ダイの大冒険アニメ56話は、前半はバランとの悲しい別れ、後半は大魔王バーンとの初対面となりました。
個人的にはダイを(黒のコアの)爆発から守るために、意を決して文字通り命を懸けたバランの行動に心を打たれました。
そして、最期のやり取りで、ダイが涙を流しながら父バランと会話をする場面で涙腺が崩壊しました。
こんにちは!ダイの大冒険が大好きすぎて、これまで当サイトでダイの大冒険関連の記事を11個(A4レポート60枚相当)も生み出したcoco13世です。
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2019年12月にダイの大冒険の再アニメ化が決定し、2020年10月3日から放送開始となりました。
小学生の頃に視聴していたアニメの完全新作版を、小学生の子どもと一緒に視聴する日が訪れるなんて…
ダイの大冒険の大ファンとして、単にアニメを楽しむだけでなく、1人でも多く方に興味を持ってもらいたいです。
そんなわけで、内容や感想そして原作との変更点についてお伝えしていきます。
『新装彩録版』のサイズはジャンプコミックスの単行本版と同じですが、表紙が新たに書き下ろしされ、連載時のカラーページを再現収録しているため、単行本版や文庫版の上位互換と言えます。(内容は変わりません)
ダイの大冒険アニメ56話感想・見どころ
56話の見どころと言えば、バランとの最期の別れ。
黒のコアの爆発の瞬間、バランは後ろで寝ている我が子ダイを見て、あることを決意します。
あることとは、自分の全生命力と引き換えに爆発を抑え込むこと。
大陸をも吹き飛ばす威力の黒のコアでしたが、バランの力によって、間近にいたダイ付近の壁は破損してないことがわかります。
この光景からも、バランが自分の後ろにいたダイだけは何としても守りたかった気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
そして、再び会話するダイとバランですが、もはやバランは瀕死の状況で目も見えない状態に…。
バランは最後の会話のなかで、こんな発言もします。
「お前を育ててくれたモンスター(ブラスじいちゃん)は、私よりずっと正しい心を持っていたのだろう。
私の死などで泣くことはない。
おまえにとってその方が父だ。」
バランは初めてダイと対面したとき、自分のことを父だと固執し、ダイの記憶を消すことまで行いました。
そんなバランがこの場面では、ダイを気遣い、父は自分でなくブラスだと言います。
また、ダイもブラスはじいちゃんであって父さんでないとバランに返答しますが、もはやバランは耳すら聞き取れない状態で言葉届かず。
最期にダイに『強く生きろ』と言葉を残し、バランが息を引き取ると同時に『父さあああああんっ‼』と叫ぶダイ。
親の立場で見ると、自分の全生命力を使って助けた息子を、この目で見ることができず、息子の声も徐々に聞こえなくなってしまう状況というのは、とても辛く感じます。
そして、そんな状況にも関わらず『父を亡くした』という事実を作らないために、自分は父ではないと気遣うバランに本当に心を打たれます。
ハドラー戦ではダイとバランはぎこちない関係でしたが、最後の最後で和解できて本当に良かったです。
そしてダイの心の中でカツを入れるバランは父そのものでしたね。
ダイの大冒険56話『受け継がれる心』の概要
56話はバランとの最期のお別れとなります。
ダイの大冒険アニメ56話のあらすじ
死の大地を吹き飛ばすほどの衝撃だった、黒の核晶(コア)の大爆発。
だが、ハドラー親衛騎団と交戦していたポップたちは、とっさの機転でなんとか生き延びていた。
大魔宮(バーンパレス)が真の姿を現し空に浮いていること、爆発はダイたちとハドラーの戦いの中で起こったものであることを理解した彼らは、急いでダイとバランの元へと向かう。
現場に駆け付けたポップたちが目にしたのは、ダイを爆発からかばい、すべての生命力を使い果たしたバランの姿だった。
ショックを受けるダイに最期の言葉をかけて、静かに息を引き取るバラン。
父を呼ぶダイの悲痛な叫びが響き渡る……。
だがその時、ダイとバランは光に包まれ、ダイは初めてバランの心の内を知る。
父からの厳しくも愛のある想いを受け取ったダイは、再び前を向く決心をするのだった。
悲しみを乗り越え、打倒バーンの決意を新たにする一行。
すると、彼らの前に、キルバーン、ミストバーン、そしてなんとバーン本人が現れる。
バーンは、ハドラーや親衛騎団を破り、黒の核晶の爆発から生き延びたダイたちを賞賛。
そして、健闘の褒美として、自分一人でダイたち全員と戦うことを提案する。
公式サイトより引用
アニメ第56話は原作22巻201話”天かける不死鳥”から204話”大魔王からの褒美”の途中までだよ。
