ダイの大冒険アニメ63話のタイトルは『聖なる継承』ですが、見どころは破邪呪文ミナカトールの習得でなく、ポップの苦悩とマトリフの励ましの言葉。
横暴でドSなマトリフがヘタレだったポップを認めた名場面もあるので、ポップ好きな方には必見の回でした。
個人的にもマトリフがポップを認めるシーンはお気に入りで、下記ランキング記事にもランクインしています。
こんにちは!ダイの大冒険が大好きすぎて、これまで当サイトでダイの大冒険関連の記事を11個(A4レポート60枚相当)も生み出したcoco13世です。
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2019年12月にダイの大冒険の再アニメ化が決定し、2020年10月3日から放送開始となりました。
小学生の頃に視聴していたアニメの完全新作版を、小学生の子どもと一緒に視聴する日が訪れるなんて…
ダイの大冒険の大ファンとして、単にアニメを楽しむだけでなく、1人でも多く方に興味を持ってもらいたいです。
そんなわけで、内容や感想そして原作との変更点についてお伝えしていきます。
『新装彩録版』のサイズはジャンプコミックスの単行本版と同じですが、表紙が新たに書き下ろしされ、連載時のカラーページを再現収録しているため、単行本版や文庫版の上位互換と言えます。(内容は変わりません)
ダイの大冒険アニメ63話感想・見どころ
63話では『アバンのしるし』が光らず苦悩するポップがマトリフの元に訪れます。
破邪呪文ミナカトールを成功させるためには、アバンの使徒の魂の力が必要となります。
鍵となる『アバンのしるし』は魂の力に反応するのですが、ポップは自分の『アバンのしるし』が光らないことが判明。
ポップは自分とダイは正式にアバンな使徒として認められたわけでない(仮免許の状態)からと考えましたが、ダイの『アバンのしるし』は光っていました。
ここでポップは自分の存在にぶつかります!
- ダイは竜の騎士と王女で、自身も竜の騎士
- レオナは王家の血族
- マァムは両親がアバンの仲間
- ヒュンケルは幼少から光の師アバンと闇の師ミストバーンから戦闘を学んだエリート戦士
対して自分は田舎の一般的な武器屋の一人息子。
自分は皆と違い特別でない『持たざる凡人』であることを痛感します。
どれだけ修行しても、どれだけ自分を痛めつけても『アバンのしるし』は光らず、ポップは自分だけが持つ特別な力が何かわからず涙を流します。
ポップは信頼できる師マトリフの元へ無意識的に向かいますが、ポップ自身も(特別な生い立ちでないことは)口に出しても解決できる問題ではないことに気づいていたことから、黙り込んでしまいました。
そんなポップを見てマトリフは妙にうれしく感じるのでした。
マトリフのなかで最初のポップのイメージは甘えたガキでしたが、気がつけばポップは精神的に大きく成長していたからです。
またマトリフは、自分は妻も家族もいないが、きっと子を持つ親ならこんな気持ちになっていたのだろうと語り、『もし俺にマトリフのしるしがあったらくれてやっている』と笑いながらポップを正面から認めてくれたのでした。
マトリフの言葉を聞いたポップは、マトリフに甘えてしまったことを謝り、自身の力で解決することを決意し、立ち去ろうとします。
そのとき、マトリフがポップに最後のアドバイスを伝えます。
『自分を信じろ!』
『弱っちい武器屋の息子だからこそ、だれよりもアバンに憧れ、苦闘の道も歯を食いしばってこれたんだ』
『自身を持て‼おまえは強い‼』
『俺の自慢の弟子だ‼』
誉め言葉のオンパレードです。
マトリフはポップの自身の存在や生い立ちに苦悩していたからこそ、ポップという1人の人間を口に出して認めたのです。
そして、『強い』という表現も、単にメドローアの習得や呪文のセンスだけでなく、自分だけが皆と違う凡人であると気づきながらも、人一倍努力をして駆け上がってきたことを知っていたからだと思います。
余談ですが、ポップは田舎家の武器屋の1人息子という血統の点では優遇されず、悩みながらも必死に努力して、高みにたどり着いたからこそ、多くの読み手を魅了し人気のキャラになれたのだと思料できます。
