ダイの大冒険94話の見どころは2つ。
- 生命でぶつかるラーハルトとヒム
- 勇者ポップの分析力と行動力
- 勇者とは周りに勇気を与える者。(byノヴァ)
- 勇者とは勇気ある者(byまぞっほ)
この2つの条件を満たした勇者ポップが筆頭になって、大魔王バーンの最強の必殺技『天地魔闘の構え』を崩すために挑みます!
少し前まで敵だったラーハルトとヒムが、ポップの戦略のために生命を懸けてくれるところも痺れますね。
こんにちは!ダイの大冒険が大好きすぎて、これまで当サイトでダイの大冒険関連の記事を11個(A4レポート60枚相当)も生み出したcoco13世です。
アニメ感想記事の一覧はこちら
2019年12月にダイの大冒険の再アニメ化が決定し、2020年10月3日から放送開始となりました。
小学生の頃に視聴していたアニメの完全新作版を、小学生の子どもと一緒に視聴する日が訪れるなんて…
ダイの大冒険の大ファンとして、単にアニメを楽しむだけでなく、1人でも多く方に興味を持ってもらいたいです。
そんなわけで、内容や感想そして原作との変更点についてお伝えしていきます。
『新装彩録版』のサイズはジャンプコミックスの単行本版と同じですが、表紙が新たに書き下ろしされ、連載時のカラーページを再現収録しているため、単行本版や文庫版の上位互換と言えます。(内容は変わりません)
ダイの大冒険アニメ94話感想・見どころ
94話の見どころは、ポップの分析力・行動力と、活路を見出すために生命でぶつかるラーハルトとヒムです。
アバンから『切れ者』の称号を得たポップは、天地魔闘の構えを1回見ただけで、技の性質を見抜き、同時に天地魔闘の構えで奥義を放った直後に一瞬のスキがあることに気がつきます。
実はダイもポップと同じことに気がついていたのですが、ダイの場合は歴代の竜の騎士の知識が継承されていたからであって、凄いのは初見で知識の継承もなく気がついたポップです。(天才レベルの戦士であるラーハルトやヒムですら、天地魔闘の構えの性質には気がついていません)
天地魔闘の構えで奥義を放った後に、本当にスキがあるかどうかメドローアで確証を得たポップは、バーンに天地魔闘の構えを破ることを宣言。
さらにバーンに天地魔闘の構えを使わせるために、あえて挑発するポップの胆力も凄いの一言。
バーンも天地魔闘の構えには絶対の自信があり、ポップの挑発に乗ってくれます。
ポップの狙い通り、バーンに天地魔闘の構えを取らせるも、ラーハルトとヒムも瞳の宝玉に封じ込められ、アバンやヒュンケルですら、ダイとポップだけでバーンの最大奥義である天地魔闘の構えを崩すのは厳しいと感じています。
ポップは大魔王に一撃を決めるのは勇者であるダイで、自分が奥義の受け役を担うことを宣言。
マトリフの同時呪文の応用で、左手に魔力を込めたロッド、右手に爆裂呪文の準備をしバーンに挑みます。
分析力はもちろんですが、自分がバーンの必殺技全てを受けてでもダイに攻撃のチャンスを作るという行動力も、昔のポップからは想像もつかなかったです。
そして、もう1つ忘れていけないのが、ポップが分析するためのデータ集めに生命を懸けてくれたラーハルトとヒムの存在。
バーンの通常攻撃でボロボロになるパーティ一同。
さらにバーンの必殺技カラミティウォールで追い打ちをかけられるなか、ポップの正気じゃない決意に心を打たれたラーハルトとヒムが反撃に出ます。
なんと、ヒムがヒュンケルやクロコダインですら止められなかったカラミティウォールで力で強引にこじ開け、攻撃に転じます。
さらにラーハルトもポップの決意に尊敬の意を示すと同時に、ダイへの献身では負けられないと、目が見えないなかバーンへ突撃します。
玉砕覚悟のラーハルトとヒムの気迫に、バーンもうかつな技では迎撃できないと、再び天地魔闘の構えを披露。
天地魔闘の構えを披露してくれたおかげで、ポップはメドローアで仮説の確証を得たことから、生命を懸けてバーンに再び天地魔闘の構えを取らせるように追い込んだラーハルトとヒムの功績も大きいです。
余談ですが、ポップの分析力・行動力とラーハルト・ヒムが生命でぶつかる原作35巻は、勇者アバンが復活する原作28巻と同じぐらいお気に入りであり、自身のマイベストにも、今話の場面はランクインしています。
ダイの大冒険アニメ94話『絆にかけて』の概要
94話のポップは作中で最もカッコよく最も頼りになるキャラであることが判明しました。
ダイの大冒険アニメ94話のあらすじ
アバンという精神的な支柱を失い、窮地に追い詰められたダイたち。
しかし、ポップはマトリフから教えられた冷静さで大魔王の奥義の秘密を見破っていた。
天地魔闘の構えは相手に先手を打たせて攻・防・魔の3大超必殺技を叩きこむ「受け」の奥義。莫大なエネルギーを要するため、技を放つ前に体内に力を蓄えなければならない。
そこでポップは、バーンが一度奥義を放ってから次に迎撃態勢を整えるまでのわずかな間に、最大のスキが生じると睨んでいたのだ。
大魔王の猛攻にボロボロになりながらも、諦めずに立ち上がるポップ。
その姿は満身創痍のヒムとラーハルトをも奮い立たせた。
二人は生命をかけた一撃で再度バーンに天地魔闘の構えを取らせ、ダイとポップにその攻撃後に生じるスキを確認させるチャンスを与える。
反撃の好機を見出した、ポップはあえてバーンを挑発して、もう一度天地魔闘の構えを取るよう誘導すると、ダイにとどめを託し、単身で大魔王の奥義に挑む!
