」になるとピンチに陥ります。
冥府人参だけであれば「狂戦士」になっても、物理攻撃でねじ伏せれば良いですが、他に耐久力の高い雑魚敵がいると長期戦になるため、術(特に回復術)が使えないことが痛手になります。
見た目と脅威が一番ミスマッチなのが間違いなく冥府人参です
ちなみに「死人ゴケ」は冥府人参しか使えない専売特許の技です。
「死人ゴケ」連発で全員が狂戦士状態。そんな状態でお供の雑魚敵の怒涛の攻撃や、アビスで全滅した苦い思い出あり。
ミンサガのトラウマ雑魚敵4位:スライム(赤)
不定系ランク8
見た目はランク1やランク2のスライムと変わらない。
ただ色が違うだけで、使う技も一緒のため、ついつい油断してしまいます。
しかし、スライム(赤)が使用する技の1つ「ガス」はかなり強力で、連続して使われると一気に全滅します。
また、スライム(赤)は4体同時に出現したり、他の雑魚敵のお供としてよく出現します。
属性防御も高く打撃に関しては効果がほどんどなし。
救いなのがHPが900未満と低めであることと、火や冷気の耐性はないこと。
そのため「火の鳥」や「吹雪」を1ターン目に発動できれば、ただの雑魚に成り下がります。
他の雑魚敵と一緒に出てきて弱そうだったから後回し。そして「ガス」で一気に全滅した思い出あり
ミンサガのトラウマ雑魚敵3位:ラミア
魔族系ランク8
見た目は雑魚敵唯一の女性キャラですが、そのルックスに見惚れると痛い目に合います。
ラミアは高威力の全体術の他に、様々な状態異常攻撃も仕掛けてくる、非常に厄介な雑魚敵だからです。
使用技①ショックウェイヴ
全体にダメージ+ショック状態。
ダメージ量は300前後とかなり強力であるため、2ターン連続で使われると非常に危険。
魔導士系キャラだと追加効果の「ショック」で行動を封じられることも多々あります。
この厄介なショックウェイヴをラミアは1ターン目でよく発動してきます。
使用技②ダークライトウェブ
全体にダメージ+スネア状態。
威力は「ショックウェイヴ」より高いが、使用頻度は少ないのが救い。
スネア状態になると移動系の行動攻撃が封じられます。
使用技③ブラッククラウド
全体を暗闇状態。
戦士系キャラが複数暗闇状態になると、攻撃ミスが連発してストレスがたまります。
救いなのが、ブラッククラウドに関してはダメージは負わないことなので、ある意味ボーナス技です。
使用技④ナイトメア
一定範囲に悪夢。
悪夢は「睡眠+混乱」という非常に厄介な状態異常。
睡眠だけなら自然回復でもOKですが、目覚めた後に必ず混乱状態になる悪夢は、しっかり術で回復しておかないと痛い目に合います。
混乱状態の味方キャラが味方全体を対象に術や技で攻撃⇛全滅。
よくあるパターンです。
ステータス面においては素早さが高いため、先手の「ショックウェイヴ」、スタン効果のある「ペイン」で回復術を阻害されることも多々あります。
そんなわけで、お供として出現した場合、真っ先に仕留めないと戦局が悪くなる一方です。
とにかく使う術全てが厄介。
ミンサガのトラウマ雑魚敵2位:腐竜
不死系ランク7
腐竜は純粋に戦闘力がとても高いです。
控え目に言って不死系ランク8や9より腐竜の方が絶対強い!
技はどれも威力が高いのですが、そのなかでも単体にダメージ+スタンの「かちあげ」と直線上が対象になる「蹂躙」の2つが脅威で、連発されて全滅はよくあるパターン。
HPも4,000程とランク7の雑魚敵の中では3番目に高いうえに、打撃以外の攻撃に対しては耐性もあり、射突に関してはほとんど効果ないため、弓や槍キャラは攻撃手法がかなり制限されます。
また腐竜は単体でなく複数同時出現することもあるため、ランク7突入直後に複数の腐竜と遭遇した場合は全滅を覚悟します。
あるイベントの腐竜×4とラミアのバトルは鬼畜でしかない。
ミンサガのトラウマ雑魚敵1位:デーモンコマンド
魔族系ランク9
トラウマレベルの堂々1位は間違いなくデーモンコマンド。
様々な術や技を使用するが、一番脅威なのが「重力操作」という全体技。
「重力操作」は威力面では「火の鳥」に劣りますが、属性術でないことから「ディスティニーストーン」「セルフバーニング」「イージスの盾」で無効化できません。
そして一番厄介なのが、デーモンコマンドは単体でなく複数体で出現すること!
したがって1ターン目で2匹が「重力操作」を使用したら全滅大です。
1ターン目で殲滅したいところですが、HPも4,000超あるうえに、素早さもランク9の雑魚敵の中では一番高いため、先手で殲滅は困難です。
1ターン目に「重力操作」が1回しか使われなくても、2ターン目に味方を回復する前に先手の「重力操作」でトドメをさせられることも・・・
デスやシェラハを真っ向からねじ伏せる屈強なメンバーでも、こいつが4体同時に出現した場合は全滅フラグが成立したと認識しています。
ミンサガのトラウマ雑魚敵まとめ
ミンサガでは10系統の雑魚敵と各系統ごとバトルランク別に10種類いるため、雑魚敵だけで100匹用意されいています。
100匹というのは過去作品のロマサガ2やロマサガ3の半分以下の数値ですが、本記事で挙げた通り、トラウマレベルの雑魚敵を筆頭にミンサガでは個性的な雑魚敵が多いです。
そのため、飽きにくく、周回プレイにも耐えられる作品になっております。
通常戦闘でも緊張感溢れる戦闘はサガシリーズの醍醐味ですが、ミンサガはとくに顕著です。
ここでお伝えした雑魚敵以外にも、曲者ぞろいは多々いますので、まだプレイされていない方はぜひ雑魚敵と緊張感溢れる戦闘を楽しんでください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
一歩踏み込んだイベント考察や、各システムの応用力を養うためには、アルティマニアは欠かせません。ミンサガリマスター版でも問題なく使用できます。(移動中や出先でも気軽に読めるデジタル版あり)
リマスター版のオリジナルサウンドトラックも販売されています。