ダイの大冒険63話『聖なる継承』の概要
63話では皆の協力を得て、レオナがミナカトールを習得。
一方、ポップは自身の存在という壁にぶつかります。
ダイの大冒険アニメ63話のあらすじ
ヒュンケルたちの救出とバーンとの再戦に向け、ノヴァと共に特訓に励んでいたダイ。
アロータイプとブレイクタイプ、2つの異なるアバンストラッシュの使い分けをマスターしたダイは、新たな必殺技への手ごたえをつかむ。
同じころ、破邪の洞窟で数々の困難にぶつかりながらも前進を続けていたレオナたちは、ついに地下25階へと到達した。
さっそくミナカトール習得のための儀式を始めるレオナ。
神が遺した最後の試練に自らの信念でもって打ち勝つと、、彼女の身体は白い光に包まれた。
それはレオナが待つ“正義”の心の光。彼女は見事にミナカトールを習得したのだ。
ダイが持つアバンのしるしが光るのを目の当たりにしたポップは、自分だけが光らせられないことに強い焦りを感じていた。
思い悩み、マトリフのもとを訪れるが、何も言い出せずにその場を去ろうとする。
その様子からポップの心境を察したマトリフは、愛弟子にただ一言、自分を信じろと伝えるのだった。
ポップが砦に戻ると、ミナカトールを手に入れたレオナたちが帰還していた。
さらに、修復したダイの剣を携えたロン・ベルクも現れる。いよいよ、決戦の時が迫る――!
公式サイトより引用
アニメ第63話は原作24巻の”希望の前進”の途中から25巻”見参‼最新装備”の途中までだよ。
ダイの大冒険アニメ63話の主な登場キャラ
>ダイ
公式サイトより引用
大魔王バーンを倒すために魔王軍と戦う勇者。
赤ん坊の頃、今は亡きアルキード王により異国の地に追放されるが、途中で船が難破してしまいデルムリン島に流れつき、モンスターである鬼面道士のブラスに育ててもらった。
竜の騎士の一族であるが、父バランと違い、正統たる竜の騎士ではない。(人間と竜の騎士のハーフ)
大魔王バーンとの再戦に備えノヴァとともに修行をする。
>ポップ
公式サイトより引用
アバンの使徒の1人であり、デルムリン島からダイと共に旅をする親友。
職業は魔法使いで、メラ系を得意とするほか、師マトリフのオリジナル呪文も使用できる。
最初は頼りない部分があったが、戦いの中で精神面・戦闘面ともに大きく成長を果たした。
しかし、心のどこかで自分は仲間たちと違い、凡人であることにコンプレックスを持っている。
ポップのかっこよさを知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
>マァム
公式サイトより引用
アバンの使徒の1人であり、ロモスの魔の森でダイたちと出会う。
両親はアバンの仲間で父は戦士・母は僧侶。
当初はアバンから授かった魔弾銃で戦っていたが、魔弾銃の破損後は父譲りの力に気づき、武道家に転職。
武道家らしく素早さは高く、力においてもクロコダインを驚かす場面もある。
性格は男勝りである一方、慈愛な部分も併せ持っており、アバンにしるしも慈愛の心に反応した。
>レオナ
公式サイトより引用
パプニカの王女であり、ダイとはデルムリン島からの付き合い。
ダイを勇者と認め、かつてアバンを家庭教師として手配した経緯もある。
リーダーシップがあり、周りからも信頼を置かれている。
フローラより5番目のアバンの使徒の推薦を受け、破邪の洞窟でミナカトールを習得した。
>メルル
公式サイトより引用
祖母とともに旅する占い師。
予知能力を持っており危険を事前に察知できる。
ポップのことが好きだけど、今の関係を崩したくなく言えない。
性格は引っ込み事案だが、ポップの影響を受け、積極的な一面も見せる。
ポップたちの力になるために破邪の洞窟のメンバーに加入。
>フローラ
公式サイトより引用
カール王国の女王。
かつての超竜軍団の襲撃でカール王国は滅ぼされ女王も行方不明になっていたが、魔王軍に反撃する機会を狙っていた。