だが、ポップが一度に使える呪文は二種類まで。
三段構えの天地魔闘の構えを相手にするには明らかに分が悪かった。
形勢不利に見えるポップだったが、ポップにはもう一つ、絆によって紡がれた切り札があった――!
公式サイトより引用
アニメ第94話は原作35巻”天地魔闘の死角”の序盤から”絆にかけて・・・!”までだよ。
ダイの大冒険アニメ94話の主な登場キャラ
>ダイ
公式サイトより引用
大魔王バーンを倒すために魔王軍と戦う勇者。
赤ん坊の頃、今は亡きアルキード王により異国の地に追放されるが、途中で船が難破してしまいデルムリン島に流れつき、モンスターである鬼面道士のブラスに育ててもらった。
打倒大魔王のためにポップと共にデルムリン島を旅立った。
人間と竜の騎士のハーフであるため、正統な竜の騎士の一族ではないが、正統な竜の騎士であるバランの力と歴代の戦闘技術を継承したことで超戦士となる。
真バーンと最強必殺技対決となり『ギガストラッシュ』を使用するも『天地魔闘の構え』で敗れてしまうが、『天地魔闘の構え』の技の性質は見切っていた。
>ポップ
公式サイトより引用
アバンの使徒の1人であり、デルムリン島からダイと共に旅をする親友。
職業は魔法使いで、メラ系を得意とするほか、師マトリフのオリジナル呪文も使用できる。
最初は頼りない部分があったが、戦いの中で精神面・戦闘面ともに大きく成長を果たした。
また熱き魂の持主で、敵であったハドラー・クロコダイン・バランの心を動かし、バーン戦ではラーハルトやヒムの心も動かした。
心のどこかで自分は仲間たちと違い、凡人であることに劣等感を持っていたが、メルルの勇気ある行動がきっかけで解放。
勇気ある行動と冷静な判断でダイメンバーのピンチを何度も救えるようになり、真バーン戦では誰よりもクールになることを心がけていた。
ポップの評価については、こちらの記事で紹介。
>ラーハルト
公式サイトより引用
バラン直属の配下、竜騎衆の1人で肩書は『陸戦騎』
超人的な素早さで槍の達人。
バランの遺言により、バランの子ダイの手助けすることを決断し、ダイへ部下としてメンバーに加入することを申し出る。
ダイへの忠誠心は誰よりも高いと自負しており、ダイのためなら神々が相手でも立ち向かう。
バーン相手に目が見えなくなるほどのダメージを負うが、それでもポップの戦略のためにバーンに立ち向かった。
>ヒム
公式サイトより引用
ハドラー親衛騎団の1人。
ヒュンケルとの戦いで敗れるも、ハドラーやハドラー親衛騎団の遺志を受け継いで奇跡の生還を果たした。
一つの生命を宿ったことで闘気を扱うことができ、戦闘力もチェスのルール『兵士の昇格』により格段に上がった。
分類的にはメタルキングやはぐれメタルと同じ金属生命体となり、体が欠損しても回復呪文で修復できる。
自分を助けたことでヒュンケルが戦闘不能になったことから、ヒュンケルが復活する日まで、ヒュンケルが戦うはずだった相手は自分が代わりに引き受けることを決意。
ポップの決意に心を打たれ、バーンのカラミティウォールを気合と闘気でこじ開けるなど、熱いキャラでもある。
>バーン
公式サイトより引用
魔界の王。
地上征服でなく地上そのものを消し去ることを目的としている。
限りなく永遠に近い生命を得るために、叡智と魔力のみを残した本体の肉体と若さと力をもつ肉体を分離させ、皆既日食の都度、凍れる時間の秘法を使い、若き肉体を封印しミストバーンに預けていた。
ミストバーンに預けていた自身の若き肉体と融合したことで、魔界最強の戦闘力を取り戻した。
老バーンと比較して煽り耐性だけは弱くなっており、ポップの挑発に乗って天地魔闘の構えを取った。
ダイの大冒険アニメ94話で登場した呪文・技
>メドローア
使用者:ポップ