ダイの大冒険アニメ56話の主な登場キャラ
>ダイ
公式サイトより引用
赤ん坊の頃、今は亡きアルキード王により異国の地に追放されるが、途中で船が難破してしまいデルムリン島に流れつき、モンスターである鬼面道士のブラスに育ててもらった。
竜の騎士の一族であるが、父バランと違い、正統たる竜の騎士ではない。(人間と竜の騎士のハーフ)
大魔王バーンを倒すために魔王軍と戦う勇者。
>バラン
公式サイトより引用
元魔王軍六団長の1人でありダイの父でもある。
バーンの本当の狙いを知り、打倒バーンを決意。
自分が愛した人間は妻ソアラが最初で最後と口では語るも、心の奥底ではダイもソアラ同様に愛すべき存在になっており、命がけでダイを守り、この世を去った。
>ポップ
公式サイトより引用
アバンの使徒の1人であり、デルムリン島から共に旅をする親友。
職業は魔法使いで、メラ系を得意とするほか、師マトリフのオリジナル呪文も使用できる。
最初は頼りない部分があったが、戦いの中で精神眼面・戦闘面ともに大きく成長を果たした。
ポップのかっこよさを知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
>マァム
公式サイトより引用
アバンの使徒の1人であり、ロモスの魔の森でダイたちと出会う。
両親はアバンの仲間で父は戦士・母は僧侶。
当初はアバンから授かった魔弾銃で戦っていたが、魔弾銃の破損後は父譲りの力に気づき、武道家に転職。
武道家らしく素早さは高く、力においてもクロコダインを驚かす場面もある。
性格は男勝りである一方、慈愛な部分も併せ持っている。
>ヒュンケル
公式サイトより引用
元魔王軍六団長の1人。
アバンの最初の使徒であったが、アバンを父バルトスの仇と勘違いし魔王軍になった。
得意武器は剣であったが、ラーハルトの遺志を受け継ぎ、武器を槍に変更。
アバン流槍殺法のほか、グランドクルスなども使いこなし、味方メンバーのなかではダイの次に強い。
>クロコダイン
公式サイトより引用
元魔王軍六団長の1人。
ロモスでダイたちと戦ったことで人間の素晴らしさに心を打たれ仲間になる。
義にとても熱いワニであり、敵味方から高い評価を受けている。
戦闘面では見た目通りの力技と、脅威の打たれ強さが特徴。
>バーン
公式サイトより引用
魔界の王。
地上征服でなく地上そのものを消し去ることを目的としている。
部下ハドラーの体内に爆弾を仕掛けるなど非道な一面がある。
ダイの大冒険アニメ56話で登場した呪文・技
>竜闘気(ドラゴニックオーラ)
使用者:バラン
竜の騎士のみが使用できる竜闘気。
竜闘気は呪文や攻撃から身を守る効果があるが、応用すれば爆発を抑え込むことも可能。
ダイの大冒険アニメ56話の原作との変更点・カットシーン
原作を読み返しながらアニメを視聴して判明した変更点・カットシーンは以下の通り。
- 原作ではマァムがポップの首を絞めポップが泡を吹いているが、アニメでは変顔に留まっている。
- 原作ではポップを窒息させた際にマァムが謝るが、アニメではカット。
- 原作ではバーンはダイたちをバーンパレスへの初めての来客と言っていたが、アニメではせっかくの来客に変更。
- 原作ではダイが泣きながらバランに訴えているときにヒュンケルのバルトス回想が入ったが、アニメでは回想場面がポップに声をかけるときに変更。
- 原作ではクロコダインが「今、歩みを止めるわけにいかない」という言葉に対し、ポップが「今は撤退だ」と返したが、アニメではポップが先にダイに「今は撤退だ」と提案している、
56話は、ほぼ原作通りでしたがポップのやり取りが一部変更。
ダイは父を亡くし辛いのは間違いないですが、勇者としての責任感が強いダイの口から「撤退」という言葉は発せない。
だからこそ、ポップがダイに気持ちを代弁して「今は撤退」という言葉を発したのだと思います。
原作は父の屍を乗り越えるべきというクロコダインの考えに対する抗弁だったが、アニメではダイの気持ちを察したうえでの発言になっていた点は良い改変だと思います。
ダイの大冒険アニメ56話のネットの口コミ・感想
ヒュンケルのバルトス回想場面は変更しましたが、違和感は全くなかったですね。
ダイの大冒険の泣ける場面の上位にランクインします。
クロコダインって本当に熱いワニだなと常々思っております。
ダイの大冒険アニメ56話感想まとめ
56話ではバランとの悲しいお別れがありました。
次回はいよいよ大魔王バーンとの戦いに突入。
今週早くもトレンド入りした『メラ・メラゾーマ』のやり取りが今から楽しみですね。
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