かつて王女だった頃の騎士団にアバンやマァムの父ロカが所属しており、2人のことを良く知っている。
気の強いレオナ姫が尊敬する指導者でもある。
レオナのミナカトール習得のために破邪の洞窟に挑む。
>ノヴァ
公式サイトより引用
リンガイア王国の猛将バウスンの息子。
自称『北の勇者』。
初対面時は自意識過剰であったが、オリハルコン親衛騎団の敗北を経て謙虚になる。
剣も呪文も一定レベルには達しており、かなりの闘気の使い手でもある。
レオナから頼まれてダイの修行に付き合う。
>マトリフ
公式サイトより引用
人間界最強の魔導士の称号を持ち、かつてアバンやマァムの両親・師と共に魔王と戦ったメンバーの1人。
年齢は100歳近くであり、若きころに禁断呪文を使用していたことから、最近は衰弱して寝込みがち。
バルジ島でポップと師弟関係になり、ポップにベタンやメドローアなど強力呪文を授ける。
性格は横暴であったが、成長したポップとのやり取りでは、ポップを自慢の弟子と口に出して高く評価した。
>ロン・ベルク
公式サイトより引用
人知れず森のなかで鍛冶屋を営む魔族。
ポップの父ジャンクとは親しい仲。
過去に大魔王バーンとも関わりがあり、鎧の魔装や光魔の杖なども造り上げた。
大魔王バーンとの戦いの後、自身の元に戻ってきた鎧の魔装とダイの剣を修復して、ダイたちの元に届けた。
ダイの大冒険アニメ63話で登場した呪文・技
>アバンストラッシュ
使用者:ダイ
ダイの大冒険で最も有名な必殺技。
ノヴァとの修行で使用。
アバンストラッシュには闘気を飛ばすアロー(α)型と自ら突撃するブレイク(β)型があることが判明する。
なお63話では新しいアバンストラッシュも編み出した。
>ベタン
使用者:ポップ
ダイの大冒険のオリジナル呪文。
重圧で敵を仕留める呪文で、MP消費は激しいがドラゴン数匹を仕留める威力がある。
63話ではポップがアバンのしるしを光らすために修行のなかで自身に使用。
>ミナカトール
使用者:レオナ
ダイの大冒険のオリジナル呪文。
破邪の洞窟地下25階で習得できる伝説の大破邪呪文。
原作のミナデイン同様に味方単体でなく全員の力を合わせて使用する呪文。
破邪の洞窟では洞窟内の邪気を打ち払い、リレミトで脱出を可能とした。
>リレミト
使用者:フローラ
洞窟内から脱出する呪文。
ルーラは天井がある場所で使用すると頭をぶつけるため、洞窟内から街へ向かう際は、リレミトでいったん洞窟を脱出してからルーラを使用する必要がある。
ただし破邪の洞窟のように一部のダンジョンではリレミトの呪文を打ち消すダンジョンもある。
ダイの大冒険アニメ63話の原作との変更点・カットシーン
原作を読み返しながらアニメを視聴して判明した変更点・カットシーンは以下の通り。
- マァムがギガンデスと1対1で戦う場面が追加。
- 原作ではダイが必殺技を編み出した直後にミナカトールの光柱が現れるが、アニメではやや遅れた時期で光柱が現れる。
- マァムがゴーレムに顔を殴られる場面がカット。
- レオナがミナカトールの儀を受けている際、フローラがモンスターと戦う(メラらしき呪文を使用する)場面が追加。
- 破邪の洞窟の奥深くにモンスターがいる理由として、最下層は魔界に繋がっている説明が追加。
- ポップがアバンのしるしを光らすために自分を追い込む際、自身にベタンを使用する場面が追加。
名場面であるポップとマトリフのやり取りは原作を見事に表現でしてくれました。
今回は前回のコンプライアンス規制回と違い、大きな変更はありませんでした。
ダイの大冒険アニメ63話のネットの口コミ・感想
ダイの大冒険アニメ63話感想まとめ
63話でレオナがミナカトールを習得し、ダイも新たな必殺技を編み出し、ダイの剣も復活して、着々と次なる戦いの準備が整ってきました。
後はポップが壁を乗り切るだけです。
ポップが今回の壁を乗り越えれば、これまで以上に強くなり、大魔王バーンのリベンジ戦でも活躍しますので、早く乗り切る場面が見たいものです。
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