メラ系とヒャド系を合体させた極大消滅呪文で、文字通り触れたものを消滅させる呪文。
ポップの代名詞ともいえる呪文で、ダイの大冒険でもアバンストラッシュと並んで知名度が高い。
天地魔闘の構えを破る推測の確証を得るために使用。
呪文であるためマホカンタやフェニックスウイングで跳ね返されるのが欠点。
>イオラ
使用者:ポップ
イオ系【爆発】の中級呪文。
天地魔闘の構えを崩すための1撃目の攻撃として使用。
>カラミティウォール
使用者:バーン
バーンの必殺技の1つ。
地面から強力な衝撃波が吹き出しつつ、壁のように対象に迫ってくる。
広範囲であり逃げ場はない。
威力も高く、かつてクロコダインやヒュンケルが盾となり受けるも、威力は全く衰えなかったが、ヒムは気合と闘気で強引にこじ開けて破壊した。
>天地魔闘の構え
使用者:バーン
不動の構えを取ることで、攻撃(天)・防御(地)・呪文(魔)の3動作を一度に繰り出すバーン最強のカウンター技。
フェニックスウイング、カラミティエンド、カイザーフェニックスの3つの必殺技を一度に繰り出す。
ラーハルト・ヒムの気迫に警戒し使用。
バーン自身にも絶対に破られない自信を持っていたことから、ポップの挑発にあえて乗り、天地魔闘の構えで迎撃を狙うも、呪文をシャハルの鏡で跳ね返され、ポップの放ったイオラと自身のカイザーフェニックスが直撃してしまう。
>フェニックスウイング
使用者:バーン
あらゆる呪文や物理攻撃をはじき返す防御の必殺技。
天地魔闘の構え時に発動した必殺技の1つ。
ラーハルトの物理攻撃を弾き、ポップのイオラを弾き返した
またポップの不意のメドローアも弾き返した。
>カラミティエンド
使用者:バーン
天地魔闘の構え時に発動した必殺技の1つ。
見た目は手刀だが、ダイの剣と互角にやり合うことができる。
オリハルコンのヒムの手首を切り落とし、ポップの魔法力を込めたロッドも切断した。
>カイザーフェニックス
使用者:バーン
老バーン時にもよく使用していた必殺技。
天地魔闘の構え時に発動した必殺技であり、ラーハルトとヒムを迎撃した。
見た目は必殺技っぽいが実は呪文メラゾーマであることから、呪文を跳ね返すシャハルの鏡を装備していたポップには通用せず跳ね返された。
>瞳の宝玉
使用者:バーン
戦うまでもない相手を瞳の宝玉に封じ込めてしまう技。
天地魔闘の構えでボロボロになったラーハルトとヒムが封じ込められてしまった。
瞳の宝玉に封じ込められると、『見る・聞く・考える』の3つの行いしかできなくなる。
ダイの大冒険アニメ94話の原作との変更点・カットシーン
- バーンが天地魔闘の構えを解いて通常攻撃を仕掛ける場面が原作ではカットされていたが、アニメでは多少は描かれている。(ラーハルトが斬られて出血する場面など)
- バーンがカラミティウォールを放つ際のセリフが、原作では「じっくり痛みを味わうがいい」に対しアニメでは「痛み」が「恐怖」に変更。
- ラーハルトが目が見えないと言った際、アニメではヒムが「バーンはこっちだ!」と声を掛ける場面が追加。
ほぼ原作通りに進みました。
カラミティウォールを放つ際のセリフが「じっくりと恐怖を味わうがいい!」に変更されましたが、ポップは恐怖など微塵も感じず、むしろ確たる決意を見せたことで、ラーハルトとヒムを奮い立たせましたね。
ダイの大冒険アニメ94話のネットの口コミ・感想
ダイの大冒険アニメ94話感想まとめ
94話はポップが今までで最もカッコいい感じでしたね。
ポップの言う通り、これまでの出会った魂の絆で天地魔闘の構えを凌ぎました。
次回はポップの言動を信じ、会心の一撃を狙うダイの反撃が楽しみですね。
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